引き寄せの法則ステップ3：問題解決のためのエクササイズ｜ザシークレットで語られなかったエイブラハムの秘密

引き寄せの法則で願いを叶えるためには、自分の心の内面と向き合って、その問題の一つ一つを解決していく必要があります。

・心の内面とどう向き合えば良いのか
・具体的にどうクリアにすれば良いのか

こうした悩みを抱えている人が、自分の心の内面と向き合って、問題を解決できるように、一つ一つ解説していきます。

こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。

記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。

問題解決のためのエクササイズ

ここで一つ、簡単なクリアリング・テクニックを紹介します。

私達は今まで、表面に現れてくるマイナスの信念に重点を置いてきました。

要するに、願望を叶える「引き寄せの法則」の働きを妨害する感情のことです。

ここではスクリプト、つまり「台本」という、ちょっとしたテクニックを紹介しておきます。

この「スクリプト」というテクニックは、キャロル・トルーマンによって考え出されたものです。

これは、あなたが願っていることを邪魔するあらゆることを、ほとんど自動的に開放することを目的にしたクリアリング・テクニックです。

スクリプトの内容を前もって教えておきましょう。やり方はとても簡単で、次の内容を口にするだけです。

「スピリット、超意識よ。どうか私のこの何々という嫌な感情、思考の出所を突き止めてください」

「何々」という部分には、あなたが感じていることなら、どんなことでも書き込んでください。

戸惑いや欲求不満、怒り、このミッシング・シークレットであなたが見つけ出したマイナスの信念、何でも構いません。

そして、この空欄に書き込んだ後、次のように声に出して言います。

「スピリット、超意識よ。どうか私のこの何々という嫌な感情、思考の出所を突き止めてください」さらに、このように続けましょう。

「私という存在のありとあらゆる部分を、この根源にもたらして、宇宙の真理をもって、この嫌な感情の正体を完全に分析し、余すところなく解明して下さい」

「そして、この根源から発生する、ありとあらゆる出来事を、聖なる存在の御心により癒し、癒されて空白になった場所を、光と真実で埋め尽くして下さい」

「その寛大な心と愛で、このような感情、思考の原因を作り出した誤った認識、およびすべての人、場所、環境をお許し下さい」

「完全な許しと無条件の愛をもって、私のDNAに刻まれたマイナスの信念が引き起こしているものを変えて下さい」

「あらゆる物質的、精神的、感情的な問題を解決し、不適切な行動を変えてください。私は、何々であることを選びます」

最後の「何々」の部分には、あなたが感じたいことや、なりたいことを書き込んでください。

基本的に、最後の空欄には否定的な感情と取り替えるための、積極的な感情を書き込むようにしましょう。

その後「これで終わりです、これで癒されました。今はもう感情は解放されたのです」と言ってください。

このスクリプトを、何度唱えるかについては異なる二つの説があります。

一つは、あなたが望んでいるなら、毎日唱えても構わないという説で、もう一つは、唱えるのは一度だけにするという説です。

どちらにするかは、あなたの直感に従ってください。スクリプトを、一度だけ唱えれば良い場合が数多くあります。

なぜなら、一度唱えて心がクリアになれば、もう一度言う必要はないからです。

しかし、再び不安や不信に襲われたり、新たにマイナスの信念が見つかった場合には、もう一度スクリプトを口にしてください。

さほど時間は掛かりません。毎日唱えても差し支えはありません。しかし、あくまでも自分の直感に従うことです。

もし、毎日スクリプトを唱えるように直感が言ってきたなら、従いましょう。一度だけでクリアになったなら、忘れてしまっても構いません。

そして、新しい不安が現れたときに、再び試してください。常に自分の直感を信じ、流れに従うようにしましょう。

ここまでで学ぶこと

クリアリング・テクニックの一つである「スクリプト」は、非常に効果のあるものです。

なぜなら、現代においてもこのテクニックは、さまざまなところで活用されているからです。

この内容を、素直にそのまま実践できる人は、そのまま取り組んで頂いて問題ありません。

しかし、もしかしたら私のように超ロジカル脳な人で、こちらをご覧になっている人は「出た出た、スピ系な内容のやつね」と思われるかもしれません。

確かに、スクリプトの実践で口に出す内容はそう取れなくもないですが、実は案外、現実的な内容なのです。

例えば「スピリット、超意識よ」という部分に関しては、要は潜在意識のことです。

つまり、心の内面に在るもう一人の自分との会話ということですので、自己啓発に励むことで、客観的に自分と対話ができる人はそのまま取り組めます。

もし、スクリプトを口にしても全く応答もないのであれば、その時はロジカル脳の人と同じように、これから解説する内容で対応して下さい。

それは、現代においても思考の整理や、問題解決の手段として用いられているロジックツリーの活用です。

ロジックツリーとは、問題解決や原因追及のためのフレームワークです。

ロジックツリーよりも、もう少し柔らかく取り組みたいのであれば、トニー・ブザンが提唱しているマインドマップなどを活用するのも良いでしょう。

マインドマップとは、思考の視覚化として脳内に近い形で書き記すことで、記憶の整理や発想を得るための手段です。

これらで自分に合ったものを選び、それを自分の心の奥底にあるマイナスの信念の根源に辿り着けるまで続けるのです。

手段はどうであれ、マイナスの信念のクリアリングというものは、どこまでも自分と向き合って、信念の根本を見つけ出す作業です。

これを、常時できるようにすれば、日常でさまざまなことを考えている中から、マイナスの信念を見つけてすぐにクリアにすることができます。

もし、まだ挑戦したことがないのであれば、ぜひ一度試してみることをお勧めします。

それでは続いて、ブルース・バートンの言葉から学ぶ、ジョー・ヴィターレ博士の見解について見ていきましょう。

ブルース・バートンの言葉より学ぶ

引き寄せの方法の、初めの二つのステップは既にお話しました。

最初のステップで自分が望んでいないことを知り、二つ目のステップで望んでいることを明らかにします。

そして、これからお話する第三のステップこそ、まさにミッシング・シークレットと呼ぶべきものです。

このステップはとても重要です。ミッシング・シークレットとはズバリ、クリアリングのテクニックのことです。

具体的な方法は、後のセッションで教えますが、このセッションでもいくつかクリアリング・テクニックを説明します。

その前に、まずはブルース・バートンの言葉を引用しましょう。

ブルース・バートンは、1927年に私の愛読書「人は何を信じることができるか」を書いた人物です。

その中で、彼は次のように言っています。

「皇帝も牧童も、君主も乞食も、哲学者も奴隷も、全ての人間の中には理解することもできなければ、手の施しようもない神秘的なものが存在している」

「この神秘的なものは、忘れ去られてしまうほど、長い間眠ったままだ」

「あまりに隠されてきたため、人はこの神秘性など、無くなってしまったと思い込んでいるかもしれない」

「しかし、星が満点に散らばる空の下、砂漠に一人で立っているとき、棺を入れるために開かれた墓のそばで顔を伏せている時でも、確かに在るのだ」

「また、目を涙で濡らしているとき、激しい風に弄ばれる船の手すりに必死にしがみついているとき、突然、忘却の深い淵から、この神秘的なものが姿を現してくる」

「そして、習慣を破り、理性を砕き、もはや打ち消されることのない声で、疑問や祈りの叫び声を上げる」

前のセッションで作った、意志を書き留めたカードを忘れないでください。第2ステップでは、自分の願望に意識を集中しました。

しかし、集中していたとき、あなたの頭の中に、ふと浮かんできたことはありませんか。おそらく疑問が湧いてきたはずです。

自分は、目標を実現できるだけの価値がある人間だろうか。どうやったら、目標を実現できるのだろう。

このような疑問を、おそらく浮かべたはずです。これらの疑問、疑い、不安はクリアにしなくてはいけません。

そうしなければ、せっかく抱いた願望も全て叶うことはありません。

あなたは、願望の実現を妨げている障害を持っています。この障害は、あなたの心の中から生まれてきます。

もしかすると、あなたは「人に言われたから、障害が生まれてしまったのだ」と言いたいかもしれません。

つまり、政治や教育といった環境の責任にしたいかもしれません。しかし、障害はあなたの内面から生まれているのです。

他の全ては、あなたの無意識の層にあるものを、外部に投影したものに他ならないのです。

ここまでで学ぶこと

きっと、ブルース・バートンの言葉の内容に、疑いを持つ人はいないでしょう。

なぜなら、人は誰でも自分の心の内面で、疑惑の念や祈りの感情を抱いたことがあるはずだからです。

これこそが、引き寄せの法則において最大の障害となるマイナスの信念であり、クリアリングによって対処しないといけないものです。

引き寄せの法則で願いを叶えられない人のほとんどは、クリアリングをしていないか、マイナスの信念に気付いていません。

実際に、私達のところへ個別相談に訪れる人も、ヒアリングをしてみるとどんどんマイナスの信念が出てきます。

マイナスの信念は誰にでも芽生えます。いつでも芽生えます。私も芽生えます。

勘違いしてはいけないのは「芽生えない」のではなく「芽生えても直ぐに対処すること」が重要なのです。

「私はマイナスの信念が芽生えない」と言う人も、気付いていないだけで、既に立派なマイナスの信念を抱えているのです。

まずは、その根底にある思いを掘り下げて明らかにしましょう。

そうすれば、自分でも気付いていなかったマイナスの信念を発見することができます。

そして、このクリアリングを実際に試したことがある人だけが、マイナスの信念を取り除いたときの開放感を知っています。

実際にこの開放感を味わえば「目標や願望を達成できる自分になる」という言葉の真意を理解できるでしょう。

「そんな事が本当にできるわけない」と思う人にも、その根底には立派なマイナスの信念が根付いています。

このように、考えの一つ一つを整理していくと、自分の頭を押さえつけて妨げているものの正体に気づくことができます。

引き寄せの法則で願いを叶えられるように、まずは自分の心の内面と向き合ってみましょう。