自己啓発に批判的意見が多い5つの理由と回避する6つのポイント
自己啓発の周囲には、批判的な意見を持つ人が多いのも事実ですが、その反面で自己啓発に興味を持って、自分を変えるために検索している人も非常にたくさんいます。
これは私の希望的観測ではなく、実際のデータに基づく事実です。
なぜなら、キーワードの検索ボリュームで見れば、世の中でも「不動産投資」と変わらないほどの検索量があるからです。
この記事をご覧の人にも、一目瞭然で分かりやすい例を挙げるなら、書店における、自己啓発に関する棚の占有量を見れば納得できるでしょう。
しかし、興味がある人が多ければ多いほど、それについて、批判的な意見を持つ人も増えるのは自然なことです。
・自己啓発って批判的な意見が多いけど、大丈夫?
・自己啓発が批判されているのはなぜ?
現在、自己啓発に興味があるけど、このような疑問を持って、不安になって調べてみている人も多いことでしょう。
実際に世間で語られている、自己啓発の批判的な一面について、私も納得できるものも多数あります。
そこでこの記事では
・自己啓発が批判される五つの理由
・自己啓発を批判する人の原因
・自己啓発して周囲から批判されないようにするポイント
これらについて、自己啓発の業界に20年従事している専門家が、ひとつひとつ詳しく解説していきます。
1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。
ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。
以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。
- ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
- ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
- マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
- ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
- ブライアン・トレーシー(営業の神様)
- デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
- ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)
現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。
自己啓発が批判される五つの理由
自己啓発が批判される理由は、個々の状況によって異なります。
自己啓発を批判するのではなく、肯定的に受け入れるためには、信頼性のある情報に基づく方法を選び、過度な自己宣伝を避け、共感や協力も大切にするべきです。
そうした中でも、自己啓発が批判される理由はさまざまですが、主にこれから挙げる、五つの理由に分類することができます。
1,過剰なアピールをする人に対する批判
自己啓発が批判される一つ目の理由は、自分が自己啓発をしていることについて、過剰なアピールをする人がいるためです。
なぜなら、自己啓発に取り組んでいる人が、過度な宣伝や自己顕示欲を示すことで、周囲の人がその人を見て、不快に感じることで、批判したくなるからです。
これは、自己啓発に限らず、どんなことでも当てはまるものです。
例えば、ラーメンを好きな人が、自分の周囲に過度なラーメンの宣伝や、自己顕示欲を示していたら、その人やラーメンに対して、批判的になる人も増えますよね。
特に自己啓発というものの特性が、周囲を批判的にさせやすい、ということもあります。
なぜなら、自己啓発に興味がある人は、挫折や課題に直面している人が多く、こういった人の周囲で、無神経な自己宣伝を行うことは、批判を買いやすいからです。
2,効果が疑わしいものに対する批判
自己啓発が批判される二つ目の理由は、その効果が実証されておらず、効果が疑わしいものに対する批判です。
なぜなら、自己啓発に関する手法や、内容に科学的根拠があるものが少なく、懐疑的になることで、批判の対象になりやすいからです。
例えば、私達が取り扱う自己啓発プログラムなどは、世界的に見ても一世紀を超える歴史があり、実際にそれで成果を得た、世界的に著名な実業家がたくさんいます。
これらのプログラムは全て、人間工学や脳科学に基づいて開発されているものですが、歴史の浅いものには、そうではないものもたくさんあります。
このような、一部の自己啓発のアイデアや、歴史の浅いものの場合には、実際には効果がないものもあり、批判の的となりやすくなるのです。
3,根拠のない精神論や根性論に対する批判
自己啓発が批判される三つ目の理由は、根拠のない精神論や、根性論に対する批判です。
なぜなら、自己啓発は実態が掴みにくい特徴もあることから、気合と根性で語られていたり、成功体験のみが強調されて、現実的ではないと批判したくなるからです。
これは、私も本当にその通りだと感じます。
確かに、自己啓発というものは、道徳の授業に似ているものですので、人としての在り方というものを明確な形にすることは、とても難しいことです。
つまり、これが現実との乖離を生み出し、学んだ他の人が、同じような成果を得ることが難しくなり、失敗した人は自己啓発に対して、批判的な人へと変わるのです。
4,周囲にはびこる詐欺やカルトによる批判
自己啓発が批判される四つ目の理由は、周囲にはびこる詐欺やカルトによる批判です。
なぜなら、自己啓発に興味を持っている人が多いので、その恩恵を得ようと、詐欺やカルトの集団がはびこり、信頼性のない情報が多いため、批判されやすいからです。
これについても、本当にその通りだと感じます。
例えば、こうした怪しいものに携わっている人が、あなたの周囲にいた場合、その人に対しても、自己啓発に対しても、批判の対象としたくなりますよね。
こうした詐欺や、カルトの被害に遭わないためには、歴史があるかどうかと、露出があるかで判断するようにしてみて下さい。
5,価値観の不一致による批判
自己啓発が批判される五つ目の理由は、価値観の不一致による批判です。
なぜなら、自己啓発の方法やアプローチの内容が、個人の価値観や信念と合致しない場合、その人にとっては受け入れ難いため、批判したくなるためです。
こちらに関しては、万物において起き得る、ごく普通の批判の内容ですので、致し方ないことです。
それでは続いて、自己啓発する人を批判する人の五つの原因について、詳しく解説していきます。
自己啓発する人を批判する人の五つの原因
自己啓発する人を批判する人が、どのような背景や動機を持っているかは、個人によって異なります。
しかし、批判のすべてが悪いわけではありませんので、自己啓発に取り組みたい人にとっては、理解とコミュニケーションを通じて、異なる視点を尊重してみましょう。
それでは早速、五つの原因について触れていきます。
1,自己啓発に対して懐疑的
自己啓発をする人を、批判する人の一つ目の原因は、自己啓発に対して懐疑的な人々であることです。
なぜなら彼らは、科学的な根拠に基づいていない、あるいは効果が証明されていないと感じることによって、それに取り組む人たちを、批判的な目で見るからです。
ですので、自己啓発に取り組んで、こうした批判を受けたくない場合には、世界的に見ても、きちんと歴史と権威と実績があるものを選ぶようにしましょう。
2,自己啓発を成功させた人への嫉妬や妬み
自己啓発をする人を、批判する人の二つ目の原因は、自己啓発を成功させた人への嫉妬や妬みによるものです。
なぜなら、批判している人のほとんどは、一度は自己啓発にチャレンジしてみた人であり、その結果、上手くいかなかったことで、批判的になっているからです。
もし、何も知らないのに批判しているのであれば無知蒙昧ですし、取り組んでもいないのに批判しているのであれば、ただの食わず嫌いとなります。
ですので、自己啓発に取り組んで、こうした批判を受けた場合には、相手に「何をしたらどうなったのか?」を質問して、同じ轍を踏まないように気をつけましょう。
3,他者の成功に対する不満
自己啓発する人を、批判する人の三つ目の原因は、他者の成功に対する不満によるものです。
なぜなら、自己啓発に取り組み、成功する人がいる一方で、それに比例して上手くいかない人が必ず存在しており、責任転嫁して批判したくなるからです。
自己啓発が上手くいかなかった場合、その原因を自分に向けることができる人は、ごく少数しかいませんので、ほとんどの場合は、自己啓発そのものを批判します。
ですので、自己啓発に取り組んで、こうした批判を受けた場合には、先程と同じように、相手に「何をしたらどうなったのか?」を質問して、反面教師にしましょう。
4,信念や価値観の不一致
自己啓発する人を、批判する人の四つ目の原因は、信念や価値観の不一致によるものです。
これは先程も申し上げた通り、万物において起き得る、ごく普通の批判の内容ですので、致し方ないことです。
もし、自己啓発を批判する人の中に、自分と同じ価値観を持つ人がいる場合には、あなたにとっても、自己啓発は避けるようにした方が良いでしょう。
5,経験の不一致
自己啓発する人を、批判する人の五つ目の原因は、経験の不一致によるものです。
なぜなら、過去に経験したことのない状況や、困難に直面している人には、それを乗り越えた人の成功を理解しにくい、という原因から批判したくなるためです。
これは、その人の気持ちも理解できるのですが、しかし、それを乗り越えるためには、やはり「出来た人はなぜできたのか?」を理解する必要があります。
もちろん、状況や経験は十人十色ですが、乗り越えた人を理解することは、自己啓発を批判している状況から、抜け出した人を理解することにも繋がります。
それでは続いて、自己啓発をして批判されないようにする、六つのポイントについて解説していきます。
自己啓発して批判されないようにする六つのポイント
自己啓発に取り組む際に、批判を受けないようにするためには、これから挙げる六つのポイントを心掛けるようにすることで、他者から受け入れられるようになります。
1,謙虚で在ること
自己啓発に取り組む際に、批判を受けないようにする一つ目のポイントは、謙虚で在るように心掛けることです。
なぜなら、自分の成功や成果を達成したとしても、謙虚で在ることは重要であり、過度な自己顕示や誇張は、他者に不快感を与えて、批判の機会を生むからです。
あなたが謙虚で在りさえすれば、周囲から批判を生むことはありません。
2,他者を尊重すること
自己啓発に取り組む際に、批判を受けないようにする二つ目のポイントは、他者を尊重することです。
なぜなら、自己啓発を選択したことはあなたの選択であるように、他者にも他者の選択というものがあり、異なる信念を持つ相手からは、批判の可能性があるからです。
異なる信念を持つ相手には、傍若無人な態度を取ることはせず、異なる意見や価値観を受け入れる姿勢を持つようにすれば、批判が生まれることはありません。
3,共有の際に注意する
自己啓発に取り組む際に、批判を受けないようにする三つ目のポイントは、あなたの経験を共有する際に注意することです。
なぜなら、成功体験や経験を共有する際には、相手の立場や感情を考慮して、共感の要素を含めないと、相手から批判を買うことがあるからです。
他者に話したりする場合には、個々の状況に応じて柔軟な対応を取るようにすれば、相手から批判的な感情が芽生えることはないでしょう。
4,根拠を重視する
自己啓発に取り組む際に、批判を受けないようにする四つ目のポイントは、根拠を重視することです。
なぜなら、自己啓発に取り組む際には、根拠やロジック、セオリーといったものがきちんと有るか無いかで、絶賛か批判ほどの差が生まれるからです。
そのためには、世界的に見て歴史と権威と実績があるものを選び、かつ内容もロジックとセオリーで構成されているものを、選択するようにしましょう。
根拠が不確かなものや、疑わしいものは避けて、信頼性の高い自己啓発を取り入れるようにすれば、相手から批判されることもなくなります。
5,自己評価を適切に行う
自己啓発に取り組む際に、批判を受けないようにする五つ目のポイントは、自己評価を適切に行うことです。
なぜなら、自分の強みや成果を評価するのと同様に、他者もきちんと評価できる自分でないと、周囲から批判を受けることにも繋がるからです。
周囲と共に成長し、相互理解と尊重ができるようになれば、あなたの周囲から批判されることはなくなります。
6,適切なタイミングと場面を選ぶ
自己啓発に取り組む際に、批判を受けないようにする六つ目のポイントは、適切なタイミングと場所を選ぶようにすることです。
なぜなら、適切なタイミングや場面で共有ができない場合には、相手からは「空気が読めない人」というレッテルを貼られてしまい、批判の対象になるからです。
相手が自己啓発に対して、興味を持ちそうな状況や、相談がある場合に、適切に情報を提供する分であれば、相手から批判されることはありません。
自己啓発に取り組んで批判を受けないために
これまでに挙げた、六つのポイントをしっかりと押さえていれば、自己啓発に取り組んでも、批判を受けることなく、楽しんで進むことができるでしょう。
何より、これらの批判されない六つのポイントを押さえているような人というのは、人としての在り方もきちんと出来上がっている、魅力的な人でも在りますよね。
正しい自己啓発に取り組み、批判を受けることなく自分を変えていきましょう。