カーネギーとヒルのマスターマインド例|ナポレオン・ヒルの成功哲学

お互いを信頼し、お互いを信用することで、マスターマインドは真の力を発揮します。

どちらか一方が頼るだけでは成り立ちませんし、どちらか一方が差し出すだけでも、成り立つことはありません。

この記事では、ナポレオン・ヒルの成功哲学を体系化した、ナポレオン・ヒルとアンドリュー・カーネギーの二名の実例を挙げながら、ナポレオン・ヒルの成功哲学に20年従事している専門家が、ひとつひとつ詳しく解説していきます。

こちらのナポレオン・ヒルの成功哲学に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

アンドリュー・カーネギーの場合

アンドリュー・カーネギーもまた、マスターマインドのノウハウを誰よりもよく理解し、そして誰よりも早く、実行に移した人物です。

実のところカーネギーは、アメリカの鉄鋼王と呼ばれながら、鉄鋼の製造、流通、販売の詳細については、それほど詳しいわけではなかったと、自身で語っています。

しかしカーネギーは、組織の中にそれぞれの分野のエキスパートを配置していました。

カーネギーが鉄鋼業に参入した当時、粗鋼の値段は1トンあたり140ドルと高く、そのために鉄の用途は、限られたものでした。

そこでカーネギーは、鉄の値下げに踏み切ったのです。

現場と事務を統括する20人ほどの管理者を集め、大いに知恵を絞った結果、1トンあたり120ドルまで値下げすることができました。

これで鉄は、高級品から日常の商品へと変わり、都市の外観から国民生活の内部に至るまで、生活環境全般に変革をもたらし、鉄の時代を作り上げ、鉄の時代の父となったのです。

私たちは、こうした実例から学ぶ上で、愚者と賢者の違いのレールが生まれることに注意しなければなりません。

愚者はこの話を聞いて、自分も自分の身の回りに、エキスパートを置こうと行動に移します。

賢者はこの話を聞いて、どうして自分の身の回りにエキスパートを集めることが出来たのかを、学ぼうとします。

例えば、自分がこの二人の内、どちらの人間に付いて行こうとするのかを考えれば、一目瞭然ですよね。

カーネギーは、エキスパートを自分の身の回りに置く準備が整っていたからこそ、その偉業とも言われる功績を成し得たのです。

アンドリュー・カーネギーによるマスターマインドの実例

マスターマインドの活用という点で、カーネギーは最も偉大な人物の一人でした。

カーネギーの、幸運のようにも見える状況とその業績は、そのスタッフやブレーンと完全に一体化し、その知識や能力を、自分のものにできたからこそのものです。

カーネギーは、このように言っています。

私の仕事は、完全な調和の精神で、一人一人の社員と一体化することである。

しかし、どんな小さな問題であっても、二人の協議が合意に達するには、十分な時間を必要とする

カーネギーはある時、優秀な科学者を求めていました。

そこでカーネギーは、ヘッドハンターを世界中に送り込み、優秀な科学者のスカウトを始めました。

そして遂に、ヘッドハンターは全ての条件を満たす有能な科学者を、ドイツのグループ製鉄所で発見し、五年間の契約を結びました。

しかし、一年足らずのうちに、カーネギーは彼を解雇してしまいました。

一体、何があったのでしょうか?

その理由は、スカウトされた男が、大変気まぐれな人間であったからです。

協調性に欠けた彼は、マスターマインドのノウハウを踏みにじり、本来協力者となるべき周囲の人々を混乱させ、職場の秩序と規律に害を及ぼしたのです。

カーネギーは、たとえ有能ではあっても、このような人間を会社に置くことはできない、と判断したのです。

そこで、十分な給与を与えた上で、その科学者を国へ返しました。

優秀な組織を作り上げるために必要なノウハウ

カーネギーは「1000人の従業員の中に、たとえ1人でも否定的な考えを持つ者がいれば、組織全体に悪影響を与える」と言いました。

一体、なぜそうなってしまうのでしょうか?

それはたとえ、一言も話さなくとも、否定的な態度や考えが伝染するのは、人間には言葉以外にも考えを伝える手段があるからです。

これらについては、別の記事でも紹介していますが、ソフトテレパシーの一種と考えても良いでしょう。

ソフトテレパシーについて詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

つまり身振り、態度、ちょっとした言葉遣い、身のこなし、顔の表情、歩き方、ため息、あくび、暗い声などです。

これらは実際に、本物の電波のようにその当人から発信されます。

他人が発する否定的な強い電波を、あなた自身の考えであるかのように、錯覚することがあります。

それ故に、あなたが、否定的な放送局から流れる強い電波に対し、確実な防御手段を持たない限り、否定的な考えに染め上げられてしまうのです。

優秀な組織を強固にするためのノウハウ

では、否定的な電波から身を守るには、どうすれば良いのでしょうか?

否定的な影響を遮断するためには、心にカーテンを引くことを覚えると良いでしょう。

例えば、ある重大な目的のために、外出しようとしていると仮定します。

その時、あなたの心は当面する重要な目的のみに専念し、一切の雑音は遠ざけてしまいたい、と考えるはずです。

このような時に、あなたの心に正常な感受性と集中力を確保するには、不必要な外界からの悪影響を遮断してくれるカーテンは、非常に有効な働きをします。

周囲の雑音や、悪影響から自分自身と周囲を守ることは、成功のための大切な条件です。

そして、集中力と感受性を高めるために、一日の内の一定時間を、心のコントロールと自己啓発に当てることで、常に自分自身を調整し、そして自己の形成を行うことで、在り方を常に正しい状態に保つことができるようになります。

マスターマインドの本質

マスターマインドとは、共通の目標を持つことで結集した、人間集団の中に作られる成功回路のことである、とナポレオン・ヒルの成功哲学では語られています。

それは確実に個人の力を超え、第三の目や耳とインスピレーションをメンバーに与えるもので、これは秩序と調和を前提として、初めて可能になります。

マスターマインドが、大いなる精神的価値を持ち、現実の社会でその威力を発揮し、富や報酬という物質的な価値をもたらすものであるということを指摘し、カーネギーが考えた集団と組織の人間学が、時代など関係なく、いつでも友好であることは、その内容を知れば明らかです。

時代が違う、昔のノウハウは現代では通用しない、といった批評は、その中身を知らないからに他なりません。

分かりやすく例えるなら、1+1の答えは過去も現在も2であることが、それを証明しています。

カーネギーの希望は、全ての人々に対し、各人の能力に応じて、それぞれのペースを尊重しながら、パーソナルイニシアティブ自主性の発揮と、成功のチャンスを与えることになりました。

それは、すぐに報われる仕事をするよりも、遠回りしてでも、大きな目標を持って努力する人々に報酬を与え、努力すれば必ず報われるという確信を、植え付けることを意味していました。

知っても上手くいかなかった、使ってもダメだったというのは、その時の自分にそれを使いこなせるだけのポテンシャルがなかった、というだけの話です。

分かりやすく例えるなら、テニスで世界一の選手と、同じラケットを使ったからといって、テニスで世界一になることは出来ないのと同じです。

ラケット以外にも、必要なものが備わっていないから、成果が出ないだけなのです。

また、誰かが何かのビジネスで成功したからと言って、その人と同じビジネスを立ち上げても、成功できるとは限らないのと同じです。

つまり、他にも足りないものがあるということです。

重要なのは、この事実を踏まえて自分を改革するのか、それともその足りない状態の自分で、試合に出場し続けるとにかく行動し続けるのか?ということです。

ここでも、賢者と愚者の選択が、生まれることになります。

人生は常に選択の連続であり、その選択を誤っているようでは、いつまで経ってもゴールへと辿り着くことは出来ません。

続けていればいつか必ず成功できるのは、あくまで根本的な選択を間違っていない場合のみです。

ナポレオン・ヒルの場合

かつては財産を築くことを目的としていた、アンドリュー・カーネギーの人生も、やがて人材の育成を目指すものへと変わってきました。

カーネギーの第二の目的である人材作りは、果たしてどんなものであったのでしょうか?

ナポレオン・ヒルの成功哲学が、世に出ることになったのは、ナポレオン・ヒルが500人を超えるアメリカの指導者たちと協力し、調和の精神のもとに、彼らの成功の秘訣を分かち合うことができたからです。

既にそれ自体が、マスターマインドのノウハウの適用であり、実践であったのです。

ナポレオン・ヒルは、決して私一人では、この成功哲学を体系化することはできませんでした、と語っています。

もちろん500名を超える偉大な人々との提携は、カーネギーの提案に端を発するものですが、その貴重な時間を彼らに割いてもらうためには、ナポレオン・ヒルと提携することの価値を彼らが理解し、納得する必要がありました。

カーネギーの援助と、ナポレオン・ヒル自身の明確な願望によって、500名を超える人物との提携は可能になったのです。

ナポレオン・ヒルが実際におこなっていた、インタビューの約束の手紙を見てみましょう。

拝啓、日々ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて私は、人生における成功と失敗の原因を突き止めることを目的に、およそ20年間にわたる研究を、アンドリュー・カーネギーにより委託された者です。

その巨大な事業においては、長年の豊かで深い経験をお持ちのあなたさまに、ぜひともご支援ご協力を賜りたく、こうしてペンを取った次第です。

ご協力を賜る場合は、度々お会いし、大切なお時間を相当割いて頂くことになりますが、それにも関わらず、あなた様が私の申し出をご了解下さるよう、切に願うものです。

この申し出は、決して私個人の利益のためではなく、現在と未来の全人類のために行うものです。

その点をご理解して頂ければ、必ずやご協力頂けるものと確信致します。

本件に関する協力は、あなた様にとって、私が封筒に添付した切手ほどの価値もないことと存じますが、あなた様のご経験に基づいた成功哲学を世に送り出すことは、人々に偉大な真理を伝えることになるでしょう。

それは成功とは一体、何であり、成功と失敗とを隔てるものが、何であるかを人々に伝える。

素晴らしいメッセージになると思います。

ご返事を頂ければ幸いです。

この手紙を受け取った時、ヘンリー・フォードは、どんな姿勢を示したでしょうか?

彼もまた「人類のために」という言葉に、心を動かされたのです。

では、こうした協力を得るためには、どうすればいいでしょうか?

世の中に出て、何をするにしても、私達は一瞬たりとも周囲の協力なしではやっていけません。

ナポレオン・ヒルによるマスターマインドの実例

大切なことは、常に人々に何かを与える立場で在る、ということです。

あるとき、一人の盲目の女性がナポレオン・ヒルを、訪ねてきました。

彼は、盲目の彼女に同情の念を覚え、時間を割いて面会することにしました。

すると彼女は、この20年間の人生のあらましを語り始め、以前、ある映画会社に勤めていたこと、倒産した企業に多額の投資をしたこと、そして酒浸りの夫の話や、母の死、親戚との間に生じたトラブルのことなどを話し始めましたが、明るくて建設的な話題は、一つもありませんでした。

この20年間、彼女の人生は不幸なものであったようです。

「ヒル博士、どうして私の目は悪くなったのでしょう」

ナポレオン・ヒルはこう答えました。

「ブランクさん。あなたの気持ちを害するつもりはありませんが、ここは一つ、率直に答えさせてください。

正直なところ、あなたの否定的な態度では何もできないのは当然ですし、あなたの夫が酒を飲むのも分かるような気がします。

むしろ彼が家を出ていかないのが、不思議なくらいだと私は思いますが」

すると、彼女はこう言いました。

「彼が酒ばかり飲むのを、辞めさせることはできません。私に一体何ができるでしょう?」

更に、ナポレオン・ヒルはこう答えます。

「今は何もできないでしょう。しかし、あなた自身を救うことができます。

あなたは、自分が失ったものだけを考えているのです。

心がそこに集中すればするほど、ますます失うものは大きくなるでしょう。

失ったものについて考えるのはやめて、これからのあなた自身の人生から、利益を生み出すんだということを決心しなさい。

そして、人生の目標として、視力の回復を決意しなさい。

もう一度、目が見えるようになるという考えで、あなたの頭と心を、いっぱいにすることです。

あなたの目は必ず治るのだと、常に考えるのです。

そうすれば、まずあなたが変わります。

そしてあなたが変わることで、ご主人はもう一度あなたに関心を持ち、酒を飲むのをやめるでしょう。

親戚の人は、あなたをこき使うのをやめるでしょう。

今、私に言えることはこれだけです。

あなたが頑張って、積極的な心構えを持つようになったら、もう一度私のところへ来てください。

多分、もっともっと力になれると思います。

私が何かをする前に、あなた自身が自分を助けることが大切です」

ナポレオン・ヒルの実例から学ぶこと

この記事をお読みの方が為すべきことは、敗北や失意に負けない積極的な心構えを形成した、もう一人のあなたを見出し、そこに自分自身の全てを懸けることです。

積極的な心構えが形成されていないのであれば、まずはその形成から始めなければなりません。

もちろん積極的な心構えは、ハリボテや金メッキでは、成果に繋がることはありません。

この記事を読んでいる段階で「自分には積極的な心構えは形成されている!」と言い切れるのであれば、既に成果は出ているはずですので、まずはもう一度自分をしっかりと見つめ直し、そして自分に素直に正直になりましょう。

そして、積極的心構えが形成されたのであれば、自分自身にすべてを懸けます。

他人の誰かに、自分の財産や人生の全てを預けることは難しくても、自分自身になら、何の問題もなく捧げることができるはずです。

そうすれば、ナポレオン・ヒルの成功哲学により、積極的心構えを身につけることも、あなたの理解者や協力者を得ることも難しいことではありません。

ナポレオン・ヒルがマスターマインドを成立させた要因

ナポレオン・ヒルが援助を要請した人々の場合、彼らがインタビューに臨む前から協力し、必要なものを提供するつもりでいることは、ナポレオン・ヒルは事前に分かっていました。

ナポレオン・ヒルの意志や心構えが彼らに伝わり、その結果、インタビューが可能になったわけですから、それは当然のことかもしれません。

誰かに協力を求める場合には、自分には支援や協力を求める権利があるのだと、信じることが大切です。

これは、本当に大切なことです。

実際、人は望みさえすれば、どんなものでも手に入れることができます。

今現在、望んでいるものが手に入らない原因は、心の底では望んでいないから手に入らないのです。

しかし、何を求めるにしても、進んで代償を支払うという覚悟がなくてはいけません。

また、行動を開始するにあたっては、事前の調査が極めて重要です。

場当たり的な行動や、猪突猛進はやめて、現状を素直に認めた上で、事実関係を調べ、周囲や相手の反応を見極めた上で、戦略と方針を立てるのです。

そして、予想される反対や摩擦についても、それを頭に入れておくことが必要です。

例えば、あなたが銀行からの融資を希望する場合、いきなり銀行へ行って名前を告げ、300万円貸してくださいと言っても、まともに相手にしてはもらえません。

正当な手順としては、まず銀行の融資係と懇意になり、その上で合理的な資金計画を提示するわけですが、一番の要点は、計画に信念と魅力が含まれていることです。

その点を十分に踏まえた上で、資金を必要とする理由を話し、現実的な返済方法を盛り込めば、その程度の金額でしたら、無担保で融資は実現するはずなのです。

同様の理由で、身内や友人から、何らかの担保を提供する人が出てくるかもしれません。

そうすれば、融資額はもっと大きくなります。

このとき、もしもあなたと銀行の融資係との関係が、仕事上の付き合いを超え、融資係をあなたの計画の理解者や協力者に変えることができれば、それがまさにナポレオン・ヒルの言うマスターマインドであり、マスターマインドによる連携ということになります。

そのためには、思考と感情を常に積極的で、明るいものに保っておくことが必要です。

ただの前向きや楽観的、ではなく積極的でなくてはなりません。

そしてあなたの精神が、否定的である間は行動を控え、人間関係も制限すべきです。

この時に行わなければならないことは、自身の内面の改革である自己改革、自己啓発なのです。

成功の要因は全て、自分自身の内面に在る

否定的な感情というものは、必ず伝染します。

それは恐ろしいほどです。

実際に、何かに対して否定的であったり、批判的である人というものは、必ず同じ否定的な人の群れの中に存在しています。

共通の目標へ向けて、ダイナミックに前進する組織や集団の中で、相手の足を引っ張るようなことは、絶対にあってはなりません。

そして、あなたは人々に伝える言葉も、積極的でなければいけません。

相手の心はあなた次第で、どのようにでも変えることができるものです。

事業に成功するか失敗するかは、あなたの心構えで決まります。

成功の要因は全てあなた自身の中にあり、スタート地点は今あなたのいる場所です。

そこから、ありのままの状態で、この先のゴールへ旅立つことになります。

旅立つのもあなた自身ですから、それをコントロールするのもあなた自身です。

成功も失敗も、その要因は全て心の中にあるのです。

しかし、ゴールとは必ずとも成功とは限らないのです。

出発時のあなたの心構えの状態が、失敗を誘致するものなのであれば、ゴールは自然と失敗になるのです。

成功を可能にする12の人生の真実

成功を可能にする要因を、ナポレオン・ヒルの成功哲学では、人生の真実と呼んでいます。

それらは、次に挙げる12の真実のことです。

1、積極的な心構えを持つこと
2、健康を維持すること
3、友好と調和に守られた人間関係を持つこと
4、不安と恐怖からの解放の方法を心得ていること
5、願望実現への希望を強く持つこと
6、信念を持つ力を常に養うこと
7、富と恩恵を分かち合うこと
8、仕事を愛すること
9、興味と関心、そして好奇心を持つこと
10、自分自身を常に乗り越えようとする態度を持つこと
11、人々を理解する力を持つこと
12、財産とその保全策を持っていること

現在のあなたに欠けているものを、知るためにチェックすれば、何が必要なのかすぐに分かるでしょう。

そして、これらの12の真実は、ナポレオン・ヒルの成功哲学を学ぶことにより、必ずあなた自身の血となり肉となります。

一度、心構えの在り方をコントロールする方法を学べば、目標の達成は、学ぶ前に比べて極めて高確率になります。

これを分かりやすく例えるなら、自転車に乗れるようになった経験と同じです。

子供の頃に覚えた自転車の乗り方は、大人になった今でも、体が感覚として覚えているものです。

在り方も、一度形成することができれば、日々の簡単な調整だけで、維持することは可能になります。

習慣形成というものは、そう簡単に忘れるものではないのです。

そして、自分自身も、周囲の人へも、誤魔化したり騙したりすることさえなければ、必ず協力者は現れます。

ナポレオン・ヒルの成功哲学で語られていることは、いささか信じがたいことに思われるかもしれませんが、PMAプログラムの進化は行動を起こし、その理論を実践して初めて理解することができます。

つまり、この記事を読んだけで全てを理解した気になったり、気分が高揚したことで成果に繋がるほど、成功は甘くないということです。

ですから私たちは、このようにナポレオン・ヒルの成功哲学の一部を、記事にして展開することもためらいませんし、この記事を読んだ人の中で一握りの、本気で人生を成功へと繋げようとする方たちは、私たちの門戸を叩き、正面玄関から訪れて来るのです。

明確な願望を持てば、速やかに心は良くも悪くも機能を開始し、計画を生み出し、ゴールへ向かってあなたを導いていくのです。

そのゴールを、成功へ定めるのか失敗へと定めるのかも、その選択を行うのも全てはあなた次第なのです。

まとめ
  • マスターマインドを正しく活用すれば身の回りにエキスパートを揃えることができる
  • 周囲には自身の心構えに呼応した人物が集まる
  • 成功を可能にする12の真実をチェックして自分に欠けているものを知ろう