マクスウェル・マルツとは
マクスウェル・マルツ博士(1899年~1974年)
米国ニューヨーク生まれ。心理学者・医学博士。
コロンビア大学で医学博士号を取得後、形成外科医として活躍。
その実績を認められ、南米や欧州各国の大学から名誉教授の称号が贈られ、臨床心理学者としても数々の研究成果を発表している。
容姿にコンプレックスを持つ患者の治療を通じ、身体のコンプレックスは手術で治せても、コンプレックスによる心の傷を治すことは難しいという現実に直面。
その後、膨大な治療例を分析・研究する中で「自分の中のもう一つの顔=セルフイメージ」の存在に気づく。
この発見をきっかけとして「人は誰でもセルフイメージを改善することで、自ずと自分の望む目標・願望を達成する」というサイコ-サイバネティクス理論の根幹となる考えに至った。
この理論を学び、身につけることを目的とした「マクスウェル・マルツ・プログラム」は世界中に紹介され、多くの成功者から今なお、熱い支持を得ている。
マクスウェル・マルツ・プログラムとは
世界中で3000万人の人生を変えた「サイコ-サイバネティクス理論」
マクスウェル・マルツ博士は、何十年にも及ぶ形成外科医としての多くの治療経験と心理学の研究に加え、誘導ミサイルの技術から催眠術まで幅広い研究をして一つの科学理論に達しました。
その理論とは「目標を設定すると自動的に成功できる」という極めて分かりやすいものであり、サイコ-サイバネティクス理論と呼ばれています。
この理論は世界中で何百万という人々の人生を成功と幸福へと導いてきた「自己開発の科学」です。
マクスウェル・マルツのサイコ-サイバネティクス理論によってセルフイメージは自動的に改善され、人生の目標実現に到達することが可能になるでしょう。
ただリラックスしてイマジネーションを開放すれば、もうあなたは成功の鍵を手に入れているのです。
強烈な成功へのイマジネーションが自動的に成功へと向かわせるエネルギーになる
「成功に勝る成功はない」という格言があります。
成功を経験することで物事を合理的に処理する方法を学び、人間的にも自信を深め、やがてはさらに大きな成功を収めるというわけです。
逆に失敗の連続で自信を喪失し「自分は何をやってもうまくいかない」とコンプレックスに縛られたままでは、その後も成功体験は得られずに終わってしまいます。
では、成功を経験し得ない人は一生凡人としてしか生きられないのでしょうか。
もちろんそんな事はありません。
私達は実際に成功を体験する前に「こんな成功を収めたい」という願望をイメージすることができます。
そして願望への強烈な想像力はやがて「結果を求めようとするエネルギー」へと自動的に転化するのです。
マクスウェル・マルツ博士は形成外科医としての患者の治療や、多くの成功者へのインタビュー、大脳生理学などの研究を通じて
人はある目標を設定すると人間の脳内にある自動制御機能、すなわりサーヴォ機構が働いて無意識のうちに最も効率的に目標に到達する進路を判断し、自動的かつ確実に誘導して目標を実現させる
という一種の自動誘導システムが人間の脳にも備わっていることを科学的に解明しました。
そしてマクスウェル・マルツ博士はサーヴォ機構を核とした成功必達の理論として、ギリシャ語で「心の舵取り」を意味するサイコ-サイバネティクス理論を体系化したのです。
サイコ-サイバネティクス理論はマクスウェル・マルツ博士の形成外科医としての長年にわたる臨床経験により裏打ちされた
という考えに基づいており、 この考えはジグ・ジグラーや人間開発の神様といわれたアール・ナイチンゲール博士からも高い支持を得ています。
サイコ-サイバネティクスは成功を掴むために、私達に強靭な意志力や不断のトレーニングといったものを求めません。
いずれは到達するであろう成功者としてのセルフイメージを、心のスクリーンにしっかりと投影しさえすれば良いのです。
成功を目指すあなたの自己改革の大航海。
サイコ-サイバネティクス理論に貫かれたマクスウェル・マルツ博士の理論は、すべての困難を乗り越えてあなたをゴール地点へと導くことでしょう。
サーヴォ機構を活性化させ自己実現へと導く
成功実現のメカニズム
すべての人に備わっているサーヴォ機構は、いわばコンピューターのハードディスクそのもの。
特定の働きを司令するソフトウェアをインストールしないことには真価を発揮しません。
では、サーヴォ機構を動かすための大切なソフトウェアとは何でしょうか。
それは「セルフイメージ」と「目標設定」です。
・セルフイメージ
成功するにふさわしい積極的思考に支配されたセルフイメージを身につけましょう。
成功型人間としてのパースナリティを強烈にイメージしたり、成功型人間をモデルにして行動することであなたのセルフイメージは確実に変わります。
・目標設定
イマジネーションを働かせて自分が到達したい目標をより具体的に設定することで、サーヴォ機構は進むべき正しい方向にセットアップされます。
セルフイメージを転換し目標を明確に設定することで、脳内のサーヴォ機構のスイッチは初めてONの状態になります。
あなたを成功へと歩ませるサイコ-サイバネティクスのシステムは、あなたの思考や行動を自動的にコントロールします。
すべての人に備わった目標達成の自動制御システム「サーヴォ機構」
サイコ-サイバネティクスの「サイバネティクス」とは、ノバート・ウィナー博士(アメリカの数学者)が提唱した理論で、第二次世界大戦以後ミサイルの自動制御システムなどに応用されました。
サイバネティクス理論による自動制御システムが備わったミサイルは、自分の位置を正確に割り出し、進路を自動補正しながら確実に目標に到達します。(図a.b参照)
このサイバネティクス理論によって自動制御されたミサイルと同様、人間の脳にも目標に向けて合理的によりスムーズに到達するための「自動的に作用する目標志向的なシステム」すなわちサーヴォ機構が備わっていることをマルツ博士は確証しました。
マクスウェル・マルツ博士の理論でセルフイメージを改善する
悪い思考パターンからの脱却
良い友人を得るためにあなたのセルフイメージの果たす役割は特に大きなものです。
あなた自身に関するあなたのセルフイメージが他の人々に関するあなたの思考を、さらには彼らとの人間関係づくりのためのあなたの行動を決定しているのです。
もし自分自身を価値のない人間だと感じていたならば、あなたは次のような思考、または行動パターンに必ず陥ってしまうことになります。
・(自分を自分から守るための)防御の殻の中に引きこもってしまい、自身の自由な行動を制御するとともに人々の自由な行動にも眉をひそめる。
・弱い自分自身を引き上げるために他の人々に対する批判的思考にふけることで、真の友情を手にする可能性を台無しにする。
・自分が(自分の考えているような)価値のない人間でないことを必死で証明しようとして、がむしゃらに一方的にしゃべりまくる。
・他の人々を陥れることで自分の価値を上げようとして、常に厳しい競争意識をむき出しにする。
不完全さを受け容れる
悪い思考パターンから脱却するためには、自分の不完全さを受け容れなければいけません。
自分自身への過度の期待は、セルフイメージの弱体化を大きく促進するからです。
自分自身への期待が大きすぎると…
あなたは誰かに自分の欠点や失敗に気付かれるのではないかと恐れ、常にビクビクしていなくてはならなくなります。
さらに自分のその「達成不可能な基準」を、他の人々にも押し付けてしまいがちです。
その結果、彼らはあなたを「受け容れない人間」と感じ、次第に遠のいていきます。
しかし、あなたが本当の自分自身を受け容れることができたならば、あなたが他の人々をも容易に受け容れ、人生で最も素晴らしい体験の一つを手にする可能性が飛躍的に高まるのです。
もしかしたらあなたはこれまでの人生でほとんど友人ができず、自分自身を誰からも愛されない人間だと感じているかもしれません。
もしそうだとしたら、それは大きな間違いなのです。
あなたはこれまで、自分自身を正当に評価してこなかった。
ただそれだけのことなのです。
「結果の事実」と「本当の自分」は違う
ある教科を苦手な生徒がいたら
それは生徒から見てその教科の学習方法が合っていないからではないか?
その生徒のセルフイメージを変えることができれば学習効果も変わるはずだ。
この仮説を持ったある教師がスペリングのひどい間違いの多さで落第した男子学生と、成績が悪く退学させられた女子学生のセルフイメージの改善トレーニングを施しました。
結果は男子学生はスペリングのテストで校内トップとなり、女子学生はコロンビア大学でオールAを取りました。
また、別の国語の適正が欠けると言われていた学生も同様のトレーニングの結果、翌年には文芸コンテンストで入賞するというケースもあったのです。
彼らは本来、頭が悪かったり適正がなかったりしたわけではありません。
問題だったのは誤りを「自分そのもの」と見なしていたことです。
つまり「テストができなかった」のは結果としての事実にしかすぎないのに、「自分はできない」と決め付けてしまっていたのです。
このように「私にはその脳力がない」「もともと勉強はできない」という誤ったセルフイメージを持ってしまえば、それが知らぬうちに事実としての自分に変わっていってしまいます。
マクスウェル・マルツ博士の2つの理論
サクセス・ダイナミクス・オブ・サイコ-サイバネティクス
マクスウェル・マルツ博士とサイコ-サイバネティクス財団により、膨大な実証と長い研究機関を費やして理論化され、その研究成果によって体系化・開発されたサイコ-サイバネティクス理論。
世界で3000万人の人生に好影響を与えたサイコ-サイバネティクス理論が網羅され、その理論に基づき人間の心理面から願望実現のメカニズムを解明し、本来のポジティブなセルフイメージの形成へと誘導します。
サクセス・ダイナミクス・オブ・セルフ-モティベーション
サイコ-サイバネティクス理論をより深く潜在意識に定着させ、あなたのサーヴォ機構をより活性化させるために、マクスウェル・マルツ博士とサイコ-サイバネティクス財団が開発した実践理論。
100以上からなる「成功キーワード」が10のセッションで構築され、あなたの潜在意識はポジティブな情報に上書きされていきます。
幸福、勇気、賞賛、熱意、ユーモア、平静、リラックス等々、膨大なポジティブメッセージによりあなたのセルフイメージを変え、あなたの自己実現、幸福な目標達成をより効果的に実現します。
サクセス・ダイナミクス・オブ・サイコ-サイバネティクス|セッションタイトル
セッション1
Ⅰ 自己像の発見と改革
現在の自己像を見つけることから、何が必要なのかを学びます。
Ⅱ サイコ-サイバネティクスと成功のメカニズム
サイコ-サイバネティクス理論が成功へと導く流れを解説しています。
セッション2
Ⅰ イマジネーションの力
想像力がどのように成功へと繋がるのかを学びます。
Ⅱ 自己像の驚くべき力
現在持っている自己像が、具体的に成功に向けてどのような作用をもたらすのかを解説しています。
セッション3
Ⅰ なぜリラックスすることが大切なのか
成功や成果を求めるにはリラックスした状態が必要です。その効果と作用について学びます。
Ⅱ 有効なリラックスの方法
現在リラックスできていない場合、どうしたらリラックスできる状態を維持できるのか解説しています。
セッション4
Ⅰ 意識的思考と潜在意識
意識と潜在意識とはどのような違いがあるのかを学びます。
Ⅱ 潜在意識を開放する4つの法則
潜在意識を開放して、成果に繋げるために必要な法則について解説しています。
セッション5
Ⅰ 幸福の持つ真の意味
幸福とは何か、幸福を感じることの意味を学びます。
Ⅱ 幸福の習慣を身につける
幸福の習慣を身につけるために必要なことについて解説しています。
セッション6
Ⅰ 成功型のパースナリティ
成功する人のパーソナリティとはどのようなものなのかを学びます。
Ⅱ 失敗型のパースナリティ
成功できない人はどのようなパーソナリティになってしまっているのかを詳しく解説しています。
セッション7
Ⅰ 失敗のメカニズムからの脱出
何をやってもうまくいかない人が、負のスパイラルから脱出する方法を学びます。
Ⅱ 心のダメージから身を守る
自分の心を育てるのも傷つけるのも自分次第になります。ダメージから身を守るために必要なことを詳しく解説しています。
セッション8
Ⅰ 過去の心の傷を取り去る
過去の心の傷を永遠に保有する必要はありません。傷を取り去るために何が必要なのかについて学びます。
Ⅱ パースナリティの開放
パースナリティを開放するためには何をしないといけないのか、開放するメリットについて解説しています。
セッション9
Ⅰ 意識のコントロール
自分の意識をコントロールすることは、成功に向けての必要条件です。コントロールするために必要なことを学びます。
Ⅱ リラックスのテクニック
リラックスできる人とできない人の違い、リラックスするテクニックを解説しています。
セッション10
Ⅰ イメージトレーニングのスタート
自己イメージはトレーニングで鍛えることが可能です。その手法について学びます。
Ⅱ 危機を成功メカニズムに変える
ピンチはチャンス。危機から成功を掴むためのテクニックについて学びます。
セッション11
Ⅰ 成功の予感と確信
成功を確信できるかできないかは準備と心構えに懸かっています。予感と確信を掴むために必要なことを学びます。
Ⅱ 積極的な心の姿勢
積極的な心の姿勢は成功のための第一歩です。心の姿勢を形成することについて詳しく解説しています。
セッション12
Ⅰ サイコ-サイバネティクスと生命
サイコ-サイバネティクス理論が、人間としてのメカニズムとどのように紐づいているのかについて解説しています。
Ⅱ 生命とセルフイメージ
生きるとはどういうことか、セルフイメージが生きることにどのように影響を与えるのかについて学びます。
サクセス・ダイナミクス・オブ・セルフ-モティベーション|セッションタイトル
セッション1
Ⅰ 幸福へのパスポート / 勇気 / 不屈の精神 / バランス
Ⅱ 賞賛 / 短すぎる人生 / イマジネーション / 幸福の法則 / 目標の達成 / 心の内部 / エンスージアズム
セッション2
Ⅰ セルフイメージ / 顔 / 自分とは何か / 素直さ / 失敗
Ⅱ 自分自身のための人生 / 障害を乗り越える / 今日という日 / 成功
セッション3
Ⅰ 籾殻の中身 / 利己主義 / ユーモア / 間違い / 勝利 / 見せかけ
Ⅱ 人間の条件 / 真実の自分 / 私たちの居場所 / 運命の鍵 / 真実の美
セッション4
Ⅰ 偏狭な心 / 自信 / 知識 / 虚栄心 / 自分自身であること / 人間的成長
Ⅱ 懲罰 / 目覚め / 記憶 / 性格 / 心の翼 / ハンディキャップ
セッション5
Ⅰ 日々の喜び / 謙虚さ / クリエイティブな精神
Ⅱ 独断 / 頑固一徹 / 忍耐 / 花 / 埋もれた富
セッション6
Ⅰ 絶望感 / リラックス / 過失 / 人生のチャンネル / 公平さ / 願望 / 平静な心
Ⅱ 不可能はない / 優越感 / 手 / ギャンブル / 時間
セッション7
Ⅰ 睡眠 / あなたの内面の宝 / 常備薬 / 寛大さ / 贈り物
Ⅱ 1日の終わり / 難民 / 耳の話 / 人真似 / 助け合いの心 / 精神整形
セッション8
Ⅰ 硝子の心 / ポーカーフェイス / 対立 / 若さ / 人間であること / 羨望
Ⅱ あなたの敵 / 自分との対話 / 誠実さ / 人間同士の絆 / プライド / 将来への希望
セッション9
Ⅰ 自己満足 / 直感と衝動 / アイデア / 悲しみと孤独 / モラル / 本当に大切なもの
Ⅱ つまらない人 / 生きる喜び / 私たちの地球 / 現実からの逃避 / 釣りの効能 / 老い
セッション10
Ⅰ 挫折 / 心の掃除 / 予定の延期 / 心の停電 / 心の投資 / お辞儀
Ⅱ 5分で人生を変える方法 / 奇跡 / 性格 / あなたの価値 / ゴールの設定 / 積極性の大切さ