自己啓発でランニングを考えている人が知っておくべき3つのポイント
自己啓発の一環でランニングを検討している人はたくさんいます。
なぜなら、ランニングを行うことによって身体的健康の他にも、気分が晴れやかになったり毎日が充実する効果があるからです。
しかし、自己啓発とランニングの関係や効能を正しく理解していないと、せっかく始めたランニングも無駄に終わってしまうことにもなりかねません。
例えば成功と幸福というものはどちらも素晴らしいものですが、似て非なるものですよね。
成功は外的要因が基準になるのに対し、幸福は内的要因が基準となります。
このように、なんとなく言葉が似ているから意味も同じようなものだろう、と解釈を間違えたまま事を進めると、自己啓発をしたかったはずなのに気付けば自己研鑽や能力開発を行ってしまっているといったことはよくあることです。
能力開発や自己研鑽との違いを知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
- 自己啓発の一環でランニングをするのは効果ある?
- 自己啓発って何をすること?
上記のような疑問や不安をお持ちの場合であれば、まずは理解を深めることと、具体的に何を行うのか、そしてランニングが自身にとって自己啓発に繋がるかを検討してみましょう。
- 自己啓発としてランニングに取り組む際のポイント
- ランニングが自己啓発とされる理由
ランニングが正しい自己啓発へと繋がるよう、自己啓発の業界に20年従事している専門家がひとつひとつ解説していきます。
1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。
ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。
以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。
- ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
- ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
- マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
- ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
- ブライアン・トレーシー(営業の神様)
- デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
- ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)
現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。
ランニングは自己啓発に繋がる?
自己啓発の一環としてランニングを行う際には、自己啓発とはどういうものなのかを正しく理解する必要があります。
なぜなら、自己啓発の意味を取り違えていては、どれだけランニングを行なっても自己啓発にはならないからです。
自己啓発とは教えや導きなどからあなた自身を見つめ直し、物事を明らかにするための心構えを構築することを指します。
この意味を正しく理解すると「あれ?私がやるべきことはランニングで本当に良かったのかな?」と疑問を持たれる方もいらっしゃることでしょう。
実は、ランニングを行うことで気分が晴れやかになったから自己啓発できた!というのは勘違いなのです。
確かにランニングを行えば、運動したことによって頭がスッキリしたり、気分が晴れやかになったり、一日が充実したりと健康に直結する良いことはたくさんあります。
自己啓発を健康管理に役立てるための3つのポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
また、ランニングの走る時間や距離を目標という形で設定して、努力を継続することは自信や達成感といったものを得るための練習にもなります。
しかし、本来の意味である「教えを学ぶこと」や「物事を明らかにすること」などが達成されていなければ、それは一時的にやる気が上がったのと何も変わらないのです。
これは健康に関すること以外に、ワークショップなどでも同じことです。
自己啓発のワークショップが効果あるのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
これでは世間でよく聞く「気分が高揚したけどすぐにまた元に戻ってしまった」という状況を招くことになります。
分かりやすく例えるなら、ランニングを行う場合にも下記のような適切な方法や注意を守って行うのと同じです。
- 初心者の場合は無理なトレーニングを行わない
- ランニングの距離や時間も徐々に伸ばすようにする
- ランニングに適したウェアや靴を着用する
- 怪我をしないように事前に準備運動を行う
- 事故を未然に防げるように両耳をイヤホンで塞いだりしない
ですのでランニングを自己啓発へと繋げたいのであれば、正しい教えや導き、物事を明らかにするための心構えの構築が済んでいないといけません。
ランニングが自己啓発にならないケース
ランニングをしても自己啓発に繋がらないケースは、大きく分けて以下の3つがあります。
1、ランニングをすることが目的となっている
ランニングをしても自己啓発へと繋がらない1つ目のポイントは、ランニングをすることが目的となっているケースです。
なぜなら自己啓発のためのランニングを行うのであれば、本来の目的は「ランニング」ではなく「自己啓発」でないといけないからです。
分かりやすく例えるなら、空腹を満たすためにご飯を食べるのと同じです。
目的は空腹を満たすことであり、ご飯を食べることは手段ですよね。
ランニングも手段であり、目的は自己啓発なのです。
それであれば、目的を正しく理解していなければなりません。
なぜそうしないといけないかというと、先程の例を使ってお話しするなら無目的にご飯を食べ続けていればどうなるかを考えれば分かりやすいでしょう。
また、自己啓発の代表的な例として読書が挙げられますが、こちらも同様に目的を持たないで始めると思わぬ落とし穴にハマることになります。
自己啓発で読書を検討している人の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
ランニングの場合はその行為自体にマイナスになることがありませんが、そのための時間を使っていることは決して忘れてはいけない重要な事実です。
2、土台がなく闇雲に行動している
ランニングをしても自己啓発に繋がらない2つ目のポイントは、土台がなく闇雲に行動しているケースです。
なぜなら行動を起こすことは正しいベクトルでないと、無駄に終わってしまうからです。
ランニングを始めることはあなたの健康管理においては、とても素晴らしい効果を発揮します。
身体の血流を良くして、筋肉をほぐし、発汗により老廃物を排出し、脂肪を燃焼させるなどたくさんの効能があります。
しかし、その目的が自己啓発であるのであれば気をつけなければなりません。
これは非常に重要な事実です。
なぜかというと、世の中を見渡してみればすぐに納得できることなのですが、ランニングに限らずダイエット、禁酒や禁煙など、行動に移してみても続かずに辞めてしまう人がたくさんいることはご存知のことでしょう。
こういった一連の行動が続かずに辞めてしまう一番の原因というのは、その行動があなたに合っていないからではないのです。
それは、あなたの土台が整っていないからに他なりません。
ダイエットでもランニングでもそうですが、続けられる人というのは正しい心構えと信念を持ち合わせているから継続することができるのです。
自己啓発で行動が継続できない、続かない、すぐに辞めてしまうという人の特徴に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
3、ランニングを活かせていない
ランニングをしても自己啓発に繋がらない3つ目のポイントは、ランニングという行為を活かせていないケースです。
これはどう言うことかというと、ランニング中の冴え渡っている頭を活用できていないことを指します。
自己啓発でランニングを活かしている人というのは、ランニング中に冴え渡っている頭を活用して自分自身を見つめ直し、物事を明らかにするための時間に活用しています。
せっかくランニングという手段を使って自己啓発を行おうとしているのであれば、その最高の環境と状態を活かさない手はありません。
ただただ惰性であったり、無目的にランニングを行うだけでは自己啓発にはならないので注意しましょう。
ランニングを自己啓発へと繋げる3つのポイント
自己啓発でランニングを検討しているのであれば、以下の3つのポイントに気をつけるようにしましょう。
ポイント1:自分にとっての教えや導きになるものを用意する
ランニングを自己啓発へと繋げるための1つ目のポイントは、自分にとっての教えや導きになるものを用意することです。
これは先ほどもお話したように、ランニング中の冴え渡った状態を活用しない手はないからです。
ほとんどの方がランニングの際に使う時間は、大体15〜30分程度と言われています。
週に2回であっても毎日であっても、そのランニングに使っている時間を学びの時間に変えられるのであればやらない手はありません。
具体的には自己啓発プログラム取り入れて聞くのでも良いですし、能力開発のため専門知識に関してリスニングで学べるようなものを取り入れるのも良いでしょう。
なぜ身体と耳を同時に使ってランニングを行うかというと、ただ健康になるだけで終わってしまってはそのランニングは自己啓発ではなく、ただの運動に留まってしまうからです。
これなら時間に追われているような人でも、一日の限られた時間を有効活用することができます。
自己啓発プログラムというものが、本当に効果があるのか疑問にお思いの方へ向けて、以下の記事で詳しく解説しています。
ポイント2:頭の中であなた自身を見つめ直すことを行う
ランニングを自己啓発へと繋げるための2つ目のポイントは、頭の中であなた自身を見つめ直すことを行うことです。
ランニングを経験したことのある人であれば、頭がスッキリして開放的な気分になれることはご存知でしょう。
それであれば、そのコンディションがとても良い状態のあなたの頭を使わない手はありません。
あなたが何を求め、何を考え、何に悩み、迷っているのかを、もう一人のあなた自身と対話することで明確にしていくのです。
これこそが本来行うべき自己啓発というものなのです。
もし、この時にもう一人のあなたと対話することでマイナス思考やネガティブになってしまうのであれば、次に挙げる3つ目のポイントを先に行って下さい。
なぜなら、そうしないと何も問題が解決しないためです。
そもそも自己啓発とは何をするのか疑問の方は、以下の記事で詳しく解説しています。
ポイント3:物事を明らかにするための心構えを構築する
ランニングを自己啓発へと繋げるための3つ目のポイントは、物事を明らかにするための心構えを構築することです。
なぜなら、せっかくランニングしながら自己啓発で学びを得ても、それを知っただけなのと活用できる自分になっているのとでは天と地の差が生まれるからです。
例えば世間でも「知っている」と「出来る」では全く別物とされていますよね。
学びを活用できる自分というものは、学びを使いこなすことが出来る自分になっているということです。
つまり、学びを使いこなすためにはあなたの心構えを構築する以外にないのです。
自己啓発を正しく理解して日常に活かそう
自己啓発をきちんと理解することができれば、ランニングという行為自体も自己啓発になりますし、ランニングを行いながら自己啓発を行うことも可能です。
そのためには自己啓発を正しく理解して、あなたの心構えを構築することが最優先となります。
例えば受験でもそうですが「私は受からない」と思いながら勉強するのと、「私は絶対に合格するんだ!」と心に決めて勉強するのでは、成果にも天と地の差が生まれるのと同じです。
自己啓発とランニングを効率的に正しく行なって、身体も心も健全で健康な状態を維持しましょう。
- 自己啓発のためにランニングを行うのであれば、まずは心構えを構築しよう
- ランニングという行為自体で自己啓発が完了するとは思わないようにしよう
- 自己啓発とランニングを正しく活用すれば、物心両面の健康を手に入れることができる