自己啓発の合宿は危険?参加しない方が良い?参加時の4つの注意点
世の中には、自己啓発と銘打っただけの、実は全く自己啓発ではない、悪質な合宿やセミナーがたくさんあります。
それらの実態は、ただの根性論や精神論を語ったり、実践させるだけのものから、中身がない、悪質な洗脳のような合宿や、高額セミナーがたくさんあります。
よく言われている悪質な自己啓発の代表的なものでもある、洗脳セミナーなどについて詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
このほとんどは、詐欺集団やカルト、霊感商法やマルチが占めています。
もちろん、全てがそうではなく、中にはきちんと歴史と権威があるものもありますが、まともなものは「世界的に」著名であることが特徴です。
この選び方をすれば、自己啓発の合宿や、セミナーでまともなものは、この時点でもう数えるほどしか残りませんので、ご安心下さい。
この記事をご覧の人も、おそらく
・自己啓発の合宿や、セミナーに参加しようとしている
・興味があって、自己啓発の合宿に参加したいけど、本当に大丈夫?
このように心配になって、調べて辿り着いた人が多いことでしょう。
そこでこの記事では
・自己啓発の合宿で、参加しても問題ないものの選び方
・自己啓発の合宿で、参加しない方が良いもの
これらの見分け方を、自己啓発の業界に20年従事している専門家が、分かりやすく解説していきます。
もし、身内が心配になって、調べて辿り着いた人でしたら、この記事で納得と共感を頂けるようでしたら、その身内の人に、この記事を紹介してみて下さい。
そうすることで我に返り、被害に遭うことを、未然に防ぐことが出来るかもしれません。
1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。
ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。
以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。
- ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
- ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
- マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
- ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
- ブライアン・トレーシー(営業の神様)
- デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
- ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)
現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。
合宿を行う企業は自己啓発の専門家なのか確認する
自己啓発の合宿やセミナーで、一つ目の注意点は、参加しようとしているものが、どのような企業が主催しているのかを調べてみることです。
また、その合宿で講師となる人は、自己啓発の専門家なのかを、調べるなり、聞くなりして、確認しましょう。
自己啓発の専門家として、意見させて頂くのであれば、専門家でない素人が行うものは「自己啓発っぽいもの」であって「自己啓発」ではありません。
確かに、世界的に著名な、日本企業の経営者の方たちも、独自に、経営者塾などを立ち上げて、啓発に繋がる講演などを行っています。
これくらい、誰でも知っているような、日本のトップ企業の経営者のものであれば、唯一の例外として、自己啓発のツールの選択肢として、選んでもアリです。
というのも、これらのトップ経営者の方々も、当時師事していた人が、日本の自己啓発における、著名な方であるためです。
しかし、それ以外の自己啓発の専門家でない人が、何かで業績や成果を上げて、その業界では、名のしれた人であったとしても、自己啓発の専門家ではないですよね。
実際に私達も、その「何かで業績や成果を上げて、その業界では名のしれた人」から依頼をされて、研修に入ったり、セミナーを行うことはあります。
つまり、通常であれば、そういった人でも自分で行うことはせず、餅は餅屋で、専門家に任せるのが一般的なのです。
怪しい自己啓発セミナーについての見分け方を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になります。
具体的に素人が、自分で勝手に行う自己啓発の合宿内容が、どのようなものか一例を明かしますと
・自己啓発ではなく、大声を挙げさせるだけの、ただの精神論
・「できる!できる!!」などの根性論で、中身が無いもの
・とにかく人間性を否定され、罵倒され続けるもの
・三万円ほど払って、二時間のセミナーがお涙頂戴の話で終わる
このようなものが、ほとんどです。
何かで業績や成果を上げた人でも、ヤブ医者ではないでしょうが、闇医者であることには変わりません。
このようなものに参加したところで、2~3日は気分も高揚した状態になることはあっても、何の成果にも繋がらず、合宿に支払った高額な費用は、ほぼ無駄になります。
これらが自己啓発が無駄だと言われる由縁でもあるのですが、具体的に自己啓発が怖いと言われる原因について知りたい方は、以下の記事も参考になります。
はっきり申し上げますと、その高額な費用で、無意味な自己啓発の合宿に行くのなら、恋人や家族と旅行へ行った方が有意義です。
あなたが、自己啓発の合宿や、セミナーへ参加してみようと思った、きっかけは何でしょうか?
もし、自分の症状をきちんと相談して、治療することを目的としているのであれば、きちんとした自己啓発の専門家に相談しましょう。
例えば、体調が悪ければ、きちんとした医者に見せて、相談するのが一番なのと同じです。
合宿のレジュメが事前に鮮明になっていないものは注意
自己啓発の合宿やセミナーで、二つ目の注意点は、参加しようとしている合宿の内容が、事前に参加者へ、明らかにされているかどうかです。
なぜなら、企業の社員研修ならともかく、オープンで一般の方を募集して、行うものであれば、レジュメがあるのが当たり前だからです。
もし、合宿の内容が、事前に明らかになっていない場合は、参加しないほうが、身のためです。
例えばですが、事前に内容を伝えることができないセミナーへ、参加しようと思いますか?
このようなセミナーでは、当然、どんな話なのかも分かりませんので、そもそも自分の学びたい分野や、ジャンルかも分かりませんから、申込みもしませんよね。
そして、合宿で行うということは、ワンデー一日中、朝から晩まで何かを学ぶの内容でも、収まりきらないほどの中身ということです。
その中身が、レジュメすら非公開なレベルのものであれば、そもそも、それは外部から一般の人を募集したりするものではありませんよね。
こうした自己啓発の罠について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になります。
レジュメが判明している場合
自己啓発の合宿の内容が、事前に確認できるのであれば、その内容から、ある程度判断することが可能です。
レジュメは判明しているけど、危険だから辞めた方が良いかを、見分けるポイントは
・内容が、やり方主体の内容になっていないか
この一点に尽きます。
もし、レジュメにやり方が並んでいるのに、自己啓発の合宿を謳っているなら、参加しないほうが身のためです。
なぜなら、それは自己啓発ではないからです。
これは、その違いすら知らない、自己啓発の素人が行っているものですので、参加しても、費用の無駄になります。
合宿費用が高い=良いものと勘違いしない
自己啓発の合宿やセミナーで、三つ目の注意点は、参加しようとしている、自己啓発の合宿費用が高いから、良いものだろうと思い込まないことです。
なぜなら、世界的に著名な自己啓発の合宿や、セミナーが高額なのを良いことに、悪意があるものも、高額にしていることがほとんどだからです。
先程も書きましたが、無意味な高額の合宿へ参加するなら、恋人や家族と一緒に、旅行へでも行った方が有意義です。
それか、世界的に著名な、自己啓発の専門家のセミナーで、参加費が100万程度ですので、そちらへ参加した方が、間違いなく学びになるでしょう。
自己啓発の合宿で、本当に良いもので、きちんとしているものは、一般の人から見たら、かなりの高額です。
それは中身があり、その費用を捻出してでも、参加する意味と価値があるから、その価格なのです。
しかし、高額となると、そこにお金の匂いを嗅ぎつけた、悪い人たちも集まってきます。
このような、お金の匂いを嗅ぎつけた、悪い人たちが開催している、中身がない自己啓発の合宿に参加しても、なんとなく気分が高揚しただけで、終わってしまいます。
そして、その先に待っているものは、悪い人たちの本来の目的である、詐欺やカルトや霊感商法やマルチなどです。
つまり、自己啓発の合宿やセミナーを入り口にして、そういった悪事のフックにしているのです。
自己啓発のために読書を検討している人が知っておくべき3つの注意点などは、以下の記事で詳しく解説しています。
このような被害に、遭わないためには、これまでの内容以上に、次の注意点にも、気をつけるようにしてみて下さい。
参加しようとしている合宿は、歴史と権威があるものか確認する
自己啓発の合宿やセミナーで、四つ目の注意点は、参加しようとしている、自己啓発の合宿やセミナーが、歴史と権威があるものかを、きちんと確認することです。
自己啓発というものが、日本で世間一般に、広く認知されるようになったのは、この20年ほどです。
しかし、世界的に見ると、自己啓発の歴史はとても古く、私達が扱っている自己啓発プログラムなども、既に一世紀に渡る、歴史と実績があるものです。
そして、歴史と同時に、その権威と実績も、世界的に認められているものです。
間違っても
・業界の知る人ぞ知る、◯◯さんの自己啓発セミナーや合宿
などといったものに、騙されないようにして下さい。
これらの95%は、まともなものではありません。
こうした甘い罠に騙されてしまった人や、中身の無い自己啓発本を永遠に読み続けたりした人が、自己啓発で病んでしまったりするのですが、病んでしまう人の特徴を知りたい方は、以下の記事も参考になります。
このような「隠された、秘伝の、知る人ぞ知る」などといったものは、大概、後でトラブルの元になるか、お金の払い損で終わってしまいます。
正直、自己啓発の合宿って効果あるの?
結論から申し上げますと、自己啓発の合宿や、セミナーの主催がきちんとした企業で、歴史も権威も実績もあるものであれば、もちろん効果はあります。
なぜなら、それだけの効果がなければ、一世紀もの時代を超えて、残ることがないからです。
この時に「◯◯を学んだ」などの肩書きや発言には、騙されないようにして下さい。
そのほとんどの人が、それを正規に学んだ人ではないか、一度、その著名人のセミナーに参加者として、参加したことがある、という程度です。
なぜ私が、このようなことを知っているか不思議ですか?
それは「ナポレオン・ヒル」という、世界的に著名な肩書きを使っている、プログラムの正規ユーザーでも何でもない人を、たくさん知っているからです。
怪しい人の99%はこう言います。
「ナポレオン・ヒルね!僕も昔、学んだよ!」
しかし、このセリフを聞いて、その後に、本当にプログラムユーザーとして登録されているか調べて、本当に登録されていた人は、100人中1人程度でした。
私も、これまでに二泊三日で参加費200万円の合宿や、ワンデーで100万円などのセミナー、海外で行われている著名なセミナーにも、何度も参加したことがあります。
もちろん、これらはすべて、世界的に著名な人のみへ参加しましたので、得られるものや、学びも大いにありましたので、参加した感想としては大満足でした。
しかし、これらはあくまで、きちんとしたものに参加した場合のみ、です。
きちんと取捨選択ができないと、自己啓発もただの中毒に陥る可能性がありますので、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみて下さい。
意味のないものへ参加しても、その費用は、無駄に終わってしまいます。
そして何より、その得たものも学びも、自分に落とし込み、血肉化して、活用できる人でなければ、成果へと繋げて活かすことは、出来ずに終わってしまいます。
つまり、いきなり高額なものへ参加しても、それを活かせる自分でなければ、ほとんどは、意味がないということです。
ですので、自己啓発の合宿やセミナーで、今の自分に見合わない金額のものへ、参加するか悩んで、この記事に辿り着いたなら、辞めておいた方が無難です。
まずは、自己啓発書や、動画などを見ながら、どういったものがあって、何を選べば良いのかを知ってからでも、遅くはありません。
なぜなら、歴史も実績もある、自己啓発の合宿やセミナーなら、逃げることはないので、いつでも参加できるからです。
逆に、怪しいものや危ないもの、バックエンドのあるような、詐欺やカルトや霊感商法やマルチほど、参加を煽ってきたり、焦らせてきたりするものです。
自己啓発の合宿へ参加しようとしている人が、正しく成果へ繋がるために
この記事をご覧の人は、おそらくご自身、もしくはその身の回りの人が、自己啓発の合宿に参加しようとしているけど
・本当に大丈夫なのかな?
・怪しくないのかな?
と、不安な気持ちを抱えたから、調べてみて、辿り着いた人がほとんどでしょう。
きちんとした自己啓発であれば、問題はないのですが、人間にも、良い人と悪い人がいるように、自己啓発を善用する人もいれば、悪用する人もいます。
自己啓発を悪用する人に
・その純粋な想いを弄ばれる
・トラブルに巻き込まれる
・無駄なお金を支払う
これらのことがないよう、この記事で挙げた注意点に、気をつけてみて下さい。
正しい自己啓発について知りたい方は、以下の記事も参考になります。
基本的に、全てにおいて、保留や先延ばしを勧めない私でも、自己啓発の合宿やセミナーに関しては「安易に踏み込まず、一旦保留して下さい」と判を押します。
なぜなら、それくらい精査しないとならず、安易に踏み込んで良いジャンルではないからです。
もちろん、自己啓発の合宿に関して、善し悪しの鑑識眼をお持ちの方であれば、先延ばしする必要はありません。
しかし、ノリや勢い、焦らされて決断しようとしているのなら、辞めておいて下さい。
その方が、あなたの人生を傷つけずに、済むからです。
あなたの純粋な思いが、悪意を持った人たちの餌食にならないことを、心からお祈り申し上げます。
- 被害に遭わないためにも、主催企業と合宿の内容をきちんと確認しよう
- 費用が高い=効果があると勘違いしないようにしよう
- 正しい自己啓発を行って、願望や目標の実現に役立てよう