自己啓発の取り組みを毎日続ける3ステップと具体例10選
今回は自己啓発の取り組みについて解説します。
・自己啓発を取り組んでも三日坊主で終わってしまう
・自己啓発に取り組んで続かない自分にガッカリしなくなるコツは?
こうした疑問や思いをお持ちの人はたくさんいます。
毎日の小さな自己啓発の取り組みだけで、仕事や人間関係を整えている人がいます。
一方で、続く前提で設計された自己啓発の取り組みのコツを知らずに損をしている人も多いです。
そこで今回はなぜ自己啓発の取り組みが続かないのかについて解説します。
この動画を見ると自己啓発の取り組みの具体例10選、そして習慣化のコツが分かりますので是非最後までご覧ください。
それでは早速、自己啓発の取り組みが続かない本当の理由から見ていきましょう。
自己啓発の取り組みが続かない本当の理由
自己啓発の取り組みが続かない一番の理由は、意志が弱いからではなく今の生活に合わないやり方で始めてしまうからです。
最初に大きな目標や完璧な計画を立ててしまうと、少し予定が崩れただけで「もうダメだ」と感じやすくなります。
結果として自己啓発の取り組みそのものが嫌になり「いつか落ち着いたらまたやろう」と先延ばしにしてしまうのです。
なぜこうなってしまうかというと、多くの人がやるべき理想の姿から逆算して取り組みを決めてしまうからです。
例えば「毎日1時間勉強する」「毎朝30分瞑想をする」「毎日3ページ日記を書く」などは理想的な自己啓発の取り組みです。
しかし仕事や家事、育児など忙しい生活の中にいきなり大きな負担を追加すると、現実とのギャップに押しつぶさます。
具体的に自己啓発の取り組みが続かないパターンは、次のようなものです。
平日も休日も同じ量をやろうとして、疲れた日に「今日は無理」とあきらめてしまう。
完璧にできた日だけを良しとし、少しでもできなかった日は0点扱いにしてしまう。
他人のSNSや成功談を見て「自分もこれぐらいやらないと」といきなりハードルを上げてしまうパターンです。
このように自己啓発の取り組みが続かないのは、あなたに根性がないからではありません。
今の自分と生活にとってちょうどいい大きさに設計されていないだけです。
だからこそこれからは頑張ればできる量ではなく、疲れていてもなんとかできる量から組み立てることが大切です。
自己啓発の取り組みを設計する3つのステップ
自己啓発の取り組みを長く続けるには、何となく良さそうだから始めるのではなくシンプルな設計の手順を踏むことが大切です。
そこでおすすめなのが「目的を一言で決める」「時間と頻度を先に決める」「行動を一つに絞る」という三つのステップです。
この流れを押さえるだけで、自己啓発の取り組みは続きやすい形に変わります。
なぜこの三つが有効かというと、多くの人は何をやるかから考え始めてしまい、目的と生活リズムが後回しになるからです。
目的が曖昧で取り組みを増やすと、自分はなぜこれをやっているのか?が分からなくなり、モチベーションが続きません。
また時間と頻度を決めずに行動だけ決めると、忙しい日にはすぐ押し出されてしまいます。
だからこそ先に「なぜ」「いつ」「どれぐらい」の枠を決め、その中に自己啓発の取り組みをはめ込むことが大切です。
三つのステップを簡単に整理すると、次のようになります。
1つ目はテーマと目的を一言で決めることです。
・仕事の自信をつける
・気持ちを安定させる
・お金に対する不安を減らす
まずは自己啓発の取り組みで何を変えたいのかを短い言葉で書き出します。
2つ目は時間と頻度を先に決めることです。
・平日は1日5分まで
・週3日だけ
・寝る前だけ
こうして自分の生活に無理なく組み込める枠を決めます。
3つ目は枠の中でやる行動を一つに絞ることです。
・夜に5分だけ今日の感謝をノートに書く
・通勤時間のうち5分だけ音声を聞く
なるべく具体的な行動に落とし込みます。
このように自己啓発の取り組みを「目的→枠→行動」の順番で設計すれば、無理のないメニューができあがります。
大切なのは最初から完璧な取り組みを目指すのではなく、これなら忙しい自分でも続けられそうだと思えるレベルにすることです。
目的別に役立つ自己啓発の取り組み具体例10選
ここからは「結局何をやればいいのか?」という疑問に答えるために、目的別の自己啓発の取り組み具体例を紹介します。
ポイントはどれも3〜15分程度でできるように設計していることですが、いきなり全部をやる必要はありません。
気になるものを一つ選び、まずは1〜2週間試してみるイメージで自己啓発の取り組みを始めてみてください。
なぜ目的別で考えることが大事かというと「何となく良さそうだから」で選んだ取り組みは、悩みや望みに直結しにくいからです。
自己啓発の取り組みの効果を高めるには、今の自分が一番変えたいところと直結した行動を選ぶことが近道です。
目的に合った取り組みを選べば、少しの変化でも「やって良かった」と感じやすくなり、継続のエネルギーになります。
目的別の自己啓発の取り組み例を表にまとめると、次のようになります。
| 目的 | 自己啓発の取り組み例 |
|---|---|
| 仕事の集中力を上げたい | 朝一番に「今日の最優先タスク」を1つ紙に書く |
| 自己肯定感を高めたい | 寝る前に「今日できたこと」を1つノートに書く |
| 人間関係を良くしたい | 一日一回、誰かに感謝やねぎらいの一言を伝える |
| メンタルを安定させたい | 朝起きたら深呼吸を3回し「今日大事にしたいこと」を一言つぶやく |
| お金への不安を減らしたい | 週に一回収支を10分だけ見直し「来週やめる支出」を一つ決める |
| 学びを増やしたい | 通勤や家事の時間に自己啓発の音声や動画を5分だけ聞く |
| 習慣を身につけたい | 新しい習慣を「すでにある習慣」の直後に1分だけ付け足す |
| 感情の整理をしたい | モヤモヤしたときに「今感じていること」を3行だけメモする |
| 目標意識を高めたい | 週の始まりに「今週叶えたいこと」を1つ手帳に書く |
| 自己理解を深めたい | 月に一度だけ「この1か月で嬉しかったこと・学んだこと」を振り返る |
始めに上の10個の中から、今の自分にとって一番しっくりくる自己啓発の取り組みを一つだけ選びましょう。
そしてまずは二週間続けてみることをおすすめします。
うまくハマればそのまま続ければいいですし、合わないと感じたら別の取り組みに入れ替えれば構いません。
大事なのは立派なことをするよりも、自分の生活になじむ自己啓発の取り組みを見つけることです。
自己啓発の取り組みを習慣化する現実的なコツ
自己啓発の取り組みを本当の意味で身につけるには、短期間だけ頑張るのではなく緩く長く続けることが重要です。
そのためには「完璧主義を捨てる」「きっかけを決める」「できた自分を見える化する」という三つのコツが役立ちます。
これら三つのコツは、忙しい人でも実践できる現実的な工夫です。
なぜ完璧主義を手放す必要があるかというと、毎日絶対にやると決めるほどやれなかった日のショックが大きいからです。
自己啓発の取り組みは、人生の一部であって人生のすべてではありません。
誰にでも不意に仕事が立て込んだり、体調を崩したりする日もあります。
そのたびに「やっぱり自分は続けられない」と自分を責めていては、せっかくの自己啓発の取り組みも逆効果です。
こうした状況を避け、継続して習慣化させる具体的なコツとしては次のようなものがあります。
まずは「週に何回できれば合格か?」を決めておくことです。
例えば「週4日できたらOK」と考えれば、1日サボっても気持ちに余裕が生まれます。
次に「行動のきっかけ」を決めておくことです。
「朝のコーヒーを飲んだらノートを開く」
「寝る前に歯を磨いたら日記を書く」
といったようにすでにある習慣とセットにすると、自動的に体が動きやすくなります。
そして「できた日にはカレンダーやアプリに印をつける」ようにしましょう。
自分が続けてきた証拠が見えると「ここまで積み上げたからもう少し続けてみよう」と自然に思えるようになります。
このように自己啓発の取り組みを習慣化する鍵は、頑張ることではなく続けやすい仕組みを作ることです。
少し肩の力を抜きながら、自分の性格や生活リズムに合ったコツを組み合わせてみましょう。
そうすれば自己啓発の取り組みは、やらなきゃいけないことからやらないと落ち着かないことへ変わっていきます。
編集後記
自己啓発の取り組みについて相談を受けると、続かなかった自分ショックで次の一歩が踏み出しにくくなっている人が多いです。
私自身も昔は立派なノートや計画表を何冊も買っては三日坊主で終わり「またダメだった」と落ち込んでいました。
本当に変わり始めたのは「1日5分」「1行だけ」など、笑ってしまうほど小さく自己啓発の取り組みを設定したときです。
すると「これならできる」という感覚が戻ってきて、結果的に数か月、数年と続く習慣になりました。
どのような取り組みでも、続くようになって習慣化すれば頻度や量はいくらでも増やすことができます。
もし今、自己啓発の取り組みがうまくいかないと感じているなら、思い切ってハードルを下げてみてください。
- 自己啓発の取り組みは生活に合う小ささで始める
- 自己啓発の取り組みは目的と枠と行動で設計する
- 自己啓発の取り組みは完璧より継続を優先する
