自己啓発本とおすすめの自己啓発を10~50代まで年代別にして解説

自己啓発の取り組みや自己啓発本は、年代別におすすめとなる適したものがありますので、状況に合わせて取り入れると良い効果を発揮します。

・20代におすすめの自己啓発本は?
・40代におすすめの自己啓発の取り組みは?

こうした疑問をお持ちの人が、自分に適した自己啓発を見つけることができるよう、一つ一つ解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。

ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。

以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)

現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。

【年代別】自己啓発のおすすめ取り組み3選

自己啓発は、自己成長や自己実現を目指すための取り組みとして、若者から熟年層までどの世代でも非常に重要です。

なぜなら、各年代にはそれぞれ異なる挑戦や、目標が存在しているからです。

各自の年齢や人生のステージに応じて、最適な自己啓発の方法は異なります。

ですので、自分に合わせた適切な自己啓発を選ぶことで、その年代特有の課題を乗り越え、より良い未来を築くことができます。

まず初めに、10代から50代までの年代別に分けて、それぞれのお勧めの自己啓発を紹介していきます。

10代:自己啓発の基礎を築く時期

10代は、自己啓発においても基礎を築く時期です。

10代の内から自己啓発に励むことは、早いのではないかと思う人もいるかも知れませんが、そのようなことはありません。

この年代はまだ経験が少なく、また自己理解も未熟なため、幅広い知識とスキルを身につけることが重要です。

まずは読書から始めて、様々なジャンルの本を読むことで、視野を広げておくのが良いでしょう。

また、音楽やスポーツ、アートなどの多岐にわたる活動に挑戦して、自分の興味を探ることも有効です。

そして、今の内からコミュニケーションスキルの向上に励み、友人や家族と積極的に話すことで、社交性を高めることも効果的です。

こうした取り組みに10代から励むことで、20代に取り組む自己啓発の基礎を築くことができます。

20代:キャリア形成と自己理解に臨む

20代は、キャリア形成や自己理解を深めるための重要な時期です。

なぜなら、この時期に得た経験がこれからの人生に、大きな影響を与えることになるからです。

20代では、キャリアプランニングによって、自分の強みや弱みを理解し、自身のキャリアの方向性を明確にする事をお勧めします。

こうした自己啓発は、自分が人生で何を成し遂げたいかについて考えることで、目標や願望を定める良い機会になります。

また、ネットワーキングに励むことで、各業界のプロフェッショナルとの繋がりを作り、貴重なアドバイスや機会を積極的に獲得しましょう。

これによって、今後の人生の計画において、協力者や仲間を増やしておく事前準備が整います。

あとは、専門知識の習得にも率先して挑戦することで、資格取得や専門学校での学習を通じて、専門分野の知識を深めるようにしましょう。

自分の興味がある分野の知識を広げておくことは、30代の人生を安定して送るために必要な自己啓発となります。

30代:人生における安定と成長期

30代は、キャリアが安定し始める一方で、さらなる成長を求める時期です。

なぜなら、20代の取り組みが評価され、社内でも昇進したり、自分の人生を追い求めて独立する人などが増える年代だからです。

また、人生において結婚や家族を持つ機会も増えることから、仕事以外にプライベートの充実も図るようになる時期になります。

ですので、自己啓発を通じてキャリアと、生活のバランスを取ることが求められます。

30代では、タイムマネジメントによって、効果的な時間管理方法を学ぶことで、仕事とプライベートの両立を図るようにしましょう。

仕事一本だった20代に比べて、圧倒的に時間が足りなくなるのもこの時期からですので、分刻みのスケジュールを組めることは、人生を大きく左右します。

また、これまでの仕事が評価されることで、リーダーシップスキルの向上にも励む必要があります。

自己啓発の一環として、リーダーシップトレーニングや、コーチングを受けることで管理職としての能力を高めることに務めましょう。

30代でこうした自己啓発の準備をしておくことで、40代になったときのマネジメント脳力に大きな差が生まれます。

最後に、30代の自己啓発として健康管理に励むことも忘れてはいけません。

これから先の人生は、身体的には衰え始める時期になりますから、定期的な運動や健康的な食事習慣を取り入れ、心身の健康を維持するようにしましょう。

40代:成熟期と自己実現を目指す

40代は、成熟期として自己実現を目指す時期になります。

ですので、これまでの経験を活かし、自分自身の価値を最大限に引き出すための自己啓発が重要になってきます。

40代の自己啓発では、自己反省と目標設定に取り組むことで、これまでのキャリアや人生を振り返り、将来の目標を再設定してみましょう。

40代の自己啓発で、人生にやり残しや悔いがないか、本当にやりたいことは何かを見つけておくことは、50代の人生を謳歌できるかの分かれ目です。

40代では、新たなスキルの習得に励み、技術革新が進む現代で、新たなスキルを身につけることで自身の市場価値を高めておきましょう。

そうすれば、キャリアアップ転職や、引き抜きなどのオファーを増やすことができます。

また、メンタルヘルスケアにも積極的になることで、ストレス管理やマインドフルネスを実践し、精神的な健康を保つようにしましょう。

こうした自己啓発の取り組みは、自分の健康維持につながる他、部下の相談にも積極的に対応できる経験を積むことができます。

50代以降:知恵の共有と新たな挑戦の時期

50代以降は、これまでの人生の知恵の共有と、自身の新たな挑戦を楽しむ時期です。

これまでの知識や、人生の経験を次世代に伝えると同時に、自分自身も新たな挑戦を続けることが大切です。

人生はまだまだありますので、これで終わりとは思わず、自己啓発を通じて第二の人生を楽しむための準備に励むようにしましょう。

50代以降の自己啓発では、メンターシップなどによって若い世代に自分の経験を伝え、サポートすることで社会に貢献してみましょう。

これまでの人生の経験というものは、若い世代からしたら、お金を支払ってでも学びたい内容であり、自己啓発の醍醐味でもあります。

また、新たな趣味や活動に取り組むことで、リタイア後の生活を見据えて、新たな趣味や活動を見つけておきましょう。

最後に、継続的な学習を心がけることで、オンラインコースや地域の学習プログラムを利用し、生涯学習を続けるようにしましょう。

こうした自己啓発に励むことで、思いもよらなかったところから、第二の人生をスタートさせるきっかけを作ることにもなります。

これまでに挙げたように、自己啓発は若いから、老いたからなど関係なく、どの年代においても重要な取り組みです。

なぜなら、各年代に適した自己啓発に取り組むことで、自己成長を促し豊かな人生を送ることができるようになるからです。

そのためには、まずは自分の年齢や状況に合った自己啓発を見つけ、実践してみるようにしましょう。

自己啓発は一生続けても損になることはなく、生涯学びを得ることになることは間違いありません。

なぜなら、私自身も自己啓発に20年従事していますが、毎日が勉強と成長の日々であり、自己啓発の取り組みが終わることはないからです。

年齢に関係なく、常に新しい知識やスキルを求め、自分自身を高める努力を続けることが、充実した人生を送るための鍵となります。

それでは続いて、年代別にお勧めの自己啓発本について、一つ一つ解説していきます。

【年代別】自己啓発本で読んでおくべき3冊

自己啓発本は何歳から読んでも問題なく、また何歳になっても読むべきものです。

なぜなら、自己啓発というものは時代の流行り廃りもなく、何歳になっても身につけたものは、生涯にわたり活用することができるからです。

ここでは年代別に分けて、この先の人生を歩む上で、事前に学ぶことで有益となる自己啓発本を紹介していきます。

10代で読んでおくべき自己啓発本

10代におすすめの自己啓発本は、若い世代が自己成長や自己理解を深めるための素晴らしい手助けとなるであろう、世界的に著名な三選です。

「7つの習慣」:スティーブン・R・コヴィー著

スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」は、自己啓発の古典とも言える一冊です。

この本は、個人の成功と効率を高めるための、基本的な原則を7つの習慣としてまとめています。

主体性を持つこと、目標設定の重要性、最優先事項の設定方法などを学べる点が、10代で読んでおくべき自己啓発本としてのおすすめポイントです。

「アルケミスト」:パウロ・コエーリョ著

「アルケミスト」は、ブラジルの作家パウロ・コエーリョによるベストセラー小説です。

この物語は、若い羊飼いのサンチャゴが、夢を追い求めて旅をする冒険を通じて、自己発見と夢の実現について教えてくれます。

願望を見つけること、直感を信じること、障害を乗り越える勇気などを学べる点が、10代で読んでおくべき自己啓発本としてのおすすめポイントです。

「思考は現実化する」:ナポレオン・ヒル著

ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」は、成功哲学の基本を学べる自己啓発書です。

この本は、成功者たちの共通する思考パターンと、行動習慣を明らかにし、それを読者が実践できるように指南しています。

積極的心構えを身につけること、目標設定の重要性、成功に必要な要素などを学べる点が、10代で読んでおくべき自己啓発本としてのおすすめポイントです。

20代で読んでおくべき自己啓発本

20代におすすめの自己啓発本は、キャリア形成や自己理解を深めることを中心にした三冊です。

「嫌われる勇気」:岸見一郎、古賀史健著

アドラー心理学をベースにしたこの本は「幸せになるために他人の評価を気にせず、自分の人生を生きる勇気」をテーマにしています。

20代の若者にとって、他人の期待や評価に縛られず、自分の道を歩むための考え方を学ぶことができます。

自己肯定感の向上、対人関係の改善ポイント、人生の目的を見つける意味を学べる点が、20代で読んでおくべき自己啓発本としてのおすすめポイントです。

「ファクトフルネス」:ハンス・ロスリング著

「ファクトフルネス」は、現代社会におけるデータの正しい見方を学び、世界をより客観的に理解するための本です。

20代にとって情報過多の時代に、正確な判断を下すための力を養うことができます。

事実による思考を育み、データリテラシーの向上、そして現実を正確に把握する力を学べる点が、20代で読んでおくべき自己啓発本としてのおすすめポイントです。

「WHYから始めよ」:サイモン・シネック著

「WHYから始めよ」は、リーダーシップの本質について深く掘り下げた一冊です。

リーダーとしての心構えや行動指針を示し、20代の若者がリーダーシップを発揮するための具体的な方法を提供しています。

共感を呼ぶリーダーシップ、長期的なビジョン、信頼と協力の醸成を学べる点が、20代で読んでおくべき自己啓発本としてのおすすめポイントです。

30代で読んでおくべき自己啓発本

30代におすすめの自己啓発本は、キャリアの安定とさらなる成長が求められる時期であり、自己啓発本を通じて新たな視点やスキルを身につけることが重要です。

「エッセンシャル思考」:グレッグ・マキューン著

「エッセンシャル思考」は少ないことに集中し、本当に重要なことに時間とエネルギーを注ぐための方法を紹介しています。

この本は、30代の忙しいキャリアや家庭生活の中で、効果的に優先順位をつけるための指針となります。

重要なことを見極める、効果的な時間管理、ストレスの軽減を学べる点が、30代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

「ゼロ・トゥ・ワン」:ピーター・ティール著

「ゼロ・トゥ・ワン」は、スタートアップ企業の成功哲学を述べた一冊です。

この本は、革新的なビジネスアイデアを生み出すための方法を探求しています。

30代のキャリアを、さらに発展させるための新たな視点を提供しています。

独自の市場を開拓するアイデア、スタートアップの成功要因、未来志向の思考を学べる点が、30代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

「GRIT」:アンジェラ・ダックワース著

「GRIT」は成功のためには才能だけでなく、情熱と粘り強さ(グリット)が必要であることを記しています。

30代の読者にとって、長期的な目標を達成するための精神力を養う一助となります。

粘り強さの重要性、情熱の持続法、実践的なアドバイスについて学べる点が、30代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

40代で読んでおくべき自己啓発本

40代におすすめの自己啓発本は、成熟と自己実現を目指す時期であり、これまでの経験を活かしながら、新たな成長を目指すための三冊です。

「ハイパフォーマンスな習慣」:ブレンダン・バーチャード著

「ハイパフォーマンスな習慣」は、持続的に高い成果を上げ続けるための6つの習慣を紹介しています。

40代において、これまでの経験をさらに活かし、新たな高みを目指すための実践的なアドバイスが詰まっています。

持続的な成果のための習慣、自己管理と成長意欲、モチベーションの維持について学べる点が、40代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

「リーダーシップと新しい科学」:マーガレット・ウィートリー著

「リーダーシップと新しい科学」は、リーダーシップと組織運営に関する新しいアプローチを紹介しています。

40代でリーダーとしての役割を担うことが多くなるため、組織やチームを効果的に導くための新しい視点を提供します。

リーダーシップの再定義、複雑な問題解決、変革の推進について学べる点が、40代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

「マインドセット」:キャロル・S・ドゥエック著

「マインドセット」は、固定マインドセットと成長マインドセットの違いを説明し、成長マインドセットを持つことの重要性を説いています。

40代で新たな挑戦を続けるための、精神的な基礎の構築を提供しています。

成長マインドセットの重要性、挑戦への積極的な姿勢、教育と育成の視点について学べる点が、40代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

50代で読んでおくべき自己啓発本

50代におすすめの自己啓発本は、知恵の共有と新たな挑戦を楽しむ時期であり、これまでの経験を活かしつつ、新たな視点や知識を得るための三冊です。

「第3の選択」:スティーブン・R・コヴィー著

「第3の選択」は、複雑な問題を解決するための新しいアプローチを提供しています。

この本は、相手との対立を乗り越え、共に成功するための方法を探ることに焦点を当てています。

相互利益の探求、効果的なコミュニケーション、複雑な問題解決について学べる点が、50代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

「ライフ・シフト」リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著

「ライフ・シフト」は、100年時代における人生の過ごし方や、キャリアの戦略を探る一冊です。

50代の人がこれからの人生をどのように設計し、充実させるかについて具体的なアドバイスが詰まっています。

長寿社会への適応、新たな挑戦と学び、多様なキャリアパスについて学べる点が、50代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

「アンストッパブル」:ベン・エンジェル著

「アンストッパブル」は、個人のメンタル、フィジカル、エモーショナルな健康を高めるための包括的な一冊です。

この本は、50代の人が新たな挑戦に立ち向かうためのエネルギーと、自信を得るための手助けをしています。

総合的な健康の向上、自己ケアの重要性、新たな挑戦への準備について学べる点が、50代で読んでおくべき自己啓発本としておすすめのポイントです。

10代から50代までのおすすめの自己啓発本は、該当年齢以外の人が読んでも為になり、学びを得ることができる名著です。

現在の自分の状況と興味に合わせて、どの自己啓発本も手にとって見ることをお勧めします。