引き寄せの法則は妄想癖?勘違いされる理由と源に在る本来の力を解説|ザシークレットで語られなかったエイブラハムの秘密

引き寄せの法則と妄想癖が同じと勘違いしていたり、引き寄せの法則が妄想によって願いを叶えるものだと、誤った理解をしている人はたくさんいます。

しかし、引き寄せの法則というものは、正しくは想像力を駆使することはあっても、間違っても妄想から願いを叶える力を生み出すものではありません。

なぜなら、妄想というものは被害的自己関連付けを行う際に、何の根拠もない被害や中傷、当てつけを全て自己に関連付けることを指すからです。

確かに、怪しい引き寄せの法則には、これに近しいことを唱えているのがあるのは間違いありませんが、本来の引き寄せの法則からは遠くかけ離れているものです。

・引き寄せの法則って妄想癖なの?
・妄想癖を持っていると願いを引き寄せやすい?

こうした疑問を持っている人も多いので、この記事では

・引き寄せの法則と妄想癖の関係
・引き寄せの法則を信じる人は妄想癖がある?
・引き寄せの法則が妄想癖と勘違いされる理由
・もし、引き寄せの法則が妄想なら
・引き寄せの法則の源となる力とは

これらについて、映画『ザ・シークレット』に、賢人エイブラハムとして登場している、ジョー・ヴィターレ博士が提唱する、引き寄せの法則の秘密であるミッシング・シークレットに10年、自己啓発に20年従事している専門家が解説します。

引き寄せの法則と妄想癖の関係

引き寄せの法則と妄想癖は、どちらも良く分かっていない人からすると、同じようなものであるとしている節が見受けられます。

なぜなら、引き寄せの法則も妄想癖も、どちらも「強い思い込みである」という部分だけで判断をしようとしているからです。

しかし、引き寄せの法則と妄想には決定的な違いがあります。そのためには、まずはそれぞれがどういったものなのかを詳しく理解する必要があります。

まず、引き寄せの法則とは心構えを構築することで、あなたが持っている願いや願望を叶えるために、自ら進んで、楽しみながら行動ができるように変わる法則です。

その特徴としては、自分の心の内面に在る反対意思という、あなたの願望を叶えようとする意志を邪魔している、消極的な信念と決別することを目的としています。

一方で、妄想癖とは根拠のない内容に対して確信を持っていることや、誤った思い込みを真実と捉えること、また誤った揺るぎない信念とされています。

その特徴としては、妄想の内容が患者の気分に左右されることが多く、否定的であったり消極的な信念に対して確信を持つ、被害的自己関連付けが多いのが特徴です。

例えば、妄想癖による一次妄想では、毎日すれ違う人を「組織の人間に私は監視されている」と言い出したり、警官を見れば「私は指名手配中だ」などと思い込みます。

脳科学の観点では、妄想と正しい信念の違いは、第三者からの視点で明らかな反証があるにも関わらず、その確信が保持されている状態のことを指します。

こうして、引き寄せの法則と妄想癖の特徴を見てみると、明らかに別物であり、似ても似つかない事がご理解頂けるでしょう。

むしろ、引き寄せの法則と妄想癖の内容を知れば知るほど、それぞれが向けている心構えのベクトルもそうですが、正反対の事柄のように思えてくるはずです。

ですので、引き寄せの法則と妄想癖には関係はない、と考えて頂くのが妥当でしょう。

これらを「同じようなものである」とするのは、パラダイムシフトと洗脳を「思想を変えるという意味で同じである」と主張しているようなものです。

それでは続いて、引き寄せの法則を信じる人は妄想癖があるのかについて、詳しく解説していきます。

引き寄せの法則を信じる人は妄想癖がある?

引き寄せの法則を信じる人は、妄想癖があるわけではなく、人間が持っている心構えと想像力を使って、願いを叶えるために努力しようとしている人たちです。

なぜなら、引き寄せの法則というものが、自分の概念や考え方の根本となる心構えを変えることで、努力できる自分へ変わることを目的としているからです。

例えば、自分の心構えを変えることによって悪習慣と決別したり、自分の望みを叶えるために思考をコントロールすることは、先程の妄想癖の概念とは異なりますよね。

ですので、引き寄せの法則を信じる人というのは、妄想癖があるのではなく、人間が持っている想像力と、思考の力を活かして人生を変えようとする人のことです。

もし、引き寄せの法則が妄想癖によるものであれば、その願いは全て消極的なものであったり、被害妄想によるものなどで溢れ返ってしまいます。

実際にそうなっていたとしたら、引き寄せの法則が世界中でブームを巻き起こし、フォーカスされることもなく、人々の記憶からもすぐに消えていったはずです。

むしろ、世界中で「引き寄せの法則というものは、とても危険で人生を狂わせるもの」として注意喚起が行われていたはずでしょう。

世界中でブームを巻き起こした以上は、必ずその原因があり、その納得と共感は根拠にも繋がる以上は、あり得ないことを確信してしまう妄想とは異なるものなのです。

引き寄せの法則が妄想癖と勘違いされる原因

引き寄せの法則が妄想癖と勘違いされる原因は、一部の引き寄せの法則を騙る内容が現実からの逃避や、周囲との接触を断つような風潮があるからです。

なぜなら、本来の引き寄せの法則のように現実に目を向けることなく、自分の望む結果を手に入れる唯一の方法だと、信じ込ませるようなことをしているからです。

また、引き寄せの法則が否定的な感情や、現実に起きる困難と「向き合う」のではなく、困難を「避ける」手段として説かれているのも、勘違いされる原因です。

要するに、望ましくない状況に直面した時に、自分の心構えが生み出した思考や行動が問題であるのに、根本を変えることなく問題を解決しようとしているのです。

こういった良くない印象というものが、より印象の悪い言葉と結び付けたくなる欲求を生み出した結果「想像」とはかけ離れた「妄想」という言葉に漂着しています。

引き寄せの法則とは、妄想ではなく想像の力を活かして、自分の望む願いや願望を引き寄せるために、努力ができる自分へと変わる法則です。

ものは試しに、引き寄せの法則は妄想癖だと主張する人に「引き寄せの法則とはどのようなものか?」と質問してみて下さい。

そうすれば、ほとんどの人が「願いについて考えていれば、良く分からない力が作用して勝手に叶うんでしょ?」といった解釈違いをしています。

引き寄せの法則で願いが叶わない人も、これを機会に引き寄せの法則というものが、正しくはどういうものなのかをきちんと理解するようにしてみましょう。

もし引き寄せの法則が妄想によるものなら

もし、引き寄せの法則が妄想によって働くものなのだとしたら、その引き寄せてくる内容というものは、すべて被害的自己関連付けられた願望のみになってしまいます。

なぜなら、妄想という症状がこれまでに説明したものである以上は、自分の願望や望みを叶えるものとは、全く異なる内容を引き寄せてしまうことになるからです。

これは、SNSやブログ、記事や動画でも、こうした強迫観念に駆られた願望のみを叶えたという報告で溢れ返っていれば、その主張も間違ってはいないでしょう。

しかし、実際のところは、引き寄せの法則で願いを叶えた人たちは、誰もが自分の願望や願いを叶えたとして、さまざまな有益で積極的な主張をしています。

そうである以上は、引き寄せの法則と妄想は、本来であればどうやっても結びつくことはないのです。

もし、引き寄せの法則が妄想であるのなら、その妄想は一次妄想から二次妄想へと発展することで、次はきちんと診断書が貰える病気の扱いになります。

つまり、もし引き寄せの法則が妄想だとしたら、全員が精神的疾患を抱えていることになってしまうのです。しかし、現実にはそのようなことはありませんよね。

引き寄せの法則というものは、あなたの心構えを変えることによって、想像力を働かせて、自分の意識を変えることで行動へと結びつける法則です。

引き寄せの法則の源は妄想ではなく想像の力

引き寄せの法則とは、妄想によって陥っている症状ではなく、人間誰もが持っている想像力を駆使しているだけのことです。

もし、想像力を持っている人が全員妄想癖だとしたら、引き寄せの法則が妄想癖だと主張している人を含む、すべての人が妄想癖ということになってしまいます。

実際はこのような事態もあり得ませんから、引き寄せの法則が妄想によるものであるというのは、全く事実とは異なるものです。

引き寄せの法則は、人間誰もが持っている想像力を、積極的な心構えによって、自分が望む願望や願いを叶えるためのベクトルへ向けられるように変わる法則です。

人は、それぞれが様々な価値観に基づく理論や信念を持っていて、各々の視点から世界というものを見ることができます。

この時に重要なのは、その信念が健全であり、バランスの取れた生活を送る上で、その考え方が役に立つかどうかです。

引き寄せの法則を活用するなら、人間が持つ想像力を、自分の望む願望や願いにベクトルを向けて、正しくフォーカスして前進していけるように変わっていきましょう。