自己啓発がやる気に繋がるロジックと継続しない原因を解説|自己啓発の祖ナポレオンヒル

自己啓発に取り組み、やる気を一時的に引き出すことはできても、一週間もすれば元に戻ったり、すぐにやる気が無くなってしまう人は非常に多いです。

しかし、自己啓発とやる気という、それぞれをきちんと理解して、正しく取り組み、両方を活用すれば、自分を変えたり、物事を継続できるようになることは可能です。

ところで、世の中には自己啓発とやる気について、ネガティブな情報というものは非常に多いですが、ポジティブな情報というものはあまり語られていません。

これはなぜかというと、ポジティブなベクトルで活用するための方法を知らないからと、世の中にやる気を引き出しても、継続できない人があまりにも多いからです。

・自己啓発しても、やる気はすぐになくなる
・自己啓発したらやる気を引き出すことはできる?

こうした疑問をお持ちの人は非常に多くいらっしゃいますので、この動画では

・自己啓発がやる気に繋がるロジック
・自己啓発してもやる気が継続しない原因
・やる気が起きない時に自己啓発は役立つ?
・やる気がない人の自己啓発のポイント

これらについて、自己啓発の業界に20年従事している専門家が、ひとつひとつ詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。

ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。

以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)

現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。

自己啓発がやる気に繋がるロジック

自己啓発に取り組めば、外的要因に左右される外発的なやる気とは異なり、内発的なやる気を生み出し、それは継続力を生み、人生を変えるだけの力を持っています。

なぜなら、自己啓発を行うことは、自分と向き合うことにも繋がり、その結果、自分が興味や関心を持っていることに素直になることで、集中力が生まれるからです。

自己啓発がやる気に繋がり、それが継続するロジックについては、まずはやる気には外発的なやる気と、内発的なやる気の二種類があることを知る必要があります。

一応補足ですが、外発的なやる気と内発的なやる気というものは、ポテンシャルは内発的な方が高いのですが、本人の目的に応じて使い分ける必要があるものです。

この二つのやる気をきちんと理解して、TPOでどちらのやる気を使うのかを見極めないと、途中で折れてしまったり、成果に繋げられませんので注意しましょう。

1,外発的なやる気

外発的なやる気とは、簡単に表現すると報酬や強制による動機付けで、このやる気の特徴は、プラスの他に正反対のマイナスの面もあるものが挙げられます。

例えば、何かを達成すれば報酬が貰えたり、その逆で遅刻をしたら罰金が発生する、などが分かりやすいものです。

あとは世間でよくある例ですと、年末年始に出勤したら手当が出たり、今月中の契約ならボーナスが付く、などのキャンペーンなどもこれに該当します。

外発的なやる気の特徴は、短期間で爆発的な力を生み出すことですが、その反面で継続性が弱く、高火力により反動で疲れやすく、興味を失えばゼロになりやすいです。

そのため、ビジネスシーンなどにおいても、頻繁に何度も使えるものではなく、期間を開けて活用されていたり、外発的やる気から内発的へと移行させたりしています。

2,内発的なやる気

内発的なやる気とは、簡単に表現すると自分の内面にある関心や興味による動機付けで、前提条件として、その対象に強い興味や関心が必要なものが挙げられます。

例えば、利益を生み出すわけではないけど、自分にとっては生きがいのような使命であったり、没頭して何もかもを忘れて取り組んでしまうような趣味を指します。

内発的なやる気の特徴は、集中力と継続力と創造力を生み出すことですが、すぐに成果に繋がるものではない事と、やる気の元が万人共通ではないことです。

さて、これら二つのやる気の種類を理解した上で、なぜ自己啓発がやる気に繋がるかということについて、改めて見ていきましょう。

自己啓発に取り組む目的は、自分の心構えを変えることで、習慣や考え方を改めることに在りますので、基本的に必要なやる気は、内発的なやる気となります。

自己啓発に取り組むことで、普通であれば成長への欲求を生み出したり、目標や願望を見出したり、自分の在り方をより積極的なものへと変える意志を生み出します。

こうした意志によって、自然とあなたの心の内面に在る、内発的なやる気を引き出すことで、本来興味や関心があったことに対して、継続的に努力することができます。

それでは続いて、自己啓発してもやる気が継続しない原因について、詳しく解説していきます。

自己啓発してもやる気が継続しない原因

自己啓発をしてもやる気が継続しない原因は、先程述べた二つのやる気の使い方を、間違えてしまっているケースが多いことが挙げられます。

なぜなら、外発的なやる気による動機付けで、長いスパンを要する目的に取り組んでいたり、或いは内発的なやる気を、短期目標の達成に利用していたりするからです。

例えば、長期的なダイエットを必要とする目的を持っている人が、自己啓発本や映画などによって、外発的なやる気を身につけても、途中でガス欠してしまいます。

これは、自己啓発本や映画などでは、一時的にやる気を引き上げる効果はあっても外発的なので、行動に移しても高火力ですが短期的で、すぐに疲れてしまいます。

実際に、世の中に自己啓発本や映画などに触発されて、一週間程度でやる気を失ってすぐに諦めたり、辞めてしまう人たちを見れば明らかでしょう。

その証拠に、こうしてやる気を失ってしまった人たちにヒアリングしてみれば、その目的のほとんどが、長期的スパンを必要とするものを抱えてしまっています。

正しく自己啓発を行うようにすれば、本来であれば内発的なやる気を引き出すことができるものです。

そのためには、瞬間的に自分のやる気を高めるものではなく、自分の心構えを形成して、自分が本当に求めている在り方を構築できるものを選びましょう。

それでは続いて、やる気が起きない時に自己啓発が役に立つのかについて、詳しく解説していきます。

やる気が起きない時に自己啓発は役に立つ?

やる気が起きない時に、自己啓発を役立てることは可能ですが、そのためには二つのやる気をきちんと使い分けることができるようになる必要があります。

なぜなら、外発的なやる気と内発的なやる気には相互関係があり、これを理解して自己啓発に取り組むことで、誰でも内発的なやる気を引き出すことができるからです。

まず、現在はやる気がないけど、最初から自己啓発によって、内発的なやる気を引き出すことができる人は、そのまま進んで頂くだけで問題ありません。

次に、現在やる気が起きない人で、自己啓発によって外発的なやる気なら引き出すことができる人については、その外発的なやる気を次の適切な方法で活用して下さい。

具体的には、自己啓発で得た外発的なやる気を、長期的な目的ではなく短期的な目標に利用することと、そしてこれまで以上に計画を細分化することです。

計画をどこまで細分化するかは非常に明確で「自己啓発によって細分化した計画の一歩目を、あなたが達成できるレベル」まで細かくします。

すると、自己啓発によって得た、外発的やる気によって起こした行動で、あなたはどんなに小さくても、計画の一歩目を達成することができます。

同じようにその先も細分化していれば、二歩目、三歩目と連続して達成していくことで、外発的なやる気というものは、自然と内発的なやる気へと変化していきます。

なぜなら、自己啓発を通じて目標達成の面白さを実感し、成功過程の中から楽しさを生み出すことで、その過程で内発的なやる気が生まれるからです。

こうして内発的なやる気が生まれると、自然と集中力や継続力、創造力といったものも動き出すようになり、自己啓発を起点として人生を変えることができます。

それでは最後に、自己啓発によってやる気を生み出すポイントについて、詳しく解説していきます。

やる気がない人や失っている人の自己啓発のポイント

常にやる気がない人や、一時的にやる気を失ってしまっている人の特徴は大きく分けて二つあります。

1,目標や目的を見失い、やる気がない

やる気を失ってしまっている人の一つ目の特徴は、目標や目的を見失い、これからどうしようと途方に暮れているか、考えないようにしていることです。

なぜなら、目的や目標がないことによって、これから先のことを考えないようにしてしまうと、自然とやる気というものは芽生えることはないからです。

例えば、人間は生きていくだけでも、食事を摂る必要や、住まいの確保、その他にも納税の義務という強制がありますので、仕事はしないといけません。

こうした強制された目標と外発的やる気により、自己啓発に取り組まなくても、それぞれの人が自分にとって、必要最低限のお金を稼ぐために仕事をしています。

目標や目的を見失って、やる気が出ない人にとっては、自己啓発に取り組むことで内発的なやる気を引き出すための、自分の興味や関心のあることに向き合います。

自己啓発に取り組み、内発的やる気を引き出すことで、自分の興味や関心のあることから、自然と目的や目標を見出せるように変わることができます。

ですので、目標や目的を見失ってしまっている人は、まずは自分の関心事や興味のあることについて知り、見つけることから始めていきましょう。

2,自信を失ってしまったことで、やる気がない

やる気を失ってしまっている人の二つ目の特徴は、失敗などの自信喪失により、立ち直ることができなかったり、一歩を踏み出すことができないことです。

なぜなら、これまでに手段や方法を誤ったことにより、自分に失敗の癖や習慣、消極的な心構えを植え付けたことによって、失敗前提の考え方になっているからです。

こうした人の場合には、先程にも述べたように、自己啓発によって外発的なやる気を引き出したら、計画を細分化して達成できるレベルまで細かくしましょう。

これによって、小さな一歩でも達成した事実から、自分の中に楽しみや達成した満足感というものを得ることができます。

こうして目的や目標を見失ったり、自信を失ってしまった人でも、自己啓発を通じてやる気を引き出し、内発的なやる気によって人生を変えることは可能です。

自己啓発というものは、本来は心構えを構築して変えることに在りますので、やる気を引き出して、願望と向き合ったり、自信を身につけることも可能です。

そして、内発的やる気を引き出せるところまでくれば、自然と集中力や継続力、創造力を使いこなせるように変わることで、途中で折れることもなくなります。

これまでに自己啓発に取り組んでも、すぐにやる気が元に戻ってしまったり、継続することができなかった人は、まずはやる気の種類を理解するようにしましょう。

そして、自己啓発を通じて、それぞれのやる気を適切なシーンで使いこなせるように変わっていけば、自然とこれまでとは結果も変わるようになっていきます。