自己啓発講座の選び方と通信・オンラインを安全に活かすコツ

今回は自己啓発講座の選び方について解説します。

・自己啓発の通信講座やオンライン講座は意味があるのか
・自己啓発講座で役に立つのかはどれ?怪しくないの?

こうした疑問や思いをお持ちの人はたくさんいます。

一方で自分に合う自己啓発講座で学び続ける人は、仕事の整理やセルフマネジメントが上達して日常に活かしています。

この違いは講座そのものではなく、目的を決めて、安全性を確認して、学習後の活かし方を決めているかです。

そこで今回は自己啓発講座が怪しく見えやすい理由を整理しつつ、講座の種類や特徴について解説します。

この動画を見ると失敗しない選び方のポイント、講座受講後の行動につなげるコツが分かりますので是非最後までご覧ください。

それでは早速、自己啓発講座が不安に感じられやすい理由から見ていきましょう。

自己啓発講座が怪しく感じられやすい理由

自己啓発講座と聞くと怪しい、人を洗脳しそう、お金だけ取られそうといったイメージを持つ人も少なくありません。

これは必ずしも思い込みではなく、過去に強引な勧誘や高額な講座ビジネスが話題になったこともあります。

これによって自己啓発という言葉自体に、警戒心が乗っている面があります。

本来はまともな自己啓発講座でも最初から構えてしまい、内容を確認する前になんとなく怖いと感じることが多いのです。

なぜ不安が生まれやすいかというと、自己啓発講座は将来良くなるという目に見えにくい成果を扱うサービスだからです。

語学や資格の講座であれば、試験やスコアという分かりやすい指標があります。

ですが自己啓発の場合は気持ちが軽くなった、考え方が整理されたといった感覚的な変化が中心になります。

この曖昧さを逆手に取り、この講座を受けないと成功できないと不安を煽ってくる講座もあります。

そのため、自己啓発講座=怪しいという印象が強くなりがちです。

しかし時間とお金の使い方を見直したり、コミュニケーションを学んだりと正しい講座が役立つケースも存在します。

多くの人が自己啓発講座を怪しく感じる理由をまとめると、次のようになります。

不安に感じるポイント裏側にある特徴や状況
料金が高く効果が分かりにくい成果が数値化されにくく、元が取れたか判断しづらい
成功体験だけが強調されている失敗例や合わなかった人の話がほとんど出てこない
特定の考え方を強く押しつけてくる他の価値観を認めず、視野を狭めるリスクがある
話がうますぎて現実感が薄い苦労や制約の話がほとんど出ず、きれいごとに聞こえやすい

きちんと整理できれば、すべての自己啓発講座が危険ではなく、危ない特徴には要注意と自分の基準を持てます。

あとは自分の課題に合っているか、無理のない費用かといった冷静な視点で講座を見ることが大切です。

これができれば、必要以上に怖がることもありません。

自己啓発講座の主な種類とそれぞれの特徴を押さえる

自己啓発講座と言っても、中身はさまざまです。

・社会人向けの通信講座
・動画やライブ配信を組み合わせたオンライン講座
・リアル会場で行われるセミナー形式
・会社が用意する研修タイプ

それぞれの形態によって向いている人も変わります。

まずは主な自己啓発講座の種類と特徴を知っておくことで、自分にはどのタイプが合いそうかを見通しやすくなります。

ここを曖昧にして申し込むと、思っていたスタイルと違った、通い方が合わず挫折したといったミスマッチが起きます。

種類ごとの特徴を押さえる理由は、学びの内容そのものよりも、続けやすさと生活との相性が成果を左右するからです。

どんなに素晴らしい内容でも、視聴時間を確保できなかったり、会場が遠くて通えなければ学びが途中で止まります。

逆に自分に合った講座であれば、完璧にこなせなくても続けるうちに習慣になっていた、と自然と効果が出てきます。

代表的な自己啓発講座の種類を、簡単に比較できるようにまとめると次の通りです。

種類特徴向いている人のイメージ
通信講座(テキスト・教材中心)自宅で自分のペースで学べる。添削や課題提出があることもコツコツ紙で学ぶのが好き、決まった時間を取りやすい人
オンライン講座(動画配信)スマホやPCで視聴。倍速再生やスキマ時間の学習がしやすい通勤時間などを活用したい、映像で学ぶのが得意な人
オンラインライブ講座決まった時間にZOOMなどで参加。双方向で質問もできる一人だとサボりがちな人、講師と直接話したい人
対面セミナー・ワークショップ会場に集まり、グループワークやロールプレイが多い仲間と一緒に学びたい、人と話しながら理解を深めたい人
企業の自己啓発研修会社主催で、ビジネススキルやマインドを扱うことが多い仕事に直結するスキルを整理したい会社員

まずは自分がどのタイプに当てはまりそうかを俯瞰してみましょう。

・いきなり高額な対面セミナーに行く前に、まずはオンライン講座で試そう
・紙のテキストが苦手だから、映像メインの講座にしてみよう

そうすれば選択がしやすくなります。

自己啓発講座を検討するときは、内容以外にどの形式なら自分は続けやすいかを一緒に考えることが、失敗を避ける近道です。

失敗しない自己啓発講座の選び方チェックリスト

自己啓発講座を選ぶときにいちばん大切なのは、なんとなく良さそうで選ばないことです。

講師の雰囲気や宣伝文だけで決めると、悩みと内容がズレや無理な費用によって、意味がなかったと感じやすくなります。

そこで申し込みを検討する前に、いくつかのチェックポイントを順番に確認すれば、自分に合わない講座を避けられます。

なぜチェックが必要かというと、自己啓発講座では次のような言葉で即決を迫られることもあるからです。

・今決断しないとチャンスを逃す
・一生に一度の機会

焦って決めた選択ほど、冷静になったときに後悔しやすくなります。

事前に自分なりのチェックリストを持っておけば、その場の空気に飲まることがなくなります。

そして自分の基準に合っているかどうかで判断できるようになります。

これは怪しい講座を避けるためだけでなく、本当に役に立ちそうな講座を見逃さないためにも重要です。

自己啓発講座を選ぶときのチェックリストを、次の三つの視点でまとめます。

1,目的と内容が合っているか
 - 今の悩みや課題を書き出し、講座の説明文はその悩みをどこまで扱っているかを照らし合わせる
 -何でも学べますと幅が広過ぎる講座は、焦点がぼやけている可能性がある

2,費用と期間が現実的か
 - 受講料以外にも交通費や必要な書籍代、時間の確保も含めて無理がないかを確認する
 - 生活費や貯金を削らないと払えない金額なら、いったん保留する勇気も必要

3,講師と運営の情報が透明か
 - 講師の経歴や実績が過度に盛られていないか、具体的に何をしてきた人なのかが分かるか
 - 返金規定や問い合わせ窓口が明記されているか、不明点に丁寧に答えてくれるか

これらをチェックしてそれでも受けてみたい、今の自分に必要だと感じられる講座なら、納得感を持ちやすくなります。

逆にどこか一つでも不安が強く残るなら、別の選択肢を探した方が安心です。

自己啓発講座は今決めなければならないものではなく、準備できたタイミングで選ぶものだと考えてみてください。

自己啓発講座を受けた後に成果を出すための活かし方

自己啓発講座は、申し込んで受講した時点がゴールではありません。

大切なのは講座で得た気づきやノウハウを、日々の仕事や生活の中でどう活かしていくかです。

どれだけ内容の良い講座でも、受講直後のモチベーションが下がった瞬間に忘れてしまえば、結局何も残らなくなります。

一方で学んだことのごく一部でも習慣や行動に落とし込めれば、その講座は十分元が取れたと言える存在になります。

なぜ活かし方がそこまで重要かというと、自己啓発講座の成果は小さな変化の積み重ねでしか測れないからです。

一回の講座で劇的に人生が変わることを期待しすぎると、思ったほど変わらなかったと落ち込みやすくなります。

しかし一つでも行動が変われば成功と考え方を切り替えれば、現実的なペースで改善を続けやすくなります。

活かすためには受講直後の数日間を、行動に落とし込むためのゴールデンタイムと捉えましょう。

そして、率先して意図的に時間を取り分けることが大切です。

自己啓発講座を受けたあとに成果を出すための具体的なステップは、次のようなイメージです。

1,講座の直後に印象に残ったことベスト3をメモする
 - ノートやスマホに長文ではなく、単語や短いフレーズで構わないので書き出す

2,そのうち一つだけを1週間以内に試す行動に変える
 - 例:会議での発言を増やす講座なら、週に一度は自分から意見を一回言うといったレベルに落とす

3,1〜2週間後に振り返り、自分に合っているかどうかを判断する
 - 続けたいと思えたら、手帳やカレンダーに定期的な予定として書き込む

このように学びを一つの行動に変える→やってみて合うものだけ残すというサイクルを意識しておきましょう。

すると自己啓発講座はその場だけ気分が上がるイベントではなく、生活を整えるためのきっかけに変わっていきます。

講座の内容すべてを活かす必要はなく、一つでも実際の行動が変われば十分と考えることが、長く付き合うコツです。

編集後記

自己啓発講座は、行くべきかやめるべきかモヤモヤした気持ちになることが本当に多いですよね。

高いお金を払って意味がなかったら嫌だし、かといって何もしないまま時間だけ過ぎていくのも不安になります。

私の経験上だと申し込むかどうかよりも、受けた後に何を変えるかを先に決めておけば満足しやすくなります。

もし気になる自己啓発講座があるなら、この講座で何を一つ変えたいかを紙に書き出してみてください。

その一行が決まるだけでも、講座との付き合い方はかなりクリアになるはずです。

まとめ
  • 自己啓発講座が怪しく感じられる理由を整理すると冷静に判断しやすくなる
  • 自己啓発講座は種類ごとの特徴を知り自分の生活と相性の良い形式を選ぶことが大切
  • 自己啓発講座は事前のチェックと受講後の小さな行動への落とし込みで成果につながる