行動できない原因はこれ!成功を阻む「7つの基本的な恐怖」
今回は失敗が怖くて行動できない原因について解説します。
・他人の批判が気になって一歩を踏み出せない
・どうすれば心の中の不安を消し去ることができるのか
こうした悩みや疑問をお持ちの人はたくさんいます。
恐怖を克服することができる人は、迷いなく目標に向かって突き進み、大きな成功を掴むようになります。
恐怖を克服するきっかけは、人間の心に潜む7つの基本的な恐怖の正体を知ることです。
自分の心の状態をコントロールすることはとても重要です。
でもただ気合いだけで不安を消そうとして、結局何もできずに損をしている人も多いです。
そこで今回は、成功を阻む7つの基本的な恐怖とその克服法について解説します。
この記事を読むと恐怖が行動力を奪うメカニズムと、積極的な心構えを作るステップが分かりますのでぜひ最後まで御覧ください。
それでは早速、恐怖の本質について学んでいきましょう。
行動力を奪う最大の敵!恐怖と信念のメカニズム
「よし、やるぞ!」と決意したはずなのに、いざ行動しようとすると足がすくんでしまう。
その原因はあなたの意志が弱いからではなく、心の中に潜む恐怖という強力なブレーキが作動しているからです。
恐怖と信念は絶対に共存できない
ナポレオン・ヒルの成功哲学において、人類の最悪の敵は恐怖であると明確に定義されています。
なぜなら恐怖と信念は心理学上も大脳生理学上も、絶対に同じ心の中に共存することができないからです。
心の中に何らかの不安や恐怖がある限り、人は信念の力を行使することができません。
恐怖が心に住み着くと、次に挙げる成功に不可欠な要素がすべて根こそぎ奪い去られてしまいます。
目標に向かう熱意(エンスージアズム)、新しいアイデアを生み出す想像力(イマジネーション)、自ら進んで行動を起こす力(パースナル・イニシアティヴ)
シェイクスピアも「疑いは裏切者である。疑いを抱くことは、手に入るはずの幸福を失うことである」という言葉を残しています。
信念を役立てるためにまずやらなければならないのは、心の中から不安や恐怖の正体を突き止め、それを追い出すことなのです。
学習性無力感という「恐怖の呪縛」
恐怖がどのように私たちの行動力を奪うのか、アメリカの心理学者マーティン・セリグマン博士の有名な研究がそれを証明しています。
セリグマン博士は、犬を用いた実験を行いました。
電気ショックから逃げられない環境に置かれた犬は、やがて「何をしても無駄だ」と学習し、抵抗をやめてしまいます。
その後、簡単に逃げ出せる安全な環境に移されても、犬はその場にうずくまり、電気ショックに耐え続けるだけになったのです。
この現象を学習性無力感と呼びます。
人間も同じように過去の失敗や恐怖が心に刻み込まれると、目の前にチャンスがあっても自ら行動することを放棄します。
恐怖は単なる感情ではなく、物理的な行動を停止させる強力な呪縛なのです。
だからこそ自分の心にどんな恐怖が潜んでいるのかを正しく認識し、その鎖を断ち切る必要があります。
ナポレオン・ヒルが警告する「7つの基本的な恐怖」
ナポレオン・ヒルは、人間の心をむしばむ恐怖を7つの基本的な恐怖として体系化しました。
誰もがこのうちの1つ、あるいは複数に悩まされています。
あなたが克服すべき恐怖の正体を見ていきましょう。
1. 貧困の恐怖(決断の回避と大志の欠如)
7つの基本的な恐怖の中で最も破壊的で、人間に苦痛と屈辱をもたらすのが貧困の恐怖です。
この恐怖の根底には、お金のことになると他人を信用できなくなるという人間に対する不信感が潜んでいます。
貧困の恐怖にむしばまれた心には、いくつかの明確な症状が現れます。
第一に大きな志の欠如です。
人生に挑戦することをやめ、ただ与えられるのを待つだけの人間になってしまいます。
第二に決断の回避です。
自分で決断して責任を取ることを極端に恐れ、他人に自分の人生を委ねてしまいます。
そして第三に言い訳の習慣です。
他人が成功したのを見て妬み、自分が行動しない理由を正当化するようになります。
貧しさを恐れるあまりに失敗を期待し、物事を先延ばしにする習慣が身についてしまうのがこの恐怖の最も恐ろしいところです。
2. 批判されることの恐怖(個性の破壊)
世間や他人がどう思うだろうか?という思慮が度を越すと、人間の個性や独創性は完全に破壊されてしまいます。
これが批判されることの恐怖です。
この恐怖を最もよく表しているのがファッションの流行です。
「自分だけ流行から取り残されたくない」「人から良く思われたい」
こうした心理が、この恐怖の表れです。
さらに深刻なのは、私たちの行動や新しい挑戦に対する最も強い反対や批判が、多くの場合身内から起こるという事実です。
善意からであっても「そんなことできっこない」と批判されることで自尊心が傷つき、劣等感が植え付けられてしまいます。
だからこそあなたの一番大切な目標は、批判してきそうな人の前では絶対に秘密にすべきなのです。
3. 病気・愛の喪失・老い・自由・死の恐怖
残りの5つの恐怖も、私たちの人生に暗い影を落とします。
- 病気の恐怖: 自己保存本能と深く結びついており、少しの不調で過剰に不安になります。病院を訪れる人の50%は想像上の病(思い込み)だとも言われています。暗い考えは免疫細胞の働きを低下させ、本当に病気を引き寄せてしまいます。
- 愛を失う恐怖: 最も危険な感情の一つで、嫉妬や独占欲を生み出します。ある男は、妻に与えるお金欲しさに脱税し服役しました。妻の愛を失う恐怖に駆り立てられ、根本的な問題解決から目を背けた結果、愛も社会的評価もすべて失ってしまったのです。
- 老いの恐怖: 年を取ることを嘆き、劣等感を抱く恐怖です。老いに勝つ最高の手段は「若者の真似」をすることではなく、年齢と共に豊かになる経験と知恵に感謝し、社会に参加し続けることです。
- 自由を失う恐怖: 心身の自由に対する欲求の裏返しであり、束縛されることへの強い恐れです。
- 死の恐怖: あらゆる恐怖の究極の源泉です。しかし、エネルギー保存の法則によれば、エネルギー(思考や生命)は破壊されることはなく、形態が変わるだけです。死は「永遠の眠り」か「より良い世界への移行」という一つの変化に過ぎないと論理的に捉えることで、この恐怖を内部に閉じ込めることができます。
恐怖を追い出し「積極的な心構え」を作る実践法
これらの恐怖は、犬のように常にあなたにつきまとってきます。
しかし、恐怖はあくまで心の状態であり、あなたの心を決められるのはあなただけです。
明確な願望に焦点を合わせる
恐怖が心に住み着く前に、それを追い出す最強の工夫が積極的な心構え(PMA)を保つことです。
具体的には自分の本当に望む明確な目標だけに心の焦点を合わせ、それ以外の否定的な考えを一切拒絶してください。
「背後にある恐怖の扉を閉めれば、目の前にある信念の扉がただちに開かれる」という言葉があります。
あなたが人生に何を望むのかを明確にし、そこに強烈な光を当てれば、恐怖という雑草が育つ余地はなくなります。
自由、健康、愛といった人生の宝物を手に入れることは、人間としての当然の権利です。
恐怖の存在を認めた上で、「私はお前など必要としない、ここから出て行け!」と力強く宣言しましょう。
まずは、今日できる行動を一つでも始めてみてください。
その小さな一歩が、恐怖を完全に打ち砕く信念のエネルギーへと変わっていきます。
編集後記
私は20年間にわたり、多くの企業や人をコンサルティングを行ってきました。
失敗するのが怖いと足踏みしている人の多くは、失敗そのものではなく批判されることやお金を失うことを恐れています。
ナポレオン・ヒルの言う通り、恐怖の正体を細かく分解して見つめ直してみましょう。
それだけで、「なんだ、意外と大したことないな」と気づくことができます。
もしあなたが挑戦しようとして恐怖を感じているなら、それはあなたが自分の人生を真剣に生きようとしている証拠です。
恐怖の扉を閉めて、あなたが本当に手に入れたい未来の扉を開けてみてください。
- 恐怖と信念は絶対に共存できず、恐怖は行動力を奪う
- 貧困や批判など7つの基本的な恐怖の正体を知ろう
- 恐怖の扉を閉め明確な願望に焦点を合わせ行動しよう
