【毎日たった15分】マーフィーの法則を活用して願いを叶えるコツ|ジョセフ・マーフィーの潜在意識活用法

今回は、マーフィーの法則で潜在意識の力を活用するための基礎知識について解説します。

潜在意識の力を活用すれば、願ったことが現実になったり願望実現できるってありますよね。

とは言え、潜在意識を具体的にどうすれば使えるようになるのか、と疑問の人も多いです。

・潜在意識の力ってどうしたら使えるの?
・具体的に潜在意識を活用する方法は?

こうした疑問をお持ちの人もたくさんいます。

潜在意識が働き始めるきっかけとなるのは、自分がどんなことであれ入力を始めたときです。

ただし、入力方法が適切でなかったりすると、効果が現れないこともあります。

こうした潜在意識の扱い方を知らないことで、損をしている人も多いです。

そこで、今回はマーフィーの法則で潜在意識を活用して、願いを引き寄せる方法について解説します。
          
それでは早速、マーフィー博士の見解も交えながら学んでいきましょう。

こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。

ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。

以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)

現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。

思考と心の相関関係

まず、知っておくべきなのは思考と心の相関関係についてです。

なぜなら、この二つが同じものであると考えてしまうと、連動するスパイラルから抜け出せないからです。

分かりやすく例えるなら、思考と感情、マインドとメンタルのようなものです。

これら二つは、一見似ているようで全くの別物です。

思考と感情では身体を使って表現するなら、担当部署が違います。

思考は頭の管理部門であり、感情は心の管理部門となります。

マインドとメンタルなら、マインドは思考や価値観、メンタルは心の状態を指す言葉です。

これらの違いを明確に理解しないといけない理由は、多くの人が混同しているからです。

例えば、あなたが聞こえた「もう一人のあなたの声」は「頭の声」ですか、それとも「心の声」ですか。

こう問われると「あれ、そう言われてみると、これは一体どっちの声だ」と迷う人が多くいます。

実際、個別相談に訪れる人でも、深掘りしていくと「それは頭の声」ではないですか、となることがあります。

これは些細な違いに感じるかもしれませんが、実は成功と失敗の分岐点でもあります。

なぜなら、自分が心の声の改善をしているつもりでも、向き合っているのが頭の声の可能性があるからです。

分かりやすく例えるなら、胃が痛む症状に悩み、必死に頭痛薬を飲んでいるようなものです。

これでは、現在の症状が治ることはありませんから、悩みは続くことになります。

自己啓発に取り組む状況なら、潜在意識を変えるつもりで顕在意識に向き合っているようなものです。

確かに、この二つは相反する考えを持つことはあっても、連動するので全く効果がないわけではありません。

例えば、連動するケースなら、心の力によって怒りが込み上げれば、人は頭に血が上ります。

逆に、連動しないケースは、にこやかに深呼吸しながら怒号罵声を飛ばすことはできません。

しかし、顕在意識を書き換えて潜在意識に刷り込む事を逆にしたら、覚えておしまいになってしまいます。

「理解はできたけど、自分自身が全く変わった気がしない」という症状が正にこれです。

後は「良い話やセミナーを聞いて高揚した!」と思ってもモチベーションが落ちたり、内容を忘れるのもこれです。

ですので、まずは思考と心についてしっかり区別をして「頭の声」と「心の声」をしっかり分別しましょう。

そうすれば、どちらの改善が必要なのかの目星がつきます。

一番簡単に見分けがつくのは、思考なのであれば頭の声で、感情なのであれば心の声です。

ただし、これに分類されないものも多数あります。

聞こえる声がどちらなのか分からないという方は、コメント欄に書いて頂ければ診断も可能です。

実際に、頭の声と心の声についての研究は、心理学においても重要なテーマとして扱われています。

例えば、イギリスの心理学者であるチャールズ・フェルナイホーは、内的対話について研究しています。

その研究では、人は異なる「声」を使い分けて自己と対話し、自己認識や感情調節をするとしています。

また、アメリカの精神医学者であるエセル・ペルソンは、内的対話の重要性について研究しています。

彼女の研究では、内的対話がどのようにして自己理解や創造性の発展に寄与するかを探りました。

そして、これらが自己理解や精神的な健康に影響を与える事を明らかにしています。

つまり、頭と心の声を理解し、それを活用することは、ファンタジーでもなくとても現実的なのです。

考えは磁石である

それでは今回の本題である、考えは磁石であるということについて解説します。

「習慣的に考えることは必ず実現する」というのがマーフィーの法則です。

これは「良くも悪くも」ですから、病気について常に考えれば、いずれ病気を引き起こします。

例えば、表層で成功を願っても、深層では「無理なのは分かっているけど」と思えばその通りになります。

つまり、マーフィーの法則を正しく活用するためには、願望に対する不純物を取り除く必要があります。

マーフィー博士のエピソードの中で、事業に成功している女性の話があります。

この女性は、常に仕事のシーンでの成功のイメージを描き続けることに専念しました。

具体的には、次のような祈りを毎朝入力していました。

「私の心は磁石です。 私が提供できる物件を求めるあらゆる人々が、私の元に引き寄せられます」

「私とお客様との間には、内なるスピリット(神)による考えの交換があります」

「お客様も私も祝福されます。調和と富と、正しい行動と霊感が与えられることを願います」

こう祈ることで、実際に自分と気の合うお客さんや、条件を引き寄せることができました。

そして、彼女の潜在意識には毎朝の入力によって習慣ができています。

正しい行動と言葉があるように、規則的に系統的に、内なるスピリット(神)の導きを求め続けています。

これが、潜在意識が彼女に正しい行動と発言を強制しているのです。

このことが「考えは物である」という意味です、とマーフィー博士も説いています。

願望を入力することの重要性

あなたは現在、毎日願望について考えて言葉にして、落とし込みをする習慣はついていますか?

もし、たまに願望について考える程度なのであれば、考えを改めて今すぐに願望を入力する習慣をつけましょう。

これが一つ目のポイントでもあり、心理学の研究でも効果が明らかになっている内容です。

カナダの心理学者ゲイリー・ラサムは、エドウィン・ロックとともに目標設定理論を提唱した人物です。

ゲイリー・ラサムの研究によれば、高い目標は高いパフォーマンスを引き出すことが明らかになっています。

そして、ラサムはこれを実際の職場環境に適用する研究も行い、実際に効果に繋がることを証明しました。

また、ニューヨーク大学教授のガブリエル・エッティンゲンも、未来のビジョンを想像する重大さを説いています。

彼女の研究では、未来のビジョンと現在の障害を対比させることで、目標達成に必要な行動を促進するとしています。

もし、毎日嫌なことを考えるなら気が滅入ってしまいますが、願望は誰にとっても嬉しいことのはずです。

毎日願望について考え、その計画やビジョンについて想像することで、潜在意識に落とし込みができます。

こうした反復の習慣によって、潜在意識の力を活用するための準備が整うようになっていきます。

潜在意識を変える注目ポイントについては、右上か概要欄のリンクからご覧ください。

二つ目のポイントは、あなたの潜在意識の手入れをすることです。

なぜなら、潜在意識の手入れを怠っていると、深層で「無理だ」「できない」といった考えが習慣化するからです。

潜在意識の力を活用したいのであれば、まずは土壌となる潜在意識を耕すところから始めないといけません。

潜在意識が荒れ放題だと、どんなに良いエッセンスを一度取り入れても、すぐに雑草に埋もれてしまいます。

ですので、潜在意識の土壌を整えるためには、否定的な考えが浮かんだらすぐに打ち消すようにしましょう。

これは、何も自分を卑下するような考えだけに限らず、周囲への羨望や批判でも同じことです。

例えば、何かについて「無理だ」と考えたら「ではなくて、どうしたらできるかな」と付け足しましょう。

また、何かを批判したくなったら「ではなくて、素晴らしい点はどこだろう」と改めます。

あるいは、何かに「いいなぁ」と羨望したら「ではなくて、おめでとう」と素直に称賛しましょう。

あとは、日常生活から潜在意識に与える情報を選択することも重要です。

潜在意識は、あなたがとても大事に育てている、かけがえのない子供だと思ってください。

そんな子供を、誹謗中傷や罵詈雑言が飛び交う環境に預けたりしませんよね。

これと同じように、潜在意識はあなたと共に過ごしているので、あなたの身を置く環境を選んでください。

また、子どもの教育に良くない番組やメディアは見せませんよね。

これと同じように、潜在意識はあなたの目と耳を通して教育されるので、入る情報を選択してください。

これは、あなたの意識無意識にかかわらず、すべての情報が入りますので、慎重になる必要があります。

具体的には、あなたの願望実現に繋がるものや、自分を成長、安定、向上させるものを選びましょう。

それ以外のゴシップ記事や、有名人のニュース、ネガティブな情報の一切を排除します。

こうすることで、潜在意識は徐々に耕され、整地されて「無理だ」「できない」は排除されていきます。

ネガティブな自己認識というものは、自己啓発に限らず心理学でも盛んに研究されているテーマです。

例えば、アメリカの社会学者ロバート・マートンによる、自己充足的予言というものがあります。

これは、ネガティブな予期が結果的にその予期を実現させてしまう現象を指します。

例えば、事前に「無理だ」と思った場合、行動や努力が不十分になり、失敗する可能性が高まります。

また、スティーブン・バーグラスとエドワード・E・ジョーンズが提唱したセルフハンディキャッピングという理論があります。

これは、人は失敗の可能性があるときに、自ら障害を作り出してしまうという行動です。

人は、自己評価を保つために「できない」という言い訳を事前に用意しようとします。

そうすることで、失敗時の心理的な打撃を軽減させるのですが、これが成功の機会を低下させるとしています。

このように、自分をわざわざ下げてしまうような情報を排除することで、一歩ずつ向上させることができます。

潜在意識があなたを作り上げる

最後に、あなたが大事に育てた潜在意識が、あなたを導くことについて話します。

これまでに述べた通りで、潜在意識の力を活用するためには、あなたのこれまでの育成環境が結果を左右します。

この記事をご覧の人の中には、潜在意識の力を活用したくても、正反対に働き困っている人もいるでしょう。

しかし、それはなぜかと言うと、これまでのあなたの潜在意識の育成環境に問題があったからです。

あるいは、そういった意識すらなく、どんな情報でも無作為に取り入れていたからかもしれません。

もし、これまでの育成環境に問題があった人でも、これから修正していくことは可能です。

そのためには、これまで以上の年月と密度を重ねていけば、少しずつ潜在意識は改善していきます。

一度に何とかしたり、短期間でどうにかすることはできませんが、触れ合う時間を増やすことで対応は可能です。

今からでも遅くはありませんので、自分の潜在意識と向き合って育て直していきましょう。

願望の入力にまつわるクライアントの実話

実際に私のクライアントでも、願望の入力によって現実を変えたエピソードがあります。

この女性は、大手出版企業の社員として働いていました。

数年前、彼女は新しいプロジェクトに挑戦することを決意しました。

しかし、最初は自信がなく、不安ばかりが先行していました。

彼女は「自分には無理かも」「成功できないかも」とネガティブな思考が頭をよぎり、眠れない日々が続きました。

そこで、マーフィーの法則について調べ、私達と繋がりました。

そして、彼女はマーフィーの法則について学ぶ決意をしました。

彼女は「考えは磁石である」という言葉に衝撃を受け、毎日自分の願望をイメージすることを決意しました。

具体的には毎朝、鏡の前で「私は成功する」「素晴らしいチャンスが私に訪れる」と入力を続けました。

また、ネガティブな思考が浮かんだらすぐに打ち消し「どうすれば成功できるか」に意識を向けました。

すると、不思議なことに、徐々にポジティブな出来事が増え始めました。

新しいプロジェクトが次々と舞い込み、チームメンバーからの信頼も厚くなっていきました。

そして、自分を信じて進んでいった結果、大手クライアントとの契約が決まりました。

それは、正しく彼女が毎朝描いていた「成功のイメージ」そのものでした。

彼女はこの経験を通じて「考えは磁石である」という言葉の真実を身をもって感じました。

編集後記

潜在意識を変えていくのは、一朝一夕ではうまくいかないので、時間が掛かるから大変ですよね。

しかし、その時間を掛けて大変さを乗り越えるだけの価値が、潜在意識にはあります。

そして、日々の生活の中で自分の願望について時間を確保する人は、本当にわずかしかいません。

もちろん、たまに考えたり、頭によぎったりしたときには思考する人は多いです。

これは、非常に勿体ないことだなぁと私は感じています。

騙されたと思ってでも良いので、一日15分でも毎日願望について考える時間を設けてみてください。

そうすれば、これまで何で考えなかったのか、どうしてこんなことに悩んでいたのかと驚くはずです。

考えることや、毎日願望を入力することというのは、それだけ大きな力を持っています。

潜在意識の力を活用できるように、潜在意識と共に日々自己成長していきましょう。

今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

今日学んだ内容を実践してみて、一緒に一歩進んだ明日を迎えましょう。

まとめ
  • 自分の中で聞こえる様々な声を聞き分けよう
  • 潜在意識の力を活用するために土壌を整えよう
  • 毎日願望について考え、入力する時間を設けよう