自発的に行動する10のモチベーション|ナポレオン・ヒルの成功哲学

  • 自分にはモチベーションがない
  • 他の人に比べてモチベーションが低い
  • 自分が何に対してならやる気を発揮できるか分からない

上記のような悩みを抱えている方はたくさんいます。

私達が行っている個別相談を申し込む人の中でも、モチベーションに関しては、非常に相談を受けることが多いケースです。

この記事では、ナポレオン・ヒルの成功哲学を紐解きながら、人を動機付けるために必要な10のモチベーションとその活用方法に至るまで、20年従事している専門家がひとつひとつ詳しく解説していきます。

目標を達成するために必要なモチベーション・動機

ナポレオン・ヒルの成功哲学では個人の業績は全て、それをもたらすモチベーションや動機の結果であるとされています。

お金を稼ぎたい、モテたい、優雅に生活したい、好きな時に好きなことをしたいなど、何かしらのモチベーションや動機を誰もが必ず持っているものです。

逆に、モチベーションや動機のない行動は、成果を生むことはとても困難を極めます。

なぜならそれは、簡単に例えるなら目標がないのに行動を起こしているのと同じだからです。

明確な目標設定とモチベーションや動機は、とても密接な相乗効果の関係にあります。

明確な目標設定を行うことで、モチベーションや動機へと繋がったり、逆にモチベーションや動機が明確な目標を見つけ出すこともあります。

一つのモチベーションが発端となって、一つの業績を生み出すこともあれば、いくつかのモチベーションが組み合わされて一つの業績を生むこともあります。

それでは次に、人間を自発的な行動へと駆り立てる基本的な10のモチベーションについて見てみましょう。

目標を達成へと導く10のモチベーション

ナポレオン・ヒルの成功哲学では、自発的な行動へと駆り立てる10のモチベーションは以下のように定められています。

1,自己防衛
2,愛
3,恐怖の感情
4,SEXの感情
5,永遠に生きることに対する欲求
6,自由に対する欲求
7,報復の感情
8,憎しみ
9,自己表現および認められたいという欲求
10,物欲

成功哲学における10のモチベーションと聞くと何か高尚なものに思えて、もしかしたら上記を見て驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、人間を根本から動かすための動機やモチベーションというものは、こうしたどこまでも生々しいものです。

そして、恐怖、報復、憎しみという負の感情を連想させるモチベーションも立派な動機づけになるのです。

一番簡単に例えるなら、それほど強い動機付けになるから、世の中では犯罪が無くならないのです。

犯罪を犯すまでに人を強く突き動かすモチベーションというものは、とてつもなく強力な動力源です。

これまでの人類の歴史上でも人類を脅かしたり、恐怖に陥れた政治家や思想家もこれと同じなのです。

ただこれらはその使い方を、善悪のどちらにベクトルを向けたかの違いでしかありません。

ということは、この動画をお聴きの方であれば、そのベクトルを善へと向ければ良いだけなのです。

これら10のモチベーションは、社会的な成功を収める上で最も基本的なものとなる、とナポレオン・ヒルの成功哲学でも語られています。

健全な人々を行動へと駆り立てるものは、これらの10のモチベーションであり、それを正しく認識することは成功の第一歩であると言えます。

これらの10のモチベーションは自分以外の人々を理解し、正しい行動を求める上でも必要なことですが、同時にあなた自身が人間として他人のモチベーションを理解し、共感していく上でも必要なこととなります。

次に、自分自身の内側に秘められたモチベーションを見つけることについて詳しく解説していきます。

目標達成には正しいモチベーションと、正しい行動が必要

成功には正しいモチベーションと、正しい行動を常に求める必要がある、とナポレオン・ヒルの成功哲学では説かれています。

重要なのはただのモチベーションと行動ではなく、どちらも「正しくないといけない」点です。

これは先程の善悪の例でも挙げたように、強力な動力源も行動のベクトルを悪に向けてしまっては意味がないですよね。

ですので、正しい行動のベクトルは「常に善である必要」があります。

そして正しいモチベーションとは、どのようなことを差すのか具体的に解説すると「それが自分にとって正直な内容であるかどうか」ということです。

自分のモチベーションとなる事柄を相手へと伝えた時に

「なんて素晴らしいモチベーションなのでしょう!」

と周りから称賛されたいがために作っただけのような、本心とは遠くかけ離れたお飾りのモチベーションでは、自分自身を正しく動機付けることは出来ません。

モチベーションとは、どこまでも生々しくて良いのです。

大金持ちになりたいのであれば「お金を稼ぎたい」、業界でナンバーワンになりたいのであれば「トップまで上り詰めたい」など、自分以外の誰かへ伝える時でも常に正直でいるべきです。

勘の良い方はここでお気づきになられた方もいるかも知れませんが、モチベーションと行動の2つにしか目がいかないと、ナポレオン・ヒルの成功哲学で語られている重要な3つ目を見逃すことになります。

そうです、3つ目とは「常に求める必要がある」のです。

自分の内側だけで密かに秘めているものと、相手に掲示するものに本音と建前を用意していると、潜在意識は混乱します。

潜在意識は、本音と建前を理解するようなことはしません。

より強く、常に発言したり聞いたりすることで、数多く反復しているものを、潜在意識は「求めているもの」と認識します。

そして、一定の目標や願望の背後には、それを心から求めてやまない強い欲求がなくてはなりません。

あなたを行動へと駆り立てるものは燃えるような欲求であり、その欲求を駆り立てるものこそモチベーションなのです。

あなたの心の中にも、先に挙げた中のモチベーションが必ず隠されています。

それを見つけ出し、あなたを駆り立てれば駆り立てるほど、あなたはより深く潜在意識と関わることになり、成功へと近づいていくことになるのです。

モチベーションや動機を正しく理解し、成功へ向かうために

成功するためにモチベーションや動機を見つけ、活用することは世の中で盛んに行われています。

しかし、その正しい理解と設定方法や活用法を知らないと、明確な目標設定とただの目標設定、更に次元を下げるなら希望や夢物語のように、設定しても達成できないといった結果を生み出すだけで終わってしまいます。

せっかく素晴らしい目標やモチベーションがあるのであれば、それを正しく活用しさえすれば、成果へと結びつけるのは決して難しいことではありません。

明確な目標を設定して達成するためにも、モチベーションや動機づけを正しく理解して活用していきましょう。

そうすれば、成功に必要な残りのノウハウをきちんと身につけていれば、目標は達成できるものなのです。

まとめ
  • 目標を達成するためにはモチベーションや動機付けは必須
  • 10のモチベーションを理解して自分の動機づけになるものを見つけよう
  • モチベーションを正しく、自分に正直で常に求める状態を維持すると成果に繋がる