自己啓発で行動ができない・続かない・辞めてしまう人の4つの特徴

私が「自己啓発 行動」で検索をかけた時に表示された一覧を見て、一番始めに感じたことは

「ん?うーん…いや、え?、うーん…」でした。

なぜ、このようになったかというと、検索をかけた人たちは「自己啓発とはどんな行動をしたら良いのか?」という意図で調べたのではなく

・自己啓発が大事ということでジョギングを始めてみたけど、三日坊主で終わった
・自己啓発本を読んで感化されてダイエットに励んだけど、すぐに辞めてしまった
・自己啓発セミナーへ参加して何かをしようと決めたけど、行動に移せない

つまり

・自己啓発の一環で行動した(したい)けど、上手くいかないのはなぜ?

この原因とその解決法を知りたくて、検索した人が多いのでは?と疑問が湧いたので、自己啓発の専門家としてこの動画を作成することにしました。

自己啓発したつもりでも、行動できない、続かない、辞めてしまうのには、きちんとした理由と原因がありますので、自己啓発の業界に20年従事している専門家が、4つの特徴に分けて詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。

ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。

以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)

現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。

自己啓発で行動ができない・続かない・辞めてしまう人の4つの特徴

「なるほど、自己啓発な行動とはこういうことか!」

と勘違いし、ネットによくある自己啓発的な行動の中から「まずはとにかく行動だ!」と実践すると、ほとんどの場合は失敗します。

なぜなら、それは自己啓発ではなく、ただの精神論や根性論、もしくは方法論(やり方)だからです。

自己啓発の専門家として、自己啓発的なお話をするのであれば「まずはとにかく行動だ!」には「しっかりと準備が整ったら」という、前提条件が必要です。

なぜなら「しっかりと準備を整えること」が、自己啓発だからです。

例えばこれは、受験に対する受験勉強と同じです。

事前準備(勉強)をせずに、自分の実力とかけ離れた難関校を受験すれば、結果はお察しの通りですよね。

啓発とは、無知の人を教えや導きなどから、自分自身を見つめ直してもらい、物事を明らかにするために、心構えを整えることです。

この根本である、在り方を身につけることを理解していないと、あれだこれだと行動(やり方)に走ってしまうのです。

それでは具体的に、自己啓発が続かずに辞めてしまう人の4つの特徴について見ていきましょう。

①行動することが自己啓発だと勘違いしてしまっている

1つ目の特徴は、自己啓発に対する勘違いに関してです。

冒頭でも述べた通りですが、自己啓発というものは「行動すること」ではなく、自己を教え、導き、物事を明らかにするための「準備を行うこと」です。

自己啓発を行動することと捉えている人は、自己啓発を勘違いしている人です。

こうした人の特徴としては、せっかく自己啓発を行っても、続かずに辞めてしまうことが多い点です。

自己啓発が続かない…、三日坊主で辞めてしまって困っている…という方は、以下の記事が参考になります。

ネットでも現実社会でも、自己啓発の本やセミナーで上手くいかなかった、失敗した、あんなの意味ないと言っている人のほとんどが、行動について語っています。

本来であれば準備を行うことが必要なのに、行動を起こすことと勘違いしているのですから、それはそうですよね、となるのは必然なのです。

②自己啓発の行動に動機がないまま発進している

2つ目の特徴は、動機に関してです。

もしかしたらですが、ネットでよく言われている「自己啓発の行動」というものを、動機がないまま始めてしまっていませんか?

ほとんどの人が、行動を起こしても途中で挫折したり、辞めてしまう原因というものがここにあります。

動機とは、出来事が起こるはずみです。

人間がある状況の元で、その行動を決定する、意識的・無意識的な原因のことを指します。

世の中のニュースなどでも、犯行の動機などが語られていることからも、それは明らかでしょう。

これは、自己啓発的な言葉に置き換えると、顕在意識・または潜在意識的な原因となります。

ここでは、動機の有無が重要で、動機が純粋か不純かは全く問題ではありません。

例えば、本心では全くそんなことを思ってもいないのに、他人に話せば「すごいね~」と言われるために作ったような、他人に崇高に見られるための動機では、全く意味がないのです。

なぜなら、それではあなたの「動力源」とは、ならないからです。

それであれば、あなたが腹の底から、まるでマグマでも湧いてくるように、本心から何が何でもそうしたくなるような、例え不純であっても心からそうしたいと思える動機の方が、即効性と継続力は高くなります。

これも、世の中のニュースを見ても明らかでしょう。

潜在意識的な原因に関しては、この動画では話が長くなり脱線しますので割愛します。

③自己啓発のための行動なのに、目的が曖昧

3つ目の特徴は、目的に関してです。

この動画の冒頭でも学んだように、啓発とは物事をハッキリと明らかにさせる為に、心構えを構築することにあります。

つまり、正しい自己啓発の行動というものは、自分を今よりも高い位置(より知識を得る、より健康になる、よりお金持ちになる)へ導くための、教えや導きの導入が必要となります。

そして、そのために必要な物事をハッキリと明らかにさせるための、心構えを構築する(=準備を整える)ことが自己啓発ということです。

自己啓発的なお話であれば、これは明確な目標設定や、積極的心構えの構築、というものになります。

今、答えが出ましたが、これは「明確」でないといけないのです。

例えば「ダイエットする!」では、明確ではありませんよね。

「5kgダイエットする!」なら、少し明確になりました、では更に明確にするなら?

と、突き詰めていって、明確な目標まで昇華させないといけないのです。

自己啓発の行動をできない人のほとんどが、この「明確な」目標を立てられないことに起因しています。

④行動を起こす前の自己啓発が瞬間湯沸かし器状態

4つ目の特徴は、自己啓発に関してです。

簡単に置き換えると準備の状態です。

この準備の状態が即席のものですと、継続力がありませんので、瞬間湯沸かし器のように一瞬で沸騰してもすぐに冷めてしまい、一週間も経たない内にあっという間に元通りになってしまいます。

モチベーションの上下が激しく悩んでいる人の場合、以下の記事が参考になります。

また、この準備に根拠がない状態ですと、一時的には勘違いを起こして瞬間湯沸かし器になるのですが、小さな問題や壁が目の前に立ちはだかると、すぐに意気消沈して元に戻ってしまうのです。

例えば、ウルトラマンは変身すれば3分間は驚異的なパワーを発揮しますが、3分過ぎると元に戻ってしまい、普通の人間になってしまうのと同じことです。

よく、モチベーションなどのセミナーでも「上下することが問題なのです」「高いポジションを維持することが大切なのです」と言われているのは、皆さんもご存知でしょう。

その「どうやって?」の方法が自己啓発ではなく、精神論や根性論、もしくは方法論(やり方)になってしまっているので、皆さんも途方に暮れているわけですよね。

正しく、モチベーションを高い状態で維持するために必要なのは、精神論でも根性論でも行動でもなく、準備による心構えの構築なのです。

正しい自己啓発が、行動を起こし、継続性を生む

これまでの4つの特徴で、自分に足りないものや余計なもの、間違った知識などに気づくことができたでしょう。

間違った知識を使っても、辿り着くのは間違った目的地です。

これが所謂「ベクトルがズレている状態」というものです。

自己啓発を正しく理解し、使い方を間違えずに正しく活用すれば、自然と行動に繋がり、そこに継続性が生まれることで、初めて成果や成長へと繋げることができます。

自己啓発の一環で興した行動を、継続させられるようになりたいのであれば、まずは行動を起こすのではなく、そのための準備をしっかりとおこなっていくようにしましょう。

そうすれば、途中で辞めてしまったり、諦めてしまったり、三日坊主で続かないといった負のスパイラルから抜け出せるようになります。

まとめ
  • 自己啓発は行動を起こすことではなく、そのための準備を行うことと知ろう
  • 行動には動機、明確な目標をしっかりと持ってから臨もう
  • 準備はインスタントではなく、永続性をもたせるようにしよう