マーフィーの法則のやり方と活かし方、共通点とポイントまで解説
マーフィーの法則や潜在意識を活用してみたいけれど、具体的なやり方や使い方がよく分からないと悩んでいませんか?
・本を読んだけれど実践方法が不明確だ
・ポジティブに考えているつもりなのに現実が何も変わらない
このように感じて途中で諦めてしまう人は少なくありません。
潜在意識の仕組みを理解して正しく実践する人は理想の現実を引き寄せますが、自己流の間違った使い方をしてしまうと、かえってネガティブな結果を招くこともあります。
マーフィーの法則は願いを考えるだけで現実が自動的に変わる方法ではなく、望む状態を明確にし、それに合う言葉と行動を繰り返すための考え方として使うと実践しやすくなります。
私はこれまで20年間にわたり、多くの経営者やビジネスパーソンに潜在意識を活用したコンサルを行ってきました。
その経験から言えるのは法則の正しいやり方を理屈で納得し、毎日の習慣にできた人から順番に驚くべき成果を出しているという事実です。
この記事を読めば、今日から迷いなく潜在意識を書き換えてポジティブな人生を歩めるようになります。
それでは早速、マーフィーの法則の実践法について学んでいきましょう。
マーフィーの法則の基本的なやり方とポジティブな使い方

潜在意識をポジティブな言葉で満たす具体的な実践ステップ
マーフィーの法則のやり方における基本は、潜在意識を常にポジティブな言葉で満たすことです。
人間の意識の大部分を占める潜在意識は、言葉の否定形や論理的な善悪を判断できず、受け取ったイメージをそのまま現実化しようとするからです。
マーフィーの法則を日常で実践するときはとにかくポジティブな言葉を繰り返すのではなく、次の4ステップで進めます。
1.望む状態を具体的にする
「成功したい」「幸せになりたい」ではなく、現実の場面まで決めます。
例えば営業であれば「商談で緊張しない」ではなく「次の商談で相手の話を最後まで聞き、確認したい質問を三つ行う」と具体化します。
2.自分が受け入れられる言葉へ変える
現在の自分とかけ離れた言葉を無理に唱える必要はありません。
「私は絶対に成功している」と言うたびに心の中で「そんなはずがない」と反発するなら
「私は今日できる一つの行動へ集中している」「私は相手の話を落ち着いて聞けるようになっている」のように、現在の自分でも受け入れられる表現へ調整します。
3.言葉の直後に一つ行動する
アファメーションを唱えたら、その内容と関係する小さな行動を行います。
「私は落ち着いて準備できる」と唱えたなら、商談前に質問を一つ書く。
「私は着実に前進している」と唱えたなら、企画書を5分だけ進める。
必ず言葉と行動をセットにします。
4.一週間後に振り返る
・何回実践できたか
・どの場面では使えなかったか
・言葉に違和感はなかったか
・次にどの行動を小さくするか
必ずこの四つを確認します。

これは車のナビに目的地を入力することと似ています。
目的地を設定しただけでは到着できません。
現在地を確認し、交差点ごとに実際にハンドルを切ることで初めて前へ進みます。
マーフィーの法則でも、願望、言葉、現実の行動を一つの流れとして扱ってください。

マーフィーの法則を成功させるためには言葉の持つ力を理解し、意識的にポジティブな言葉を選ぶ習慣が不可欠です。
私のクライアントに商品知識は十分にあるものの、クロージングの場面になると急に自信を失ってしまう30代の営業職の人がいました。
商談の前半では落ち着いて説明できるのですが、相手から「少し考えます」と言われることを怖がり、価格の説明へ入る前から声が小さくなっていました。
本人の頭の中では「また断られるかもしれない」「ここまで説明して断られたら、自分の営業力がないということだ」という言葉が繰り返されていました。
その不安を消すために以前は毎朝「私はトップ営業マンだ」「私は必ず契約を取れる」と唱えていました。
しかし本人自身がその言葉を信じられていなかったため、唱えるほど「実際には売れていない」という現状との差を意識してしまいました。
そこで私は結果を断言する言葉ではなく、自分でコントロールできる行動へ言葉を変えるよう提案しました。
最初に使ったのは「私は相手の判断に必要な情報を、落ち着いて確認している」という言葉です。
さらに商談前に、この言葉を一度読み
・相手が現在困っていること
・判断するときに気になること
・次に必要な情報
の三つを質問することだけを目標にしました。
最初の一週間は三つの質問を書いても商談が始まると説明を優先し、一つしか聞けない日が続きました。
本人は「やはり自分には向いていない」と落ち込みました。
そこで契約件数ではなく「質問を一つでもできたか」を記録するようにしました。
二週目になると質問そのものは増えましたが、相手の答えを聞いた直後に自分の商品が優れている理由を長く説明する癖が残っていました。
そこで次は、新しいアファメーションを増やさず「私は相手の答えを最後まで聞いている」という一文だけを追加しました。
質問した後に相手が話し終えるまで待ち、要点を一度言い直してから説明へ移るようにしました。
数週間経つと本人は断られないように話すことより、相手が何を判断材料にしているかを理解することへ意識を向けられるようになりました。
もちろん、すべての商談が成約したわけではありません。
それでも断られたときに自分そのものを否定されたように感じることが減り、次回の改善点を記録できるようになりました。
三か月後には商談後の振り返りが習慣となり、以前より安定して提案まで進められるようになりました。
本人が最も大きな成果として挙げたのも、魔法の言葉で売れるようになったことで
はなく、不安があっても必要な行動へ戻れるようになったことでした。
無意識のネガティブな口癖をリセットし、常に良い気分で理想の現実を引き寄せるための効果的な言葉と感謝のアファメーションについては以下の記事で詳しく解説しています。
ゴールデンプログラム等を活用した効率的な願望実現の仕組み
独学での実践が難しく感じる場合は、体系化されたゴールデンプログラムなどを活用するのも効率的なやり方です。
潜在意識の書き換えにはある程度の時間がかかり、正しい手順に沿って繰り返しインプットを行う必要があるからです。
これを裏付ける実在の研究データとして、ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士による論文があります。
この研究では、新しい行動が人間の習慣として定着するまでの日数を調査する実験が行われました。
その結果として新しい行動が完全に自動化されて無意識にできるようになるまでには、平均して66日かかることが分かったのです。

途中で挫折せずにポジティブな思考を定着させるためにも、ステップが明確なプログラムを活用することは脳科学的にも理にかなっています。
新しい習慣を確実に定着させるためには、独学だけでなく専門的なプログラムや講座を活用することが最も効率的な近道です。
途中で挫折することなく、あなたの目標達成を強力にサポートしてくれる優良な自己啓発セミナーや研修の選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
実践効果を最大化させる!日常に組み込む応用的な使い方
潜在意識に直接届けるアファメーションの基本とコツ
日常生活の中で最も手軽に取り入れられる実践法が、アファメーション(肯定的な自己暗示)です。
私は日々あらゆる面で良くなっているといった短くポジティブな言葉を繰り返すことで、顕在意識の抵抗をすり抜けて潜在意識にダイレクトに届くからです。
ウォータールー大学心理学部のジョアン・V・ウッド博士が発表した研究では、肯定的な自己言及文を繰り返す効果が調べられました。
実験では「私は愛される人間だ」という肯定的な自己言及文を繰り返したところ、自尊感情が高い参加者にプラスの結果となることが判明しました。
一方で自尊感情が低い参加者は、唱えなかった場合より気分が悪化したことも分かりました。
つまり現在自尊感情が低い場合にはアファメーションよりも先に自尊感情を整える、つまり心構えの構築から入ることの重要性が分かったのです。
ですのでアファメーションはできていない現実を否定して、理想を言い聞かせる作業にしないことが重要です。
例えば現在大きな不安を抱えている人が「私は何も怖くない」と言って強い違和感を覚えるなら「不安があっても、私は今日できることを一つ選べる」と変えます。
売上に悩んでいる人が「私は毎月大成功している」と唱えるたびに苦しくなるなら「私は今日の顧客に必要な質問を一つ丁寧にしている」とします。
これは重すぎるダンベルをいきなり持ち上げるのではなく、現在扱える重さから始めることに似ています。
自分の心が強く否定する言葉ではなく、現在地と望む方向をつなぐ言葉を選んでください。
基本形は次の三つです。
現在地:「今は商談で緊張することがある」
望む方向:「相手の話を落ち着いて聞けるようになりたい」
今日のアファメーション:「私は一つずつ相手の話を確認している」

そして言葉の直後に、現実の行動を一つ加えます。
洗面台の鏡を見ながら笑顔で唱えたり、通勤中の歩くリズムに合わせて心の中で反芻したりと生活の動線に組み込むのが継続のコツです。
実践効果を飛躍的に高める言葉の選び方や、正しいアファメーションの具体的な手順については、以下の記事にて詳しく解説しています。
寝る前や睡眠時のウトウトした状態を利用する書き換え法
マーフィーの法則の実践において、効果を最大化させる最も重要なタイミングが寝る前です。
睡眠前後のウトウトしたまどろみの状態は脳波がアルファ波やシータ波になり、潜在意識の扉が最も大きく開いている時間帯だからです。
例えば営業であれば、寝る前に契約が成立した場面を何十分も想像する必要はありません。
翌日の商談で「私は相手の話を落ち着いて聞いている」「必要な質問を一つずつ確認している」と短くイメージし、翌日の具体的な行動を一つ決めます。
これはスポーツ選手が試合結果だけを想像するのではなく、スタート、フォーム、最初のプレーなど自分が実行する動作を頭の中で確認することに似ています。
寝る前の実践は3分から5分程度にして、終わったらそのまま休みましょう。

長時間行って睡眠時間を削ってしまえば、翌日の行動へ悪影響が出るため本末転倒です。
私自身も営業やコンサルティングに携わる中で、結果が出ない時期ほど寝る前まで仕事の失敗を考え続けていたことがあります。
大きな商談がある前日は「明日うまく話せなかったらどうしよう」「数字が足りなかったらどうするか」と考えながら資料を何度も確認していました。
準備しているつもりでも実際には同じ資料を見直しているだけで、就寝時間が遅くなっていました。
翌朝は疲れが残って商談前にもさらに資料を読み、かえって頭の中が散らかる状態でした。
そこでマーフィーのプログラムから学んだ「望まない結果を何度も心の中で再生するのではなく、望む状態を短く描いたら手放す」という考え方を取り入れました。
ただし、成功した場面を想像すれば契約が自動的に取れるとは考えませんでした。
寝る前の確認を5分以内に限定し、次の3つだけを書きました。
・明日の商談の目的
・相手へ最初に確認すること
・自分がどのような態度で臨むか
ある商談では下記のようにしました。
目的:相手が現在困っていることを理解する
最初の質問:今回、一番改善したい点はどこですか?
態度:答えを急がず最後まで聞く
最初の一週間は書き終えた後も不安になり、資料をもう一度開きたくなりました。
そこで5分が終わったら仕事の資料を閉じ、追加で思いついたことは一行だけメモして翌朝確認するルールを作りました。
二週目になると寝る前の準備は短くなりましたが、実際の商談では緊張すると説明を急ぐ癖が残っていました。
そこで夜のイメージを「商談が成功して拍手されている場面」ではなく「相手へ質問して最後まで答えを聞いている場面」へ変えました。
翌日の振り返りでは質問できたか、途中で話を遮らなかったかだけを確認しました。
数週間続けると寝る前に結果を心配し続ける時間が減り、翌日に何を行うかが明確になりました。
商談がうまくいかなかった日もイメージが足りなかったと考えるのではなく、どの行動を修正するか振り返れるようになりました。
最終的には寝る前のイメージングは現実を魔法のように変える時間ではなく、自分の注意を翌日の行動へ揃える時間として使うことで役立つと実感しました。
この睡眠を利用した潜在意識の書き換えメカニズムについては、以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
マーフィーの実践で失敗しないための注意点と特定の悩み解決
ネガティブな感情や不安に引っ張られそうになった時の対処法
実践を続けているとどうしても不安やネガティブな感情が湧き上がることがありますが、その時は無理に抑え込まずに一度受け入れることが重要です。
不安や恐れを見ないふりをして蓋をしてしまうと、かえって潜在意識に強いストレスとして深く刻み込まれてしまうからです。
以下の表のように湧き上がったネガティブな感情を一度受け入れた上で、ポジティブな視点へ変換する癖をつけましょう。
| ネガティブな感情の発生 | ポジティブな視点への変換例 |
| 大きな失敗をして落ち込んでいる | 「この経験のおかげで、次はもっと上手くやれる」 |
| 将来のお金に対する強い不安 | 「今はまだ準備段階であり、これから豊かになる途中だ」 |
| 他人と比較して劣等感を感じる | 「私には私だけの独自の魅力と強みが必ずある」 |

湧き上がる感情を否定せず前向きな解釈へと転換していくことこそが、実践で失敗しないための最大の秘訣です。
ネガティブな感情は一度受け入れると頭で理解していても、実際に嫌なことが起きるとつい不安に飲み込まれてしまうものです。
無意識に湧き上がる不安を無理に抑え込まず、正しく解釈してポジティブな視点へ素早く切り替えるための具体的な方法については以下の記事で詳しく解説しています。
またどれだけポジティブに変換しようとしても「どうせ無理だ」という声が消えない場合は、より深いレベルでの無意識の思い込みが原因かもしれません。
あなたの成功を邪魔している根本的なマイナスの信念を見つけ出し、心の中を完全にクリアな状態へとリセットするためのステップは以下の記事で詳しく解説しています。
探し物を見つけるなど、具体的なピンポイントの悩みへの応用
マーフィーの法則は大きな夢や目標だけでなく、探し物を見つけるといった日常のピンポイントの悩み解決にも応用できます。
私たちの潜在意識は、顕在意識では忘れてしまった過去の行動や記憶のすべてを完璧な状態で記録し続けているからです。
必ず見つかると確信して焦って探すのをやめ、リラックスした瞬間にふと置き場所を思い出したという経験は誰にでもあるはずです。
これはパソコンでファイルが見つからないときに闇雲にフォルダを開くのではなく、最後に編集した日時や保存した作業をたどることと同じです。
潜在意識へ任せることは現実の確認を放棄するためではなく、焦って同じ行動を繰り返す状態を一度切るために使ってください。

このように探し物や特定の悩みに対するマーフィーの法則の使い方については、以下の記事にて詳しいステップを解説しています。
ポジティブな思考を保とうと頑張っているのに、一向に現実が変わらず、法則を実践すること自体に疲れ果ててしまう人も少なくありません。
もし無理をして心身が疲弊し、引き寄せがうまくいかないと感じた時の根本的な原因と、挫折から抜け出して再び心を整えるための対処法については以下の記事を参考にしてください。
マーフィーの法則の実践ややり方に関するよくある質問(Q&A)
実践しても全く効果を感じない・叶わない時はどうすべきですか
言葉や頭の中ではポジティブなことを言っていても、心の底(潜在意識)でどうせ無理だろうと疑っている可能性があります。
潜在意識は疑っている状態を忠実に現実化するため、結果として何も引き寄せられなくなってしまいます。
まずは日常の些細なことから法則を試し、願えば叶うのが当たり前という小さな成功体験を潜在意識に積ませることから始めてみてください。
専用のプログラムなどは必ず受講する必要がありますか
必ずしも高額なプログラムやセミナーを受講する必要はありません。
マーフィーの法則の基本メカニズムを正しく理解し、毎日の習慣として思考をコントロールできれば、独学でも十分に効果を発揮します。
まずは無料のブログ記事や書籍で知識を深め、手軽なアファメーションから日常の習慣に取り入れていくことをおすすめします。
実践しても効果を感じないという疑問を完全に払拭するためには、そもそもなぜマーフィーの法則が現実を変えるのか、その根本的なメカニズムを深く理解しておくことが重要です。
潜在意識が思考を現実化させる科学的・論理的な仕組みと、成功を叶えるための全体像については以下の記事でわかりやすく要約しています。
- 潜在意識は言葉をそのまま現実化するためポジティブな言葉掛けが必須である
- 新しい思考の定着には時間がかかるためプログラムの活用も効果的である
- ネガティブな感情は無理に抑え込まず、前向きな解釈に変換して受け入れる
- 寝る前やアファメーションなど、潜在意識に直接届く習慣を持つことが重要である
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