引き寄せの法則ステップ3：マイナスの信念を変えれば、人生も変わる｜ザシークレットで語られなかったエイブラハムの秘密

引き寄せの法則のステップ3では、心の内面に在るマイナスの信念に気付き、それを開放し、プラスの信念へと変えることで願いを叶えることへと繋げていきます。

・マイナスの信念に気付けない
・マイナスの信念をクリアにしたい

こうした想いを解決できるように、ジョー・ヴィターレ博士の見解を見ていきましょう。

こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

マイナスの信念を変えれば人生も変わる

これから、私の人生を変えたものについてお話しましょう。この話は、ずばり「マイナスの信念を変える」というテーマに当てはまります。

信念を変えるとき、現実も変わるのです。もし、あなたが公認会計士に向かって「私はお金をずっと使ってきました」と言えば、何と言われると思いますか。

おそらく「あなたのお金は減っていきます」と言われるはずです。この答えは非常に論理的で、現実的で数学に基づいているように思えます。

しかし、かなり前に私がマイナスの信念について学び、それを変えたとき、現実も変わりました。この時、公認会計士が抱く信念とは、別の信念に変えてみたのです。

「使えば使うほど、お金を受け取ることができる」私はこれを新しい信念とし、従うことにしました。お金を使えば使うほど、お金を受け取ることができる。

このプラスの信念を実行に移してみて、どのような感情が湧いてくるか。どのような反対意思が現れてくるかを確認することにしました。

繰り返しますが、ミッシング・シークレットとは、自分の願望に反する信念を取り除くことです。心の中の障害である反対意思は、取り除かなければなりません。

私が「使えば使うほど、お金を受け取ることができる」という考えを思い浮かべたところ

「でもそんなこと無理だ」
「お金を使ってもお金が入ってくる訳ないよ」
「馬鹿げた考えだ」

といった言葉が姿を現しました。そこで私は口をついて出てきた「そんなこと無理だ」という言葉について考えてみました。

この考えこそ、マイナスの信念なのです。私は、クリアリング・テクニックを利用して、このマイナスの信念を取り除きました。

私が使ったクリアリング・テクニックについては、別の記事で後ほどお教えします。

従来持っていた、マイナスの信念をクリアにしたとき、突然「使えば使うほどお金を受け取ることができる」という、新たなプラスの信念が心に根付いていきました。

無意識の層に、この信念が定着するようになったのです。プラスの信念は、行動の中にも現れてきました。私は、新しい信念で新しい現実を作り出していったのです。

この説明で、あなたにすんなりと分かって貰えたかどうか、実際のところ確信は持てません。

しかし今、私はお金を使うたびに「この額の約10倍のお金がどこに現れるだろう」と目を光らせています。

私の物の見方が変わったのは、マイナスの信念を変えたからです。信念が違えば、意識と同様、無意識の働きも違っていきます。

日常の生活費や光熱費の支払い、車や家の購入など、お金を手放すたびに、私の脳裏では「使えば使うほどお金を受け取ることができる」という考えが浮かんでいます。

これが、どのような影響を及ぼすのかについて、簡単にお話しておきましょう。今、私の信念は「使えば使うほどお金を受け取ることができる」に変わりました。

ある日、私は友人から生まれてすぐ脳卒中になってしまった少年、カークの話を聞きました。

友人は、カークに対して心を動かされていて、私達はこのカーク少年を援助するために資金を集めました。

私は、カーク少年と連絡を取り続けました。時間が経つにつれ、彼が多くの助けを必要としていることに、徐々に気付いていきました。

カークは顔に大きな笑顔を浮かべていますが、腕も足も動かせません。彼を見るのは大変つらいことでした。

私はカークの母親と連絡を取り合っていました。ある日、彼女からこんな報告を受けました。

「カークは立派にやっています。人生を愛しています」

「私達が今、やろうとしていることは、腕や足の動かし方を信号で脳に送ることで、機能を回復させるマシンを手に入れることです」

それには1万5000ドルの資金が必要でした。私は、自分のブログやホームページ、メーリングリストなどで人々に募金を訴えました。

自分でもいくらか献金し、数千ドルを集めました。1万5000ドルには足りませんが私はそのお金を見て

「カークは脳卒中になり、1万5000ドル必要だ。十分なお金は集まっていないが、自分にはお金がある」と考えたのです。

私は腰を下ろし、1万5000ドルの小切手を書き、カークの母親に送りました。もちろんこの行為は、深い感銘をもって受け入れられました。

マシンを製作した人物は、1万5000ドルをこのマシンのために、サッと出した人間がいることを信じられなかったそうです。

私は、一度も母親に会ったことはありません。カークとも顔を合わせたことはありません。できたのは、小切手を書いて送ることだけでした。

もちろん、お金を送ることは素晴らしい経験で、温かい気分になりました。

しかし、ここで言いたいのは、小切手を書いて送ったのとちょうど同じ日、予期せぬところから、この金額の2倍のお金を受け取ったということです。

「使えば使うほど、お金を受け取ることができる」というプラスの信念が、この金額を引き寄せたのです。それが私にとっての新しい現実です。

こうした出来事は、新しい信念を抱いたときに起こります。これは、あらゆる願望を叶える方向に向けてくれるプラスの信念です。

ここまでで学ぶこと

あなたにとっての信念とは「それが間違いない」と認識しているものを指します。この機会に、あなたにはどのような信念があるのかを書き出してみましょう。

こうすることによって、あなたの現状を取り巻く、願望を実現させる事を妨げる不都合な現実を変えるきっかけになります。

なぜなら、どのような信念であれ、それが真実であると自分が信じている以上は、その現実が変わることはないからです。

例えば、自分の中に在る信念を書き出していく中で「自分には時間がない」「自分にはお金がない」というものが出てきたとしましょう。

すると、自分には時間がないと信じている以上は、何かを始めようとしても、その絶対条件がある限り、新しいことを取り入れることはできません。

また、自分にはお金がないと信じ込んでいるのであれば、現実もそれに呼応するように、あなたをお金のない人の在り方に留めるようになります。

これらの信念を変えることとは、決して現実逃避をするのではなく、あなたの中に在る信念を変えることで、絶対条件を崩すことが必要である、ということです。

お金がない人が「お金がある」と思えば、勝手にお金持ちになる訳ではなく、固定概念を変えることによって、あなたが「お金を作る」思考に変わるということです。

こうした絶対条件を崩すことができれば、例えば時間がないという前提を崩すことができれば、新しいことに時間を使えるように工夫して時間を作ろうとします。

もし、あなたが何をしても、変わらない現実が在るのだとしたら、それは手法の問題ではなく、あなたの中に絶対として潜んでいる信念に原因があります。

ほとんどの人が「えっ、私ってこんな信念を持っていたの！？」と自分でも驚くような固定概念を持っていますので、ものは試しに取り組んでみて下さい。

それでは続いて、なぜマイナスの信念を取り除く必要があるのかについて、ジョー・ヴィターレ博士の見解を見ていきましょう。

なぜマイナスの信念を取り除くのか

私は起業家です。あなたも起業家なら、時々不安に襲われることがあると思います。

例えば、新しい事業を興そうとするなら「どこで融資してもらえるだろう」と思っているかもしれません。

また、新しいビジネスを興したばかりなら「どのようにビジネスを成長させればいいのだろう」と思っているかもしれません。

これは、事業を拡大したい場合にも言えることでしょう。インターネットをどのように利用するのか、新しい顧客をどのように見つけるのか。

メーリングリストの作り方は？セールスレターの書き方は？経営のやり方は？経済状況はどうだろう？

今、挙げた疑問は全てマイナスの信念で、その根底には恐怖心があります。このミッシング・シークレットでやることは、このような恐怖を全て消すことです。

しかしながら、恐怖がある程度役に立つと、あなたが信じていることも分かっています。

私が、経済的に不安を抱かないなら経済に関することは何もせず、ビジネスに不安を抱かないなら、ビジネスも何もしないだろう、とあなたは思うかもしれません。

違います、そうではありません。不安を抱いても、お金儲けには役に立ちません。不安を抱く代わりに、自分の願望に意識を集中する必要があるのです。

これまでに取り上げた、全てのステップについて考えてみましょう。お金に不安を抱くのは、引き寄せの方法の最初のステップが原因です。

世の中の人の多くは、自分には十分なお金が無いと言っていて、お金がどこから入ってくるのかも分かりません。ほとんどの人は、ここで思考を停止させてしまいます。

私は一人の起業家として、あなたにぜひ、成長してもらいたいと思っています。利益を出し、前進し、この最初のステップを通り抜けてもらいたいのです。

最初は、恐怖で不安になっている段階です。そのため、第一のステップでは自分が求めていないものについて考えてもらいます。

あなたは借金をしたくない、といった不安を抱いているかもしれません。自分から商品を買ってくれない顧客は要らないと思っているかもしれません。

それで結構です。これが引き寄せの方法のステップ1です。では、このステップ1を自分の求めている内容に変えましょう。

ステップ2では、あなたの意志は何ですか？と問いかけています。

もっと多くのお金が懐に入ってきて欲しい。事業を拡大し、自分の願望を全て実現するために、十二分の資金が手元に集まって欲しい。

顧客が私から買うだけでなく、リピーターになってくれるくらい、多くの新製品を作りたい。メーリングリストに、リピーターになってくれそうな人物を増やしたい。

このステップを、あなたのビジネスにも利用します。

そして第3のステップでは、クリアリングによって、ビジネスから利益を出すのを邪魔している、心に根深く張ったマイナスの信念を取り除くことに意識を集中します。

ミッシング・シークレットで取り上げた、全てのアイデアや原理は、プライベートやビジネスでも応用することができます。

引き寄せの法則は、人間関係にも仕事にも役立ちます。例外はありません。重力の法則と同様に、いついかなる場所でも働いているのです。

原理の全ては、同じように働きます。ミッシング・シークレットに耳を傾けるとき、そのことを頭に入れておいてください。

全てのアイデアを応用することです。これらの素晴らしいアイデアは、あなたに魔法や奇跡を起こしてくれるでしょう。

ここまでで学ぶこと

これを観れば、これまで解説した引き寄せの法則のステップ3までがなぜ必要で、どのように繋がっていくのかの理解が深まってきたことでしょう。

現在、あなたの心の内面に在るマイナスの信念を変えれば、あなたの人生も現実もそれに応じて変わっていきます。

なぜなら、マイナスの信念を変えることによって、あなた自身が変わることになるからです。

例えば、マイナスの信念を持っているネガティブな人と、マイナスの信念をクリアにしたポジティブな人が進むこの先の人生は、全く異なるものになりますよね。

こうして極端な例を見れば、手に取って分かるように、あなたの中に在るマイナスの信念もクリアにすれば、自然とこの先の結果は変わるようになるのです。

引き寄せの法則でなぜ願いが叶うのかについて、常々口にしている「あなたが変わることで願いを叶えることができる」という意味もご理解頂けるはずです。

引き寄せの法則で願いを叶えたいのであれば、まずは自分の心の内面を変えることで自分自身を変えて、先に進むことを楽しめるようになっていきましょう。