2R2Aの公式を万物に応用する|ナポレオン・ヒルの成功哲学

この記事に辿り着いた方のほとんどは「2R2Aの公式」というフレーズを初めて聞き、気になって開いてみた方が多いことでしょう。

この2R2Aの公式は、ナポレオン・ヒルの成功哲学を学ぶ上で一番最初に知っておかないといけない法則であり、どんなことにでも活用することが出来ます。

ネットでは、2R2Aの公式は「読書に関して活用できる」とされているものが多いようですが、残念ながら少し勘違いしている人が多く、実際は2R2Aの公式とは万物に応用することが可能な法則です。

実際に私達リアライズのインストラクターも、自分たちやプログラムユーザーの方すべてに、常に意識して応用してもらうようにしている程です。

そしてナポレオン・ヒル・プログラムでも、すべてのセッションに入る前の大前提として、この2R2Aの法則について触れています。

この動画では

・2R2Aの公式とはどういう法則なのか
・2R2Aの公式の活用方法

これらについて、ナポレオン・ヒルの成功哲学に20年従事している専門家が分かりやすく解説していきます。

2R2Aの公式とは

ナポレオン・ヒルの成功哲学では、2R2Aの公式とは以下のように定義しています。

R+R+A+A=success

この公式において重要なことは

・順番を間違えていないこと
・一つも抜けがないこと
・忠実に実践すること

これらをしっかりと実践すれば、どんなことにでも応用が効き、成果へと繋げることが出来ます。

これは私達インストラクターもそうですし、これまでのプログラムユーザーの方々でも実証済みのノウハウです。

この公式通りに進めてもうまくいかない場合は、私達の過去の統計から申し上げますと、何かを勘違いしていたり、自分なりの解釈でズレがある場合がほとんどです。

それでは次に、一つ一つが何を意味しているのかについて詳しく解説していきます。

2R2Aの公式|第一の「R」

第一のRは「recognize」すなわち認識するの「R」です。

ここで言うrecognizeとは、これから学ぼうとしているナポレオン・ヒルの成功哲学やノウハウを、意識的あるいは意欲的に知ろうとする心の作用を指します。

まず最初に、自分がマスターしようとしているノウハウは何か?どんなものなのか?

これらをよく知らなければなりません。

なぜなら、自分がマスターするものが何であるかを知らずして、マスターすることは不可能だからです。

この第一のRによって初めて、ナポレオン・ヒルの成功哲学やノウハウを自分の願望に当てはめ、それを現実化する手段や方法を理解することができるようになります。

第一の「R」の注意点

recognizeでほとんどの人が陥ってしまうポイントは、「知ること」で「成長した」と勘違いしてしまうことです。

知ることは成長するためのきっかけを得ただけであり、知るだけでは成長することは出来ません。

そして、エビングハウスの忘却曲線という研究結果でも明らかになっている通り、知った情報の56%は1時間後には忘れてしまい、情報としてほぼ残っていないのです。

およそ90%の人が、この第一の「R」で終えるか勘違いしてしまい、負のスパイラルから抜け出せずにいます。

例えばナポレオン・ヒルの成功哲学や、よくある名言集、良い話、著名な本を読んだり、セミナーなどへ参加してもそれで満足して終わってしまっていませんか?

これが、第一の「R」を知っただけで終えてしまっている状態です。

続いて第二のRについて見ていきましょう。

2R2Aの公式|第二の「R」

第二のRは「relate」すなわち関係付けるの「R」です。

これは、認識したノウハウの就業先を決めるということです。

この第二のR、すなわち「関係付ける」とは、認識したノウハウを自分自身、あるいは自分自身の特定の問題に関係づけて、そして自分と他者との間でそれらをどう働かせるか?を考えることを意味します。

第一の段階で認識したナポレオン・ヒルの成功哲学やノウハウなどを、自分が人生において成功を勝ち得るにあたって、何に使えるかということを熟考しないといけません。

全ての事例や成功例を誰か他人の話と考えるのではなく、自分自身の問題として考えることが大切です。

第二の「R」の注意点

relateでよくある注意点は、この記事をお読みの方も既に経験があったり知っていることです。例えば

「そう言えば前に何かで読んだことがあります!」
「知ってます!」

これらの症状が第二の「R」を使いこなせていない、典型的な症状です。

この記事をここまでお読みの方なら簡単に理解できることですが、知っただけで考えることを行っておらず、第一の「R」で止まってしまっていますよね。

これは例えるなら食事において、口に含んで味覚を楽しんだだけでは意味がありませんので、咀嚼することで消化をしやすくし、飲み込むことで体内へ取り込んで、消化することで栄養として吸収することと同じなのです。

続いて、第一のAについて詳しく見ていきます。

2R2Aの公式|第一の「A」

第一のAは「Assimilate」すなわち消化したものを、自分の血肉化として同化することです。

同化とは言うまでもなく、本来自分の物ではなかったものを自身の一部とすることです。

元々は自分自身のものではなかったナポレオン・ヒルの成功哲学やノウハウを、完全に血肉化して自分の一部として使うことができるようにするということを意味します。

先程の食事の例えと同じで、消化不良では初期の願望や目標を達成することができません。

学ぶことで知り、咀嚼して飲み込んだノウハウなどを、実際にどのようにして活用することができるかを考えなければなりません。

こうして、ノウハウの活用方法まで到達して初めて、ナポレオン・ヒルの成功哲学やアイディア、テクニックなどが自分自身の一部となったと言えるのです。

そこまでいけば、あとは実行あるのみです。

第一の「A」の注意点

Assimilateにおいては、注意点がたくさんあります。

それ程この部分は重要で、とてもセンシティブな工程なのです。

これまでに例えてきた食事で置き換えるなら

食事中の環境

食事を楽しく食べているのか、それともストレスを抱えながら食べているのかと同じです。

前向きな精神で学びを同化させることと、後ろ向きな精神で学びを同化させるのでは、天と地の差が出ます。

食事に対しての感情

食事を信じて食べているのか、疑いながら食べているのかと同じです。

どんなノウハウや考え方であれ、同化の際に取り込む心構えが違っていると、消化・吸収の結果も変わります。

食事の量

コントロールされた食生活なのか、暴飲暴食なのかと同じです。

ノウハウを何でも取り入れて同化すれば、何が正しいのかが分からなくなり、脳は無駄な情報で溢れて混乱します。

食事の質

コントロールされた食生活なのか、暴飲暴食なのかと同じです。

健康を意識した食事なのか、好みで選んだ食事なのかと同じです。

自分が成果を出すために必要なノウハウと、自分が好きなノウハウというものは全くの別物です。

これらの点に注意しないと、ノウハウの同化の質が落ちるか、おなかを下して栄養素を全て排出してしまうのと同様に、せっかく取り入れたノウハウも全て取り込めずに排出してしまいます。

最後に、第二のAについて詳しく解説していきます。

2R2Aの公式|第二の「A」

第二のAは「Apply」すなわち応用することです。

ここでいう応用とは、前の三段階を経て身につけたナポレオン・ヒルの成功哲学やノウハウを、実際に使って行動に移してみるということです。

せっかく成功へと導いてくれるノウハウを持っていても、実際にそれを使わなければ何もなりません。

自身の願望や目標に向かって、自分の意欲とモチベーションで即行動を開始するのです。

たとえ成功の果実を取る方法を知っていても、実際に行動を起こし、成功の果実を手に取り口にしなければ、その実を味わうことはできません。

今すぐに、どこで何の目的でそのノウハウを適用するのかを決めなければなりません。

第二の「A」の注意点

Applyでの注意点は、ほぼ一点に集約されます。

それは、使わない(使えない)ことです。

よくある「ノウハウコレクター」という存在も、これに該当します。

またrelate「関係づける」やAssimilate「血肉化する」がうまくいっていないと、最後のAのApply「応用する」で適応することが出来ず終わってしまいます。

2R2Aの公式を使いこなせば仕事も日常も快適になる

ここまでの2R2Aの公式自体も、2R2Aする必要があるのです。

つまりこの2R2Aの公式を使いこなせるようになれば、読書に限らずどんなことであれ、自分が望む成果や結果を得ることは可能になります。

現在抱えている問題を解決したいとお悩みの方や、人生を好転させたくてこの動画に辿り着いた方も、2R2Aの公式を活用して人生を好転させるきっかけにしていきましょう。

まとめ
  • 2R2Aの公式はどんなことにでも活用することができる
  • 一つ一つが漏れなく的確に実践できているか注意しよう
  • 知るだけで終わらないように今すぐ実践に移すこと