自己啓発のオンラインサロンの選び方と危険なパターンの見分け方
今回は自己啓発のオンラインサロンの選び方と危険なパターンの見分け方について解説します。
・自己啓発の本や動画だけでは物足りなくなり仲間がほしい
・高額なオンラインサロンなのに中身が薄かったらどうしよう
こうした疑問や思いをお持ちの人はたくさんいます。
一方で自分に合うオンラインコミュニティを選び、距離感を保ち活用することで仕事やメンタルの支えにしている人もいます。
この違いはオンラインサロンを魔法の場所ではなく、自己啓発を後押ししてくれる環境として冷静捉えているかどうかです。
そこで今回は自己啓発のオンラインサロンをどう位置づけるか、安全なサロンの選び方について解説します。
この動画を見ると危険なサインの見分け方、入る前に決めること、後悔しない関わり方が分かりますので是非最後までご覧ください。
それでは早速、自己啓発のオンラインサロンをどう捉えれば良いのかから見ていきましょう。
自己啓発のオンラインサロンをどう位置づけるか
自己啓発のオンラインサロンを検討するなら、サロンは自分の成長の補助役という位置づけにしましょう。
理由はシンプルでどれだけ評判の良いサロンでも、そこで何を学び日常でどう行動するかは自分次第だからです。
サロンに入ること自体がゴールになると、月会費だけ払い続けて肝心の自己啓発は進んでいない状態になりがちです。
一方でオンラインサロンには、リアルでは出会いにくい価値観の人とつながれたりします。
また同じ目標に向かう仲間から刺激をもらえたりするメリットもあります。
セミナーよりも気軽に質問できる場や、日々の小さな行動報告の場として機能しているコミュニティも多いです。
こうして一人だと続かない自己啓発を支えてくれる一面もあります。
大切なのはサロンに入ったから変わるのではなく、自分が動きやすくなる環境に参加するという視点を持つことです。
具体的には自分の自己啓発の中心は本やノート、日々の行動に置きましょう。
そしてその補助としてオンラインサロンを利用するイメージです。
サロンで得た気づきやアドバイスは、必ず自分の生活に持ち帰って試す前提でメモしておきます。
こうして役割を整理しておくと、サロンが合わなければやめても良いという距離感を保ちやすくなります。
つまりオンラインサロンへの依存や失望に振り回されにくくなります。
自己啓発のオンラインサロンを選ぶときのチェックポイント
自己啓発のオンラインサロンを選ぶときは、誰が主宰しているかよりも次に挙げる点に注目することが大切です。
・どんな目的で参加するのか
・どんな人が集まっているのか
・どんな活動が日常的に行われているか
なぜならどれだけ有名な主宰者でも、自分の目的や生活リズムと合わなければサロンの良さを活かしきれないからです。
選ぶ段階でチェックしておきたいポイントを、具体的に整理しておきましょう。
まず見るべきは目的とテーマです。
サロンの説明文を読んだときに、次に挙げる内容が言語化されているかを確認します。
・このコミュニティは何を大切にしているのか
・参加した人がどうなってほしいのか
漠然と人生が変わる、成功者になれるといった言葉だけが並んでいる場合は要注意です。
次にどんな人が集まっているかです。
年齢・職種・経験よりも、今どんな悩みや目標を持っている人向けかが自分と近いかどうかを見ます。
さらに活動の頻度と具体的な内容も重要です。
・月に一度の配信だけなのか
・チャットでの日常的なやり取りがあるのか
・少人数のグループワークがあるのか
これらが自分にとって参加しやすいスタイルかを確認します。
最初からすべてを把握する必要はありません。
ですがこのサロンに入ったら週に何回くらい、どんな形で関わるかがイメージできればミスマッチは減らせます。
危険な自己啓発オンラインサロンのサインと見分け方
自己啓発のオンラインサロンの中には、参加者の不安やコンプレックスを過度に刺激するものがあります。
また高額な商品やコースへの誘導を繰り返すような危険なパターンも存在します。
ここでは入会前・入会後のそれぞれで気づきやすい危険なサインをまとめておきます。
あくまで目安ですが、複数当てはまるなら距離を置くことを検討した方が安全です。
入会前の段階での危険なサインとしては、次に挙げるものがあります。
・今決断しないと一生変われない
・このサロンだけが特別といった煽り文句が多い
・具体的な活動内容よりも成功体験や高額の売上自慢ばかりが強調されている
また料金体系や退会ルールが曖昧で、入ってから説明する、とにかく一度入ってみてと詳細を避ける場合も要注意です。
入会後に気づく危険なサインとしては次に挙げるものがあります。
・主宰者や上位メンバーへの過度な依存を求められる
・サロンの外の人間関係や情報源を否定する空気がある
・常に追加の商品・コースを勧められ、断りづらい雰囲気がある
またサロンの価値を信じていない人=成長したくない人とみなされ、疑問や違和感を口にしづらい空気になる場合も危険です。
こうしたサインを見分けるためには、まずオンラインサロンに入る前から危険なパターンを知っておくことです。
判断に迷ったときはサロンの説明文や規約をスクリーンショットにして、信頼できる第三者に見てもらうのも有効です。
この説明を聞いてあなたなら入る?と外側の視点を借りることで、自分だけでは見えにくいリスクに気づけます。
入る前に決めておく自己啓発オンラインサロンとの距離感とお金の上限
自己啓発のオンラインサロンに入る前に、距離感とお金の上限を自分の中で決めておくと後悔しにくくなります。
距離感とは、サロンを自分の生活のどの位置に置くかということです。
サロンを中心に生活を回すのではなく、あくまで日常の一部として扱う前提を決めましょう。
そうすることで、依存や過剰な期待を避けやすくなります。
距離感の決め方としては、このサロンとは週に何時間まで関わるかをざっくり決めておくのがおすすめです。
例えば平日の夜はチャットを覗くだけ、週末にまとめてアーカイブを見るといったマイルールです。
またサロン内の人間関係は、リアルの家族や仕事仲間より優先しないといった線引きも有効です。
これは心の健康を守るうえで役立ちます。
お金の上限については、月会費+関連イベント費用を合わせて手取り月収の◯%までといった基準を設けましょう。
オンラインサロンは月額が比較的手頃でも、追加の合宿や講座が重なるとトータルでかなりの金額になることがあります。
あらかじめここまで超えたら見直す、高額なオプションはすぐに決めないと決めておけば、その場の雰囲気流されません。
入会後に後悔しないための関わり方と退会ライン
オンラインサロンに一度入った後は、お金を払っているから何とか元を取らなきゃと無理に続けてしまうことがあります。
しかし自己啓発のオンラインサロンは、あくまで今の自分に合うかどうかで判断して良い場所です。
入会後に後悔しないためには、参加の仕方と退会ラインを先に決めておくことが大切です。
参加の仕方としては、最初の1〜2か月はまず観察と少しの参加を意識しましょう。
挨拶や自己紹介後にすべてのコンテンツに顔を出そうとするのではなく、自分にとってプラスの部屋やイベントに限定します。
また毎回コメントしなければいけない、参加しないと置いて行かれるといった義務感が強くなってきたら、距離を置きます。
退会ラインについては、具体的な基準をいくつか決めておくと判断しやすくなります。
・3か月以上、サロン由来の行動や気づきが自分の生活に反映されていない
・サロンの話題の多くが、自分の価値観や目標とかけ離れてきた
・サロン関連の支出が、生活の不安やストレスの原因になっている
こうした状態が続くなら、一度退会を検討するタイミングです。
やめたらもったいないという感情ではなく、今の自分にとって最適かどうかで考える癖をつけておきましょう。
そうするとオンラインサロンとの付き合い方も健全になります。
編集後記
オンラインサロンは一度ハマると、ここにさえいれば大丈夫な気がすると感じやすい場所ですよね。
私も昔はコミュニティに期待しすぎて、参加していること自体に安心してしまった時期がありました。
その反省から今は、自分が実際に何をやったかを1週間単位で振り返るようにしています。
サロン内での学びも、この一つの行動に変えたと言えるかどうかを基準にしています。
すると居場所としてのありがたさと、距離を置くタイミングの両方が見えやすくなります。
もしオンラインサロンに興味があるなら、ここに入ったら何をどれくらいやるつもりかを一度ノートに書きましょう。
それから検討するだけでも、決断の質がかなり変わります。
- 自己啓発のオンラインサロンは補助的な環境として位置づける
- 自己啓発のオンラインサロンは目的・活動内容・距離感で選ぶ
- 自己啓発のオンラインサロンは危険なサインと退会ラインを決めて関わる
