ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」の全文と次に必要なものを解説
皆さん誰もが、小さい時にやった遊びで、伝言ゲームというものはご存知ですよね。
人伝、口伝といったものが、いかに情報が変化して伝わるものなのかが、このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」一つを取ってみても、ハッキリと分かります。
この記事をご覧になっている人は「いきなり何を言い出したのか」と思われるかもしれません。
しかし、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」の内容にも沿い、かつ、これが今後の成果へ繋げるための、真意にも繋がる内容にもなります。
ですので、冒頭部分の少しだけ、お付き合い下さい。
この記事に辿り着いた人の、検索文言はおそらく
「ナポレオン・ヒル 名言 私はできる」
「ナポレオン・ヒル 名言 信念」
この二つが、多いことでしょう。
しかし、ナポレオン・ヒルの成功哲学に、20年従事している専門家から言わせて頂きますと、正しくは、そうではないのです。
皆さんが求めている、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」の、全文のお題目は、正しくは「挑戦」なのです。
確かに、皆さんが知りたいナポレオン・ヒルの名言「私はできる」は、ナポレオン・ヒル・プログラムの中では信念のセッションにあります。
そして、名言全文の中にも「私はできる」という、文言も含まれています。
しかし、このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」も、「私はできる」と捉えるのか「信念」と捉えるのか「挑戦」と捉えるのかで、意味は全く変わってきます。
人によっては、揚げ足取りのように、思われるかもしれません。
しかし、始めのこの小さな1度のズレが、後々、大きな差となって現れてくるのです。
そこでこの記事では
・この小さなズレが生み出す勘違い
・学んでもなぜ成果に繋がらないのか
これらについて、ナポレオン・ヒルの成功哲学に20年従事している専門家が、名言「私はできる」を引用しながら、ひとつひとつ詳しく解説していきます。
※具体的には「挑戦」が正しいのですが、世の中では「私はできる」という言葉で広まっていますので、この記事では「私はできる」で統一します。
こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。
記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。
1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。
ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。
以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。
- ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
- ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
- マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
- ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
- ブライアン・トレーシー(営業の神様)
- デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
- ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)
現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。
ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」の全文
検索をかけて知りたかった、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」と、されている内容の全文は、このようなものです。
もし、あなたが負けると考えるなら、あなたは負ける。
もし、あなたがもうダメだと考えるなら、あなたはダメになる。
もし、あなたが勝ちたいと思う心の片隅で、無理だと考えるなら、あなたは絶対に勝てない。
もし、あなたが失敗すると考えるなら、あなたは失敗する。
世の中を見てみろ、最後まで成功を願い続けた人だけが成功しているではないか。
全ては「人の心」が決めるのだ。
もし、あなたが勝てると考えるなら、あなたは勝つ。
向上したい、自信を持ちたいと、もしあなたが願うなら、あなたはその通りの人になる。
強い人が勝つとも限らない。
すばしこい人が勝つとも限らない。
私はできる、そう考えている人が、結局は勝つのだ。
ナポレオン・ヒル
それでは早速、本題に入りますが、このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」は、決して精神論や根性論ではありません。
このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」なのですが、問題は、読み手や受け手が「現在、何に着目しているか?」という、頻度錯誤によって変わるということです。
頻度錯誤とは
人は何かを気にすると、それに関連する情報が入るたびに、敏感に反応する認知バイアスで、結果的に「頻度が上昇した!」と誤認する状態のことを言います。
こちらの違う表現として、造語でカラーバス効果とも表現されます。
例えば、毎日オフィスの窓から見ている風景でも、昨晩から目を気にしていると、普段気にしていない眼科や、目のサプリの看板の情報に敏感になる、などです。
要は、このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を、読む時の精神状態によって、捉え方が変わるということです。例えば
・決断力が無いことに悩んでいる人なら、決断することを、迫られているように感じる
・行動できない人からしたら、動け!と言われているように捉える
しかし、このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」は、先程も申し上げた通りで、どこまでもシンプルなものでしかありません。
シンプルなものを、どこまでも勝手に複雑にするのは、地球上でも人間だけが行う、いわば専売特許のようなものです。
このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」では「心構えを変えなさい」としか言っていないのです。
それでは次に、頻度錯誤の壁を超えた先で、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を学んだ後に、何をしなければならないのか、詳しく解説していきます。
ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」で感化された後に何をする?
ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を読んだ後は、人によって、様々な状態に変わります。具体的には
・気分が高揚した人
・今までの自分を反省した人
・改善の糸口を見つけた人
・結局、何が問題なのか分からなくて悩む人
などです。
これが「成功哲学を学んでも、成果が出るかは、万人共通ではないから意味ない」と言われる所以でもあります。
しかし、何度も申し上げている通り、成功哲学も、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」も、どこまでもシンプルなものです。
すべては、人の頻度錯誤でしかありません。
これらをこじらせてしまって勘違いの結果とんでもない偽物が出来上がってしまったり、似て非なるものの典型について実話で知りたい方は以下の記事が参考になります。
シンプルに心構えを変えないといけないのに、頻度錯誤によって、解釈違いを起こして、必死にアクションしていれば、うまくいかないのは当然のことなのです。
続いて、この解釈違いの典型的な例を挙げて、解説していきます。
ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」は「動けば成果出る!」ではない
ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を読んで、最も典型的な誤った例は「行動すること」です。
おそらく、この記事をご覧のほとんどの人が、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を見た後に「行動」というアクションを起こして、失敗しているでしょう。
そしてまた、この名言を見て、元気を出し「行動」というアクションを起こして、失敗するという、無限ループに陥っているのです。
先程の頻度錯誤でも説明しましたが、このナポレオン・ヒルの名言「私はできる」は、行動できない人や、後押しが欲しい人への助言ではありません。
ですので「よしやるぞ!」=「アクションするぞ!」ではないのです。
この部分を勘違いしてしまうと、冒頭でも解説しましたが、始めの小さな1度のズレが生じてしまいます。
これを、分かりやすく例えるなら
・受験する時に「よしやるぞ!」=「受験するぞ!」
・料理を作る時に「よしやるぞ!」=「作るぞ!」
・車を運転したい人が「よしやるぞ!」=「運転するぞ!」
と言っているようなもので、どれも上手くいかないのは、周知の事実ですよね。
・受験して合格したいのであれば、受験をするのではなくて受験勉強をする
・料理を作りたいのであれば、いきなり作るのではなくレシピを学ぶ
・車の運転に関しては、そもそも免許が必要ですから、免許取得のための勉強をする
これらはすべて、誰が考えても当たり前の事実です。
車の運転に関しては、そもそも無免許運転は、犯罪ですので論外ですが、どれも事前準備なしに始めては、失敗することは明らかです。
しかし、なぜか成果が出なくて悩んでいる人ほど、この事実から外れてしまった「行動」というアクションを起こしてしまい、失敗してしまうのです。
実際に、ナポレオン・ヒルの17の成功法則には、行動に関することは一つもなく、すべて、考え方についてしか説かれていません。
ナポレオン・ヒルの17の成功法則について詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
それでは最後に、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を学んだ後に、何をしないといけないのかについて解説していきます。
ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を学んだ後に必要なこと
結論から申し上げますと、ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」を、学んだ後に行わなければならない事とは、誰にでも当てはまるように表現すると「準備」です。
この記事をご覧の人でも、皆さん一人一人によって、状況が異なりますので「何の準備」をするかは、人によって異なります。
ナポレオン・ヒルについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事が参考になります。
・心構えの準備をしないといけない人
・目標を立てる準備をしないといけない人
・具体的な計画の準備をしないといけない人
・パートナーを作る準備をしないといけない人
・自信を持つ準備をしないといけない人
・集中力を身につける準備をしないといけない人
などなど、人によって、現在不足しているものは異なりますので、現状に合わせた準備を、正しく行わないといけません。
受験勉強には、終わり(完璧)はないのと同じで、その準備が完璧にならないまでも、自分でもかなりの高確率で成功(合格)できると、確信できる準備が必要です。
このくらいまでの、入念な準備を行わないと、アクションを起こしても、期待通りの成果に繋がることはないのです。
これらの準備が整ったからこそ、いざ行動へ移した時に、今まで失敗していたはずのものが、成果へと切り替えることに成功するのです。
ナポレオン・ヒル・プログラムも順番に学ばないといけない注意点について、下記の記事で詳しく解説しています。
名言「私はできる」から教訓を得て、自分にとって都合の良い解釈から抜け出し、成果へと繋げるためにも、しっかり準備を行って、心構えから変えていきましょう。
- ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」はシンプルに捉え、心構えをしっかりと構築する
- 日常生活に置き換えて、おかしなことしていないかチェックしてみよう
- ナポレオン・ヒルの名言「私はできる」の真意を勘違いせず、正しい準備を行う