映画『ザ・シークレット』制作からの教訓|ザシークレットで語られなかったエイブラハムの秘密

引き寄せの法則について語るのであれば、世界中を巻き込んで一大ムーブメントとなった映画『ザ・シークレット』を語らないわけにはいかないでしょう。

日本もこれをきっかけにして、一気に引き寄せの法則に対する認知が高まりました。

今回は、引き寄せの法則を学ぶに当たり、映画『ザ・シークレット』に、賢者エイブラハムとして登場した本人がどういった流れで出演したのかについて語っています。

それでは実際に、映画『ザ・シークレット』に、賢人エイブラハムとして登場している、ジョー・ヴィターレ博士の解説を入れつつ、引き寄せの法則の秘密であるミッシング・シークレットに10年、自己啓発に20年従事している専門家が解説します。

こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

この記事を書いた人

1982年生まれ。2004年(22歳)から20年間自己啓発の世界に身を置き、自己啓発のプロフェッショナルとして営業、社内講演や研修をメインに活動していました。

ナポレオン・ヒル財団・アジア/太平洋本部で、日本唯一の販社オーナーとして当時の個人、代理店共に月間セールス日本一の記録も保持していました。

以下の自社取扱いプログラムを所有、実践しており、ナポレオン・ヒルが一番好きです。

  • ナポレオン・ヒル(成功哲学の祖。「思考は現実化する」など成功法則を体系化)
  • ジョセフ・マーフィー(マーフィーの法則や潜在意識活用法)
  • マクスウェル・マルツ(サイコ-サイバネティクス理論)
  • ジグ・ジグラー(自己イメージ改造理論)
  • ブライアン・トレーシー(営業の神様)
  • デール・カーネギー(道は開ける・人を動かす)
  • ジョー・ヴィターレ(引き寄せの法則を広めた「ザ・シークレット」の賢人エイブラハム)

現在はほぼ隠居状態でのんびり、山籠りで自給自足の生活も良いなぁとか考えたりしてます。

映画ザ・シークレット制作からの教訓

映画『ザ・シークレット』の制作について、少しお話しておきましょう。なぜなら、教訓となることがたくさん含まれているからです。

私は、この映画の成功に心底驚いてしまったことを、認めないわけにはいきません。

私だけでなく登場した賢者全員が、これほど大きなムーブメントを起こすとは予測していなかったでしょう。

私達の誰も、世界にこれほどの旋風を巻き起こすとは思っていなかったし、本がベストセラーになるとも思っていませんでした。

さらには、ラリー・キング・ライブや、オプラ・ウィンフリー・ショーのような、大人気番組で特集されることも考えていなかったのです。

私が、ここで映画の制作について話題にするのは、ミッシング・シークレットの中で紹介するいくつかの原理が、映画の制作過程に具体的に示されているからです。

ここまでで学ぶこと

映画『ザ・シークレット』において、引き寄せの法則が、誰の願いを引き寄せたのかといえば、ロンダ・バーン以外にはないでしょう。

なぜなら、登場した賢者全員が、予想していなかったことだからです。

それでは実際に、映画『ザ・シークレット』が制作されていく中で、どのような形で引き寄せの法則が働いたのかについて、詳しく見ていきましょう。

映画『ザ・シークレット』誕生の流れ

数年前、映画『ザ・シークレット』のアイディアを生み出したロンダ・バーンが、私に電話を掛けてきました。

彼女は、私の著書「アトラクタ・ファクター」を読んでいて、引き寄せの法則を解説する映画を作る決意をした、と話してきたのです。

さらに、映画の制作資金を調達し、台本を作り、チームをまとめられたなら、この映画制作に関心を持ってもらえるか尋ねてきました。彼女はとても素敵な女性でした。

しかし私は、かなり野心的で、驚くべきアイディアを持っている人の話を受けては、立ち消えになった経験が何度もあります。

そのため、行動が成功の鍵であることは知りながらも「もし、全てがうまく運んだなら、あなたの映画に関心を示しましょう」と返答したのです。

そして、本音を言えばその時、彼女から再び連絡を貰えるとは考えていませんでした。ところが一ヶ月ほど経って、ロンダから連絡があったのです。

彼女が資金を調達し、人を集めてチームを作っていて、彼女の妹もその一員になっており、映画『ザ・シークレット』のため、私を撮影しようとしていました。

当時、私はとても忙しくて、撮影するために必要な時間を作るのは大変なことでした。しかし、撮影を行うため、私はシカゴに向かいました。数年前の話です。

朝シカゴに向かい、昼撮影をし、その日の晩に戻ってくるという強行軍でした。

今、一番記憶に残っているのは、映画『ザ・シークレット』の制作に参加した全ての人が、使命感を帯びているように見えたことです。

映画『ブルース・ブラザーズ』の中で、二人の主要人物が「自分たちは神からの使命を帯びている」と常に口にしていたのを覚えていますか。

ロンダと彼女のチームは、まるで神から与えられた使命を、実際に帯びているかのようでした。

広い視野から、ここで話題にしている、あらゆることを見てみるとき、ロンダが霊感を受けているように見えたのは、興味深いことでした。

彼女は、インスピレーションに基づいて行動していたのです。

ロンダと彼女のチームは、私と打ち合わせをし、数時間インタビューしました。私が気付いたのは、部屋を見渡したとき、全ての人が仕事に没頭していたことです。

全員の意識には、一点の曇りもなく、活気に満ちていました。私の言葉を一言も聞き漏らさず、メイクアップの女性までがメモを取っていました。

彼女は、私の全著作のタイトルを書き留めていて、後で買いに行くとまで言ってくれたのです。

あるとき、カメラマンがポツリと感想を口にしました。何とも珍しいことでした。なぜなら、彼は普段、仕事中は一言も話さないからです。

彼は「全員が望んでいる通りにやったなら、物が不足してしまうんじゃないかな」と言いました。私はその質問がとても気に入りました。

その質問への私の答えは、映画『ザ・シークレット』にとって、とりわけ重要な場面になりました。

私の答えは「宇宙は大きなカタログのようなものだ」ということです。地球上の全員が同じものを求めているわけではありません。

全員がパノスや大きな家が欲しいわけでも、大企業を築こうとしているわけでもなく、別々のものを求めています。カタログの中の同じものを求めてはいないのです。

この答えは、部屋の中にいた一人の男性が抱く、純粋な疑問から生まれてきました。

私は、この制作現場がとても気に入りました。なぜなら、誰もが休憩時間を惜しむかのように、仕事に没頭していたからです。

彼らが時計を眺めるのは、その日の終了時間を確認するためだけでした。そのときは、皆が一つの船に乗っていたと言えます。誰もが使命感に燃えていたのです。

しかし、何も映画『ザ・シークレット』の制作スタッフが、特別というわけではありません。誰にでも同じような状況になることはあるものです。

あなたにもきっとあるはずです。では、何がそのような状況を生み出すのでしょうか?

映画『ザ・シークレット』の場合、それは全てロンダ自身から生まれたものだと言えるでしょう。ロンダは一つのアイディアに動かされました。

彼女の心の中には、アイディアを生み出すのを妨げる反対意思は、一つもありませんでした。

それどころか、彼女は映画『ザ・シークレット』を制作するため、正にこの秘密だった引き寄せの法則を利用したのです。

最初に電話してきたとき、ロンダには映画製作のための資金はありませんでした。しかし彼女は勇気を出して、引き寄せの法則の原理を利用しました。

そして何とか資金をかき集め、自分と考えを同じくする人物を引き寄せ、目的を達成したのです。その後の話はご存知の通りです。

全ての成果は、ロンダのクリアリングの賜物です。その時、このテクニックは非常に適切に行われました。

この話の全体で扱っていくのは、ミッシング・シークレットについてです。

そして、これから紹介する方法で、自分自身の内面をクリアにしたとき、反対意思は消え去り、マイナスの信念がなくなり、限界や嫌な記憶も消えていくのです。

あなたが求めているものなら何でも現実化し、引き寄せられる状態が作られていきます。ロンダはそれを実行に移しました。

私は今でも撮影した部屋にいたときの、凄まじい熱気を思い出すことができます。なぜなら、スタッフ全員がクリアになっていたからです。

なぜ全員がクリアになっていたのでしょう。それはロンダに影響を受けていたからです。

今、あなた自身が過去をクリアにし、人生の中にこのクリアリングを拡大していけば、あなたは磁石となり、あらゆる経験を引き寄せることができます。

企業や家庭の中の何らかの人、出来事との間に問題を抱えているなら、あなたの内面を覗いてみて、そこに存在する障害を処理しなくてはなりません。

その時に利用するのが、クリアリング・テクニックなのです。

内面の障害や、反対意思を処分してしまえば、外部の世界は、あなたのひらめきや意志と調和していきます。ロンダは、それを身をもって示してくれました。

私はそこに驚いたのです。私は時々、親友とロンダの話をします。あなたとも彼女の話ができたことを、嬉しく思います。

なぜなら、ロンダをあなたの生き方の参考にしてもらいたいからです。ロンダがやったことは、あなたにもできます。

映画『ザ・シークレット』を製作した人々がやったことを、あなたも実行に移せるのです。

まず、あなたにひらめきが起こるように内面をクリアにします。次に、浮かんできたアイディアを受け入れ、行動に移すのです。

多くの人は話題にしていませんが、これが重要なステップなのです。あなたはミッシング・シークレットを利用しなくてはいけません。

内面に生まれてくる干渉を取り除く必要があるのです。この除去作業を行ってくれるのが、クリアリングなのです。

こうして、映画『ザ・シークレット』が誕生しました。私は映画『ザ・シークレット』が生まれたことを大歓迎しています。

そして、この映画は今も変わらず、この地球を目覚めさせていると考えています。

自分が出演していなかったとしても、私はこの映画を話題にし、推薦し、他の人に見てもらうためにDVDを購入していたことでしょう。

それだけ、私はこの作品に全幅の信頼を置いているのです。

ここまでのお話で、あなたがこのミッシング・シークレットについて抱かれていた疑いや不安は、払拭されたのではないでしょうか?

もし、まだ強い疑問が残っているというならば、その疑問はしばらくの間、棚上げしていて下さい。

その間に、ここでウィリアム・ウォーカー・アトキンソンの著書「引き寄せの法則」から一つ文章をご紹介します。

「水に投げた石のように、思考はさざ波となり、波を起こし、思考の大海へと広がっていく」

「しかし、水面に現れる波は、水平方向にしか広がらないが、思考の波は、太陽からの光線と同じように、一つの中心から四方八方へと広がっていく」

いかがですか。要するに、今考えていることは、あなたの人生の中に広がっていくのです。

疑いを抱いていれば、その疑いがあなたの人生の他の領域も、汚染していく恐れがあります。

私があなたにやってもらいたいのは、その疑いを棚上げしてしまうことです。

私の言葉を信頼し、エクササイズを試し、ミッシング・シークレットを実行に移してもらうためです。

内面にある成功への障害物を取り除いたとき、あなたは欲しいものは全て手に入れ、やりたいことは何でもできるし、なりたい自分になれるのです。

ここまでで学ぶこと

引き寄せの法則を活用して、あっという間に世界中を巻き込むムーブメントが起きました。

クリアリングによって、反対意志やマイナスの信念を消し去り、自分の願望に一直線に向かっていった一人の女性に、周囲も引き寄せられていったのです。

この結果は、世界中の人達が目にしたことによって、否定することはできないものへと変わりました。

あなたが何を望み、何を成し遂げたいのか?これを明確にして、自分の内面にある反対意志やマイナスの信念を取り除いた時、引き寄せの法則は働き出すのです。

それは、映画『ザ・シークレット』誕生の流れを見ても分かる通り、勝手に出来上がるわけではなく、自分の努力によって叶えることができた賜物です。

引き寄せの法則を活用したいのであれば、エイブラハムが語るミッシング・シークレットを理解して、きちんと実践できるように変わっていきましょう。