【超簡単】潜在意識をコントロールするための心の旅と心の薬｜ジョセフ・マーフィーの潜在意識活用法

今回は、マーフィーの法則でより確実に、潜在意識へ落とし込む内容を操作する方法について解説します。

マーフィーの法則や潜在意識の落とし込みの方法ってたくさん語られていますよね。

・全然潜在意識が変わった気がしない
・確実に潜在意識に落とし込む方法はある?

こうした疑問や悩みをお持ちの人も多いです。

実は、潜在意識に落とし込む方法は皆さんご存知で、しかも使いこなしているというお墨付きです。

あとは、落とし込みたい内容で既にできている方法を活用すれば、潜在意識はきちんと反応します。

しかし、既に出来ていることに気付かず、新しい情報を探すことに夢中になっている人も多いです。

そこで今回は、潜在意識へ落とし込む内容を操作する方法と、既に出来ている方法について解説します。

それでは早速、マーフィー博士の見解を交えながら学んでいきましょう。

こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

思考習慣が形成されるまで

潜在意識を活用するために、まず知っておくべきことは思考習慣の形成についてです。

なぜなら、思考習慣の形成の流れを知ることで、潜在意識に落とし込む内容を操作できるからです。

例えば、自己非難や自己批判を繰り返せば、それは致命的な心の毒としてあなたの精神を侵します。

その結果、活力やエンスージアズム熱意、そしてエネルギーを奪い、肉体的にも精神的にも堕落させます。

これは、心理学でも研究がされており、実際に検証もされている内容です。

心理学教授のクリスティン・ネフは、自己コンパッションに関する研究で有名です。

彼女の研究では、自己非難や自己批判が自己慈悲と反作用にあり、自己慈悲の向上が精神的幸福を生むとしています。

実際、自己非難や自己批判はうつ病、不安、ストレスなどの精神的な問題と関連性が強いとしています。

これらのネガティブな自己評価が続くことで、精神的健康の悪化を示唆しています。

マーフィー博士も「私たちの心の状態、私たちの信念や確信によって、私たちの未来が決まる」と説いています。

私達が普段考えることや、生活の中で反復される内容は、すべて潜在意識に落とし込まれていきます。

これは、良いものだけを取り入れて、悪いものやふさわしくないものを取捨選択することはできません。

否応なしに、あなたの頭の中で反復されるものや、耳に反復されて入るものは浸透していきます。

ですから、自分が不要だと考える内容に関しては、距離を置くか一切考えないようにしましょう。

ある時、マーフィー博士が対応した女性は次のように語りました。

「私は、型に嵌まってストレスを感じています。恋愛もうまくいかず、心も体もガタガタです」

「私は罪深く、頭も良くありません。まるで自暴自棄の人生を送っているようです」

マーフィー博士には、この女性は魅力的で知的ですが、自分を卑下して自己非難と自己批判の虜のように映りました。

そこで、マーフィー博士は彼女に次のように伝えました。

「自らの人生を自分で支配し、建設的な考え方をすると決心する事が重要です」

「この決意をしない限り、私たちは誰しも人生の起伏や憂鬱、悲しみや病から逃れることはできません」

「でないと私たちは病や不運、災いや悲劇を信じる、愚かしい大衆の意識に支配されることになります」

「さらに、自分たちが状況や環境に支配され、幼少期の教育や、あるいは遺伝の犠牲者だと感じます」

マーフィー博士が彼女に伝えたこの事実は、私達も心に留めておく必要があります。

実際、こうしたスパイラルに飲み込まれてしまい、否定的な思考習慣から抜け出せない人は多いです。

これから解説する心の旅と、心の薬の効果を最大限発揮させるためにも、不要な思考習慣とは決別しましょう。

潜在意識を活用できる人がやっていることについて知りたい人は、右上か概要欄のリンクからご覧ください。

自らを一新する心の旅

それでは、今回の本題の一つ目である心の旅について解説していきます。

心の旅とは、現在のあなたの顕在意識や潜在意識の各所を、隅々まで見て回ることを指します。

それは、まるで観光旅行をするかのように、あなたの思考や習慣について客観的に見て回るのです。

具体的には頭と心の中を整理して、考えや当たり前になっていること、習慣をリスト化していきます。

この心の旅を行うことで、現在の自分の思考や心構え、習慣のメンテナンスに取り組んでいきます。

第一回目の心の旅は、間違いなく一番疲れて大変な思いをすることになります。

なぜなら、初めてのメンテナンスですので修正ポイントがたくさんあるからです。

例えば、海外旅行でも初めての時は、勝手が分からないのであれこれと気を遣って疲れますよね。

しかし、何度も渡航を繰り返すことで、慣れてくれば苦になることはなくなって作業化していきます。

心の旅もこれと同じで最初は大変ですが、まずはここを乗り切れるように頑張りましょう。

これを乗り切ることができれば、本題の二つ目である、心の薬で正しい処方箋を出すことができます。

マーフィー博士も、先程の女性に次のようなアドバイスをしています。

「現状は、習慣の力と意識か無意識を問わず、多年にわたり繰り返した何千何万という考えや感情の影響です」

「あなたはヨーロッパやアジア、北アメリカなどを多数旅行したそうですが、心の中への旅をしていません」

「それは「一日中、上り下りするだけでどこにも行き着かない」とこぼすエレベーターガールのようなものです」

「漠然とした希望、決まりきった活動、絶え間ない動揺、不安、上司などの不満を反復しているだけなのです」

マーフィー博士のこのアドバイスには、耳が痛い人もいるかも知れません。

しかし、この事実と向き合って潜在意識の改革に臨めば、その力を活用することも現実的になります。

アドバイスの中には「何千何万」という表現がされていますが、これは決して大げさな数ではありません。

なぜなら、本当にそれくらいの回数を刷り込んでいるからです。

例えば、毎日10回上司にイラついたとすれば、それは一年間勤務していたら3650回になります。

同じように「無理だ」「できない」と何度も葛藤している回数を積み上げたら簡単に何千何万になります。

よく、10回や100回刷り込んでも全然潜在意識に反映されない、という人がいますがそれは当然なのです。

なぜなら、書き換えたい対象は、こうして時間を掛けて何千何万回と刷り込んでいる状態だからです。

実際に心の旅をしてみれば、この思いやメンタルブロックはいつから存在したのだろうと疑問になります。

しかし、これまでの人生を知っている自分自身なら、振り返ればいつから在るものかも知ることができます。

ぜひ、あなたも心の旅を通じて自分自身を知るきっかけを作ってみましょう。

潜在意識を活用して願いを叶えるコツを知りたい人は、右上か概要欄のリンクからご覧ください。

あなたの潜在意識を書き換える心の薬

続いて、今回の二つ目の本題である心の薬について解説していきます。

心の薬とは、心の旅で理解した自分の問題点を改善するために、望ましい状態へ書き換える治療です。

心の旅を終えれば、あなたの中には決意が芽生えるはずですので、それをそのまま薬へと変えます。

具体的には、決意の内容をそのまま文面にして、目を通し、読み上げ、それを聞くことを繰り返します。

これを何度も繰り返せば、自然と文面を読まなくても暗唱できるようになります。

たとえ、それが一時間を超える内容であったとしても、です。

「そんな馬鹿な」「そんな事ができるわけない」とメンタルブロックが発動しますか?

これは、実際にほとんどの皆さんが既に出来ていることですから安心してください。

勘の良い人はお察しですが「文面に目を通し、読み上げ、それを聞くことを繰り返す」って身に覚えありませんか?

そうです、皆さんが個々に好きなアーティストの新曲が出た時にやるアレです。

その結果ってどうなりますか、カラオケに行けばモニターを見なくても熱唱できますよね。

自分の一番好きなアーティストであれば、アルバム一枚分くらいの曲は覚えているものです。

この脳力を、自分の潜在意識を書き換えるために活用します。

マーフィー博士の対応エピソードの女性も、この力を応用して心の薬へと変えました。

彼女は、決まりきった単調な日常から脱却し、人生の優美さ、満足感、そして華麗さを描くことを決心しました。

意識的に受け入れたものは潜在意識に伝わり、それを繰り返すことにより自分の心を変えると確信しました。

何より、成功と幸せと人生の喜びを実現できることが分かっていましたし、やるに値したのです。

そこで、次の「心の薬」が一日数回、彼女の目、そして耳を通して彼女に吸収されていったのです。

「私は、自分の心に向かって旅をし、その奥深くに秘められた永遠の宝庫を発見します」

「古い慣習とは、きっぱり手を切ります、通勤も毎朝、そして帰宅時にも違う道を通るようにします」

「今後、新聞の見出しで自分の考えを左右されたりしません」

「そして、ゴシップあるいは欠乏、不足、病気、戦争犯罪などにまつわる否定的な考えに耳を貸しません」

「私が人生で体験するすべては、意識的か無意識的なものかを問わず、そこから生まれることを知っています」

「自分で考えなければ、大衆の意識が潜在意識に浸透し、私の代わりに考え始めます」

「これが、いかにネガティブで破壊的であるかということを私は知っています」

「今、私の心の中で大きな変革が起こっています、心を一新することによって、私の人生が変わるのです」

「私は、状況を罵ったり、それに抵抗したりすることはすぐに止めます」

「なぜなら、こういう態度が問題を大きくするということが分かっているからです」

「私が今ここに在るのは、宇宙の活力の意思であることを認め、その事実を喜びとします」

「私は、内なるスピリット神に見守られています」

「これは、調和と穏やかさがすべてに行きわたっていることを意味します」

この願望を繰り返したところ、彼女の人生に奇跡が起きました。

前向きで自信に満ちた考え方を採り入れ、潜在意識に植え付けた心の種は、その通りに成長を始めました。

この確信を得たことで、彼女の人生に愛が微笑かけたのです。

その結果、彼女は大学の学長と結婚し、仕事でも昇進することができました。

また、自信に素晴らしい絵の才能があることも発見し、これが彼女に限りない喜びを与えました。

彼女は今や、かつて心の中に閉じ込められていた輝きを自由に発散させています。

マーフィー博士は「願望はあなたの人生を変えることができるのです」と説いています。

ものは試しに、心の旅を通じて心の薬を処方し、頓服してみてください。

そうすれば、必ず潜在意識はあなたの問いかけに対して、その通りに反応してくれるようになります。

潜在意識を書き換える注目ポイントを知りたい人は、右上か概要欄のリンクからご覧ください。

心の旅と心の薬のサポート

それでは最後に、心の旅と心の薬を実践する際のサポートの重要性について解説します。

これまで述べた通りで、潜在意識の力を活用するためには、自分を知り、見合った処方が必要になります。

そして、潜在意識を書き換えるためには、それ相応の反復が必要になります。

実際に心の旅を実践してみても、上手くリスト化できない人も出てくることでしょう。

また、心の薬の処方にしても、それを上手に形にできずに悩む人もいるはずです。

こうした症状に陥ったときには、それをサポートしてくれる専門家の力を頼ることも視野に入れましょう。

実際に、旅行の計画を立てるのが苦手な人はツアーを利用しますし、薬に関しては薬剤師がいるものです。

このフェーズに時間をかけるなら、刷り込みに時間を掛けたほうが有効なので、状況によって判断しましょう。

サポートチームを作ることの重要性について知りたい人は、右上か概要欄のリンクからご覧ください。

心の旅と心の薬にまつわるクライアントの実話

実際に私のクライアントでも、心の旅と薬を活用したことで潜在意識を書き換えた実例があります。

その歯科医の女性は、スタッフの労働意欲やコミュニケーションの問題、勤務時間に悩まされていました。

しかし、日々に追われてそれを解決することができず、ストレスが蓄積する日々が続きました。

やがて、こうした状況は彼女の心を蝕み、顕在意識も潜在意識も消極的な考えに支配されていきました。

やっと取れた休日に、客観的に自分を見つめてみたら酷いことに気付いて私達と繋がります。

そこで、まずは心の旅に取り組んでもらい、自分の思考と習慣を整理して、ゴールを作ってもらいました。

続いて、心の薬の材料となる内容を用意してもらい、添削しながら一緒に作成に励みました。

そして、取り組めるすべての時間を使って、心の薬の内容を反復することに努めてもらいました。

半年経った頃、まずは本人の心構えに変化が訪れ、自分でも実感できるほどに人柄が変わりました。

これによって、職場の環境も和やかになり、スタッフにも変化が起き始めたことに気付きます。

彼女は、自分を取り巻く環境を自身が作り上げていたことに気付き、悩みから開放されました。

編集後記

誰もが身に染みていることですが、自分の思考や習慣を変えるのって一筋縄ではいかず大変ですよね。

しかも、その原因が自分にあるというのを認めることは、なかなかつらいですし、目を逸らしがちです。

しかし、その結果が自分に返ってきて、よりつらい思いをしていては負のスパイラルから抜け出せません。

つまり、どこかで踏ん切りをつけて、これまでの問題と向き合うときがやってきます。

それが、今日なのか来月なのか、一年後なのかの差でしかありません。

歯科医つながりで虫歯に例えるなら、通院は一日でも早いほうが終わりも早く迎えられます。

現在の自分といち早く向き合って、潜在意識の力を使えるように心の旅をして心の薬を処方しましょう。

今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

今日学んだ内容を実践してみて、一緒に一歩進んだ明日を迎えましょう。

それでは最後に今回の記事の要点です。