自己啓発をやめた人の特徴と原因、そうならないための3つのポイント
世の中には自己啓発をやめた人、自己啓発本を読むことをやめた人の話はたくさん溢れ返っていますが「そういう人もいるんだね」程度で気にしないようにしましょう。
なぜなら、そこに流されるとこの記事を読んでいるあなたも同じ轍を踏むことになるからです。
自己啓発本を読んでもやる気が継続しなくて悩んでいる人は、以下の記事で詳しく解説しています。
例えばですが努力をやめた人の意見や記事を見て、あなたも同じように今頑張っている努力をやめますか?
またあなたが独立や開業、起業していたとして、他の人が廃業したことを知ったとして同じようにやめるでしょうか?
努力が全く成果に繋がっておらず、かつ成長もしていないのであれば別ですが、そうでなければやめるようなことはしないですよね。
ただし、所謂ノウハウコレクターや自己啓発中毒になっては意味がありません。
自己啓発中毒に陥りやすい人の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
自己啓発をやめたことを発信している人のほとんどが、記事の先にあるものは
- 自己啓発ではなくコーチングやるようにしました!
- 心理カウンセラー始めたら気が楽になりました!
上記のような世間一般で例えるなら転職に近いような形で、「やめた」のではなく「変えた」だけで新しく何かを始めている程度なのです。
コレで稼げなかったから次はアレやってます!という「手を変え品を変え」と一緒です。
これは一般社会でも転職は常識の範囲内であれば普通のことですが、毎年転職していたり何十回も転職しているような人に下される評価を考えてみれば分かりやすいでしょう。
そして自己啓発の根幹部分を少しお話するのであれば「何をやるか」や「どうやるか」に固執している時点で、本人は自己啓発をしていたつもりでも、実は全く自己啓発できていなかったことを証明してしまっています。
なぜなら、自己啓発が正しく行われているのであれば「何をやるか」や「どうやるか」も関係ないのです。
「あなた」がやるから、何をやっても上手くいく。
そのようなあなたの心構えを構築するものだから「自己」啓発なのです。
例えば、あなたが何かを人から買った時のことを思い出してみて下さい。
「この商品を売ってくれたから」や「セールストークが上手かったから」買ったわけではありませんよね。
「その人」だから、買ったはずです。
自己啓発というものはやり方を学ぶものではなく、あなたを磨くものなのです。
- 自己啓発をやめた人の特徴とその原因
- 同じ轍を踏まないようにする3つのポイント
なぜ自己啓発をやめる人が生まれるのか、あなたも同じようにならないために知っておくべき3つのポイントについて、自己啓発の業界に20年従事している専門家が解説します。
1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。
ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。
以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。
- ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
- ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
- マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
- ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
- ブライアン・トレーシー(営業の神様)
- デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
- ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)
現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。
自己啓発をやめた人の特徴
自己啓発をやめた人の特徴は以下の通りです。
自己啓発本を心の栄養ドリンクと勘違いしている
自己啓発をやめた人の特徴の1つ目は、自己啓発本を心の栄養ドリンクと勘違いしていることです。
自己啓発本と一言で表現しても、良書と悪書があるので一概にまとめることは出来ませんが、自己啓発本はあなたの枯れた心に栄養を与えるような即席の栄養ドリンクではありません。
なぜなら、自己啓発とはあなた自身を見つめ直し、物事を明らかにするための心構えを構築するためのものだからです。
自己啓発本を栄養ドリンクと勘違いしている人のほとんどは、読めばやる気が高まって自分を突き動かしてくれると思っています。
自己啓発本を100冊読んでも成果が出ない原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
そのような便利で簡単なものがあれば、誰もが手にすることでしょう。
自己啓発本とビジネス書の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
これは自己啓発本のタイトルや帯でそのように見せて売っている方にも問題があるのですが、残念ですがそのようなものは自己啓発ではないのです。
自己啓発とは何をすることなのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
つまり、自己啓発における選択を間違えてしまったケースです。
自己啓発本で何とかなると思っている
自己啓発をやめた人の特徴の2つ目は、自己啓発本で何とかなると思っていることです。
これは書籍というものの市場における立ち位置が、どういったものなのかを理解することが必要です。
なぜなら、書籍というものはそこに全てが載っているはずもなく、そのほとんどはその先にあるものの要約でしかないからです。
分かりやすく例えるなら、チラシや広告と同じです。
自己啓発本から学びと効果を得るためのポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
実例を挙げるなら、私達リアライズでも取り扱っている最も著名な自己啓発プログラムのナポレオン・ヒル・プログラムの目次となるものが、全世界発行部数1億部を超える「思考は現実化する」です。
「思考は現実化する」を読んでもダメだった、というのは私達からしたら当たり前の結果なのです。
分かりやすく言い換えるなら「本の目次読んだけどダメだった」と言っているのと同じだからです。
つまり、自己啓発以前に考え方が甘すぎるケースです。
要約を知りたがり内容を理解しようとしない
自己啓発をやめた人の特徴の3つ目は、要約を知りたがり内容を理解しようとしないことです。
これでは自己啓発に限らず、何をやっても上手くいくことはないことはないでしょう。
なぜなら、要約とは要約内容で理解できるだけの理解力を持っていない人が見ても意味がないからです。
分かりやすい証拠として、世の中のほとんどの人がこうして同じ轍を踏み、上手くいっていないというお墨付きがありますよね。
要約で知りたがる人ほど自己啓発を精神論や根性論、ただの名言集と勘違いしています。
例えば先程のナポレオン・ヒルの名著「思考は現実化する」でもそうですが、要約で知りたがる人ほど
- 考えたのに現実化しない
- 目標設定したのにうまくいかない
- 潜在意識って大事だよね!
上記のような浅い理解で留まっていたり、何も分かっていないのに理解したと勘違いしているのです。
分かりやすく例えるなら「鍋の作り方を要約しなさい」と言われたので「鍋に食材入れて煮込みます」と答えたら「味しない!美味しくない!」と言われているようなものです。
具材を煮込む順番や下処理、下味をつけることなどの料理の基礎知識もなく上記の要約を聞いたら、料理の素人であれば本当に切って入れて煮込むだけのことをするでしょう。
このように要約する側も理解が出来ていないと要点を絞れませんし、理解する側も要点だけで理解ができる理解力を持っていて初めて、要約というものは成り立ちます。
一般社会に置き換えて考えてみて下さい。
部下が上司へ要点を絞って報告するのが常識なのは、上司が業務内容に精通しているので要点だけで報告内容を理解できるからです。
その証拠に、上司が部下に要点だけ絞って教えるということはしませんよね。
上司が部下に教える際には、一つ一つ理由や原因まで丁寧に解説しながら教えるはずです。
なぜなら、そうしないと部下が理解できないのが分かっているからです。
つまり、要約側も受け手も理解度が揃っていないと、要約という伝言ゲームは成り立たたないのです。
自己啓発をやめた人の原因
自己啓発をやめた人の原因は以下の通りです。
自己啓発と自己研鑽を勘違いしている
自己啓発をやめた人の原因の1つ目のポイントは、自己啓発と自己研鑽を勘違いしていることです。
なぜなら、自己啓発というものはあなたの心構えを構築するためのものであり、自己研鑽というものはあなたの知識やスキル、テクニックを増やすためのものなので、そもそも目的が違うからです。
自己研鑽はとても素晴らしいものですが、あなたが心構えを変えたいのであれば自己啓発を行わなければなりません。
逆もまた然りです。
自己啓発と自己研鑽の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
自己啓発をやめた人に一番多いのは、自己啓発をするつもりだったのに自己研鑽となる「やり方」ばかりについて書かれていた本などを学んでいたケースが挙げられます。
これではあなたの心構えが変わることはありません。
モチベーションとエンスージアズムを勘違いしている
自己啓発をやめた人の原因の2つ目のポイントは、モチベーションとエンスージアズムを勘違いしていることです。
なぜなら、モチベーション(動機)とエンスージアズム(熱意)は全くの別物です。
さらに一次元下げてお話をするのであれば、「やる気」と「モチベーション(動機)」も全くの別物です。
自己啓発するとモチベーションが上がることの間違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
このように全く違うものを「これだろう」と解釈を間違えていれば、自己啓発をしても上手く行かずやめたくなるのも当然なのです。
楽観と積極を勘違いしている
自己啓発をやめた人の原因の3つ目のポイントは、楽観と積極を勘違いしていることです。
なぜなら、楽観と積極はほぼ対極にあると言って良いほどの別物だからです。
これは私が自己啓発の業界に20年従事している経験からですが、自己啓発をやめる人で「積極」の人は見たことがありません。
自己啓発をやめる人の100%が「楽観」であると断言できます。
自己啓発におけるポジティブの本来の意味については、以下の記事で詳しく解説しています。
2つ目のポイントを交えながら少し込み入ったお話をすると「私は積極だった。でも自己啓発をやめた」という人は「積極」を2つ目のポイントの『「やる気」を高揚させている状態』と勘違いしています。
自己啓発をやめずに済む3つのポイント
自己啓発をやめずに済む3つのポイントは以下の通りです。
心構えを構築するものと知る
自己啓発をやめずに済む1つ目のポイントは、自己啓発は心構えを構築するものであることを知ることです。
なぜなら、ほとんどの方が知識やスキル、テクニックを自己啓発と勘違いしているからです。
例えば書店に行った時でも「誰も知らない目標達成テクニック!」のような文言に釣られたりしていませんか?
そんなものが門外不出で今日まで眠っているわけがありません。
自己啓発で読書を検討している人が知っておくべき注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
上記のようなものに騙されれば自己啓発をやめたくなるのも無理はありませんが、選択の時点でそのようなものを選ばないような自分を形成することも、自己啓発なのです。
歴史と権威と実績があるものを選ぶ
自己啓発をやめずに済む2つ目のポイントは、世界的に著名で歴史と権威と実績があるものを選ぶことです。
なぜなら、たったこれだけで変なものに引っかかる可能性がほぼ0%になるからです。
歴史と権威と実績というものは、誰もが喉から手が出るほど欲している価値です。
その証拠にその価値を何とかして同時進行で手に入れてしまおう、という魂胆で作られているものが近年の「ブランディング」というマーケティング手法ですよね。
私個人の見解としては、ブランディングには懐疑的です。
なぜならブランドというものは価値であり、その価値というものは先や今にあるものではなく、軌跡や功績である後にこそ存在するものと考えているからです。
成功も同じで未来にあるものではなく、そこに辿り着くまでの過程こそが成功です。
話を戻しますが、歴史と権威と実績が世界的なものであれば、ほぼ間違いないと見ても問題ないでしょう。
身近に専門家のサポートチームを置く
自己啓発をやめずに済む3つ目のポイントは、身近に自己啓発の専門家であるサポートチームを置くことです。
なぜなら、一人で行っていたり自己啓発の素人がサポートをしても上手くいかないことがほとんどだからです。
これはネットで独力や我流で自己啓発して失敗したケースや、個人が行うような自己啓発コーチング、起業塾やコンサルなど、受けても全く成果に繋がらなかった事例を探せばいくらでも出てくるでしょう。
上記に挙げたようなものは資格が無いので誰でも始めることができるのは事実ですが、その実そんなに簡単なものではないのです。
自己啓発が怖いと言われる原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
3つ目に関しては、2つ目のポイントとかけ合わせておけば失敗をせずに済みます。
自己啓発を続けたいなら正しいものを選ぼう
自己啓発をやめずに続けて自分を変えたいのであれば、正しいものを選ぶようにしましょう。
なぜなら、これまでに述べたように自己啓発をやめた人のほとんどは勘違いや解釈違い、もしくは自己啓発ではないものや、悪書や怪しいものを取り組んでしまったことが原因だからです。
上記のようなものを避け、きちんと歴史と権威と実績があるものに自己投資を行えば、絶対とは言いませんがきちんと自己啓発の見返りを得ることはできるのです。
なぜ絶対と言わないかというと「お金さえ払えば絶対になるならやる(でも何もしない)」といったような甘い考えの人が出てくるからです。
あなたが覚悟を持ってきちんと取り組むことができるのであれば、自己啓発というものは相応の見返りを得ることができるのは確かです。
だからこそ、無駄なや時間やお金を支払わないで良いように正しいものを選択しましょう。
- 自己啓発をやめた人のほとんどが、解釈違いか自己啓発でないものを取り組んでいる
- 自己啓発をしたいなら知識やスキル、テクニックからは離れよう
- 世界的著名で歴史と権威と実績があるものを選べば、トラブルは避けられる