ナポレオン・ヒルと7つの習慣どちらがオススメ?選び方を専門家が解説
ナポレオン・ヒルの最も著名な書籍として「思考は現実化する」があります。
それと同じくらいに世界的に著名な書籍として、スティーブン・コヴィー著の「7つの習慣」があります。
「思考は現実化する」を専門家目線で要約した記事が気になる方は、以下の記事をご覧下さい。
そこで、世界的に著名な書籍二冊において、どちらを読むのが良いのか悩む人はとても多く、よくご質問を受けます。
結論から申し上げますと、どちらも読むのが正解です。
そして、どちらを先に読んでも問題ありません。
そこでこの記事では、これから自己啓発に興味を持った人にも分かりやすいように
・「思考は現実化する」と「7つの習慣」の違いは?
・「思考は現実化する」と「7つの習慣」に共通点はある?
・「思考は現実化する」と「7つの習慣」を読んだ方が良い人は?
これらについて、ナポレオン・ヒルの成功哲学に20年従事している専門家が、ひとつひとつ詳しく解説していきます。
こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。
記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。
1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。
ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。
以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。
- ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
- ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
- マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
- ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
- ブライアン・トレーシー(営業の神様)
- デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
- ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)
現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。
ナポレオン・ヒルの書籍と7つの習慣の共通点とは
ナポレオン・ヒルの書籍と「7つの習慣」における共通点は、スキルやテクニックではなく、人としての在り方や心構えについて書かれていることです。
例えば、よくあるビジネス書ですと
・アポの取り方
・クロージング方法
・相手を操る話術
このようなものが多いですが、ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」の場合ですと
・目標が設定できる人と、できない人の違い
・集中力を身につけるには
・積極的な心構えや、熱意、モチベーションのメカニズム
と、頭で覚えて周囲に使うものではなく「意識」という心構えの部分に、定着させるものについて書かれています。
自己啓発について、理解が遠く及んでいない人の場合は、この「在り方」や「心構え」のことを「精神論」や「根性論」と混同します。
そして、実際に勘違いした人たちが行うコンサルやセミナーでは、そういった内容が横行していますので、被害に遭わないよう注意するようにしましょう。
このような危ない勘違いについては以下の記事で詳しく解説しています。
この二つの書籍が、共通して語っていることは「人としてどう在るべきか?」が主題であり、すべてはあなたの内面にフォーカスしています。
ナポレオン・ヒルが提唱している17の成功法則について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
ナポレオン・ヒルも7つの習慣も、自分自身の人格や考え方に関して、パラダイムシフトを起こすことが重要であると記されています。
※パラダイムシフトに関しては、このあと詳しく解説します。
そして、習慣の恐ろしさと頼もしさを知ることで、誤った考え方を取り除き、行動を起こす前の準備段階として、成功に必要な心構えを構築するのが目的です。
この記事をご覧になっている人に、知って頂きたいポイントは「どちらも語っている本質は同じ」ということです。
これは、万物における共通事項なのですが、同じことについて語っているものであれば、道筋は違えど結果は必ず同じになります。
例えば、富士山へ登山に行くとしましょう。
色々な登山ルートはありますが、登頂した際に辿り着くポイントは同じですよね。
ですから、このサイトの様々な記事で何度も注意喚起している通り、逆張りの意見や尖った内容は、目立つようにしているだけで全く意味がないのです。
パラダイムシフトとは
パラダイムシフトとは、自分のことに限らず、現在当たり前のようになっている、常識や価値観などを一変させることを指します。
私はこれを、20年前の当時から「思考の枠を外す」と表現しています。
パラダイムシフトに関する、とても良いお話がありますのでご紹介します。
「重量挙げの世界チャンピオン、バレリー・アレクシスは、499ポンドという世界記録を持っていた。
彼が、何度挑戦しても、500ポンドを持ち上げることはできなかったので、人類の限界は、499ポンドと言われていた。
しかし、実は499ポンドは計測ミスで、実際に持ち上げた記録は500ポンドを超えていたことが分かった。
すると、これが世界中でニュースになると、その一年後には、500ポンドを持ち上げる選手が六人も現れた」
このように、人は「前提条件」というものを、無条件に受け入れる習性があります。
この前提条件が「人によってさまざま」なものから「人によって違う」ものまで存在しています。
あなたの中には、今どのような「前提条件」が並んでいますか?
この「前提条件」を覆す、もしくは打破できるものである、と気付くことがパラダイムシフトです。
ナポレオン・ヒルと7つの習慣、どちらから読むのがオススメ?
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」でも「7つの習慣」でも、どちらから読んでも、全く問題はありません。
そして、どうせ読まれるのであれば、どちらも読みましょう。
実際に、私自身もどちらも読みました。
この時に重要なのは、読んで知るだけでなく、反復して読み続け、理解を深め、落とし込み、応用して、実践することです。
これらを習慣化しなければ、他のどんな素晴らしい書籍を読んだとしても、読んで終わりか、知って終わりで、これといった変化を迎えることもありません。
具体的に申し上げるのであれば「思考は現実化する」でも「7つの習慣」でも、読まれるなら最低でも100回以上は読んで下さい。
それくらい継続すれば、暗唱できるくらいにはなるはずです。
初めから無理だ、と考えてしまう癖がある人には、以下の記事が参考になります。
私自身「思考は現実化する」の先に在る、より深い内容を学べるナポレオン・ヒル・プログラムを、導入してから20年以上経つ今でも、毎日学び続けています。
続いて、ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読んだ方が良い人について、詳しく解説していきます。
ナポレオン・ヒルの書籍や7つの習慣を読んだ方が良い人
ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読んだ方が良い人は「自分の心構えを、成果を出せる人と同じように構築したい人」です。
なぜなら、どちらの書籍も自己啓発書であり、自己啓発書とは、自身の心構えを構築するための書籍だからです。
ですので、スキルやテクニックを身につけたいのであれば、自己啓発書ではなくビジネス書を読むようにしましょう。
例えば、本を読んだりセミナーで学んで目標を設定しても、達成できない人がほとんどです。
サラッと、とても残酷な現実を突きつけましたが、実際にそうですよね。
これはなぜかと言うと、やり方を学んだところで、同じようにうまくいくかというと、万人共通ではないからです。
できる人はできます、しかし、それでは出来ない人がほとんどです。
これこそが、世間でよく言う、精神論と根性論である気もするのですが、話が逸れるので今回は置いておきます。
自己啓発によって心構えを変えれば、先程の重量挙げの例えのように、誰もがメンタルブロックとなる、障害を取り除くことができるのです。
このパラダイムシフトについて詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
これも「できる」と知ったから、出来たのではないのです。
「できない」という蓋を外したから、出来るようになったのです。
ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読む上で、気をつけないといけないポイントは「読んだ知った=変わった」ではないことです。
書籍を読んだだけでは、まだ「知った」段階ですので、その先の反復を行い、理解を深め、頭ではなく潜在意識まで落とし込み、応用して、実践しないといけません。
ここまで行うことができれば、ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読んで、自己啓発してみたいと思った、目的を果たすことが出来るでしょう。
つまり、あなた自身の心構えが変わり、あなたという人が変わったことで、これまでと同じことを行っても、違った結末を迎えることができます。
続いて、ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読まない方が良い人について、詳しく解説していきます。
ナポレオン・ヒルの書籍や7つの習慣を読まない方が良い人
ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読まない方が良い人は「スキル、テクニックを学びたい人」です。
なぜなら、スキル、テクニックが好きな人や、学びたい人にとっては、この二冊のどちらを読んでも、何の感銘も気付きも得られずに、終わってしまうからです。
実際に、ナポレオン・ヒルを購入した人達に聞いた良い点悪い点でもこの結果は如実に現れていましたので、気になる方は以下の記事をご覧ください。
これは簡単に例えるなら、料理のレシピを増やすためにレシピ本を読みたいのに、調理師免許を取るための書籍を読んでいるようなものだからです。
スキルやテクニックに興味がある人なら、それ専門の書籍を読むようにした方が、結果はともかく、より満足感を得ることができるのは間違いありません。
ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読んでも意味がなかった、という人のほとんどが、この選択肢を誤った人達です。
実際に、自己啓発書を読んでも意味がなかった、という意見を言っている人達を見てみれば、この真意がよく分かることでしょう。
・読んでも、何をしたら良いのか分からない
・自分次第で意味がない
このような意見がとても多いですが、行動ではなく、心構えを身につけるのが自己啓発ですので「何をする」のではなく「日常に活かす」だけで良いのです。
例えば、人に優しくしなさい、と教わったとしましょう。
この時に「何をしたら良いのか分からない」とはなりませんよね。
また、自分次第というのも同様です。
こういった考えの人達は、自己啓発を学んで成果を出す人とは、根本部分が違うのです。
なぜなら「スキルやテクニックが、なんとかしてくれる」と思っているからです。
これは、売れないセールスパーソンに、本当に多いのです。
今のセールストークで売れなければ、売れる人のセールストークを身につけて、なんとかしようとします。
しかし、結局、新しいトークを身につけても売れないので、負のループに陥ります。
まるで禅問答のようですが、ここであなた自身が発した言葉を、思い出して頂きたいのです。
「自己啓発書は、自分次第で意味がない」
そうなのです。
自己啓発ではなく、あなたの人生はトーク次第ではなく、あなた次第なのです。
だから、自己啓発というものが必要なのです。
最後に、ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読んだ後に、何をしないといけないのかについて、詳しく解説していきます。
ナポレオン・ヒルの書籍や7つの習慣を読んだ!その後、何をする?
ナポレオン・ヒルの書籍や「7つの習慣」を読み終わった後に、何をしないといけないかというと、次のステップは反復して、同じ書籍を読み続けることです。
なぜなら、一度読み終えただけでは、何となく知っただけで、書籍の真意を活かすことができないからです。
もし、この記事をご覧の人が、一度読了した時点で、書籍の内容を暗唱できるレベルなのであれば、反復して読み続ける作業は不要です。
この場合は、既に落とし込みの段階まで終わっていますので、次は応用のステップへと進みます。
しかし、ほとんどの人は読んだ後に、読んだら読みっぱなしで行動に移したり、一度読んだだけで「つぎ!つぎ!」と新しい本を読み始めるのです。
世間ではなぜか、読んだ本の数を重視する人が多いです。
しかし、実際には「何冊の本が身についているか?」の方が、遥かに重要です。
なぜなら、何百冊読もうが、何千冊自宅にあろうが、落とし込みはおろか頭にすら入っていなければ、何の意味も持たないからです。
話を戻しますが、正しくは応用のステップまで来た段階で初めて、心構えの構築に入ります。
心構えの構築に関しては名著「成功哲学」が参考になりますので、専門家目線で要約した記事が気になる方は、以下の記事が参考になります。
ここまで来て初めて、従来の自分とは異なる心構えの構築を行うことができるので、この心構えの構築が成功することで、成果にも変化が訪れるようになります。
正しい順序を踏めば、きちんと成果へと繋げるための変化は訪れる
ナポレオン・ヒルの書籍と「7つの習慣」の選び方や、活用方法までをまとめてみました。
間違いなく、ほとんどの人が「100回は反復して下さい」のところをやっておらず、そして取り組んでも挫折してしまうポイントでしょう。
そんなあなたに一つ、これを行うことで得られる、素敵な脳力をお教えします。
それは「それが本当に必要か不要かを、判断できる脳力」が身につくことです。
一度読み終わっても何度も反復していれば、もちろん内容もそうですが、その書籍について理解が広がっていくようになります。
すると、反復すればするほど、目が養われていくのです。
そうすれば、あなたは次第にその書籍について反復が必要か、それとも不要かを判断できるようになってくるでしょう。
ただし「反復が面倒」という理由で、次から次へと反復を不要として、新しい本へいくのはただの野狐禅ですので気をつけて下さい。
この記事をご覧の人も、大半はおそらく
「そこまでしないといけないのか…面倒だなぁ」
と思われているのは、重々承知の上です。
実際に、20年続けている私も同じ人間ですので、同じように面倒だとは感じています。
しかし、それを面倒だと感じてやらずに放置するのか、面倒だと感じてもきちんとこなすかの違いが、成果の有無の違いとなって現れるのです。
成功を志すあなたのライバルも、何かを学ぼうと必死に努力しています。
そして実際に学び、あなた同様に面倒だとも感じています。
しかし、あなたのライバルが面倒だと感じても、それをきちんとこなしていたとしたら、その時点であなたは、ライバルに遅れを取ったことになります。
差というものは、こうして生まれるのです。
学生時代の勉強と同じですよね。
この僅かの差を突き詰めていった先が、成功している人の2%へはいれるかどうかの差となって現れるのです。
現状を変えたいのであれば、まずは正しい順序を踏んで、成果へと繋げるための変化を受け入れる準備から行っていきましょう。
- ナポレオン・ヒルの書籍と7つの習慣、迷わずにどちらも読んでみよう
- 心構えを変えたい人はナポレオン・ヒルの書籍や7つの習慣を読んだ方が良い
- 書籍を読んだ後に、何をしないといけないのかが一番重要