モチベーションが続かない原因と心を燃やす10の動機
今回はモチベーションが続かない原因について解説します。
・やる気満々だったのに、数日後には熱が冷めてしまう
・何をやっても三日坊主で行動を継続できない
こうした悩みをお持ちの人はたくさんいます。
気合いや根性などの一時的な感情に頼って行動しようとする人は、 すぐにエネルギーが枯渇して途中で挫折してしまいます。
人間の行動の根底にある動機を正しく理解して活用すれば、 歯を食いしばらなくても自然と行動し続けることができます。
しかし多くの人が自分自身の本当の欲求を理解しておらず、 世間体を気にした目標を立てて失敗を繰り返しています。
そこで今回はモチベーションが続かない根本的な原因と、 心を燃やす10のモティベーションについて詳しく解説します。
この記事を読むと気張らなくても行動が継続する仕組みと、 あなたの本質的な欲求の引き出し方が分かりますのでぜひ最後まで御覧ください。
それでは早速、人間の行動を支配する強力な動機について学んでいきましょう。
モチベーションが続かない根本的な原因と科学的根拠
新しいことに挑戦しようと決意しても、すぐに元の生活に戻ってしまう。
そのようにモチベーションが途切れてしまう背景には、 人間の脳の仕組みや心理に関わる共通の罠が存在しています。
意志の力や一時的な感情の高ぶりに依存している
モチベーションを維持できない最大の原因は、 行動の原動力を気合いや根性といった一時的な感情に頼っていることです。
素晴らしい自己啓発本を読んだ直後や、心打たれる動画を見た直後は 誰でも一時的に気分が高揚し、やる気に満ち溢れます。
しかし人間の感情には必ず波があり、 常に高いテンションを保ち続けることは構造上不可能です。
感情のピークが過ぎた瞬間に「今日は疲れたから休もう」と行動が止まりますよね。
これは確固たる動機ではなく、その日の気分に依存しているからです。
真の成功者は気分の浮き沈みに一切関わらず行動を継続できる、 自分自身の心の奥底から湧き上がる確固たる理由を持っています。
外発的動機づけの限界に関する科学的な裏付け
お金が欲しい、上司に褒められたいといった外側からの報酬を目的は、 長期的なモチベーション維持ができません。
これはロチェスター大学のエドワード・デシ教授らによる自己決定理論の研究で科学的にも証明されています。
この研究では次のグループを比較する実験が行われました。
A:報酬を与えられて自発的な行動をとるグループ
B:ただ純粋な興味から自発的に行動をとるグループ
その結果、外発的動機を与えられたグループは、 報酬がなくなった途端に行動への関心を失ってしまいました。
こうして報酬の有無によって、自ら進んで行動する意欲が著しく低下することが分かったのです。
つまり外からのニンジンをぶら下げて走るようなやり方では、 真のモチベーションを長期的に維持することは不可能なのです。
ナポレオン・ヒルの成功哲学が明かす「10のモチベーション」
ナポレオン・ヒルの成功哲学では、人間が自発的に行動を起こす背後には10の基本的なモチベーションがあると説いています。
個人の業績はすべて、この動機によってもたらされる結果に過ぎません。
人生を豊かにし建設的な行動を生み出す肯定的な動機
人間を前向きな行動へと駆り立てる強力で肯定的な動機として、 以下の4つが挙げられています。
1. 愛
すべてのモティベーションの中で最も偉大で強力な精神の力です。
愛には次の3つの要素が含まれます。
「仕事に対する愛(創造的努力を楽しむ姿勢)」
「精神的向上への愛(真理や知識を求める姿勢)」
「異性に対する愛」
愛する人のために努力し才能を発揮しようとすることは、 人間にとって極めて自然で強力な欲求なのです。
2. 永遠の生に対する欲求
死後の世界や、自分が生きた証を後世に残したいという根強い欲求です。
これは宗教活動の基盤になるほど強力なものであり、 文化や歴史を築き上げてきた偉大なモティベーションの一つです。
3. 自由に対する欲求
誰の心の中にもある、自分の人生を自分でコントロールしたいという欲求です。
ただし真の自由は無秩序や怠惰から生まれるものではなく、 明確な計画と一貫した努力の末にのみ到達できるものです。
4. 自己表現、および認められたいという欲求
金銭のためではなく、自己を表現し人々の役に立ちたいという欲求です。
他人と知識や感情を分かち合うことで、自己の存在を高めようとします。
爆発的なエネルギーを秘める物質的・生存的な動機
次に、人間の生命力や生存本能に直結する強力な動機を3つ紹介します。
5. 自己防衛
敵意や暴力から身を守り、経済的な安定を志向する最も基本的な欲求です。
6. セックスの感情
人間の感情の中でもっとも強く、激しい衝動を伴う欲望です。
このエネルギーを抑圧するのではなく、行動や創造の原動力へと昇華(転化)します。
こうして精神的な愛の感情と結びつけることで、 大自然が与えた計り知れない偉大な創造力へと変わります。
7. 物質的欲求
富や豊かな生活を手に入れたいという欲求です。
金銭の真の価値は所有することではなく、正しく使うことにあります。
明確な目標によってコントロールされた物質的欲求は、 貧困を打ち破り、人生の豊かさを味わうための力強い原動力となります。
人生を破壊しかねない取り扱いに注意が必要な否定的な動機
最後に強烈な爆発力を持つ反面、心身を破滅させる危険な動機を3つ紹介します。
8. 恐怖の感情
貧困、病気、批判、愛の喪失、老い、自由の喪失、死という7つの基本恐怖です。
恐怖から逃れようとするエネルギーは人を強制的に動かします。
ですが パースナル・イニシアティヴ(自発性)を奪い、心を貧しくしてしまいます。
9. 報復の感情 10. 憎しみ
誰かに復讐しようという感情は、ギアを入れずにアクセルを踏み込むようなものです。
これだと力は空回りし、エンジンは傷み、燃料(精神力)を使い果たすだけで、 車が目的地に到着することは絶対にありません。
物理学の作用・反作用の法則と同じように、 憎しみを持てば必ず自分自身に仕返しがやってくるため、百害あって一利なしです。
モチベーションが続かない状態を劇的に変える実践ステップ
ここからはこれらの動機を活用し、 モチベーションを自動化するための具体的な実践ステップを解説します。
恐怖から自己表現へと動機をシフトさせた起業家の実例
私のクライアントは、売上が下がって倒産するのが怖いという恐怖のモティベーションだけで毎日深夜まで働き続けました。
この経営者は、もう心身ともに燃え尽きかけていました。
彼は恐怖と自己防衛という否定的な動機で動いていたため、 行動に喜びがなく、常に極度のストレスを抱えていました。
そこで私は、ナポレオン・ヒルの成功哲学の10のモティベーションを彼に共有しました。
そして 彼の「自分の技術で顧客を驚かせたい」という 『自己表現の欲求』を、メインエンジンに据え直してもらいました。
こうして動機が恐怖から肯定的なものへとシフトした瞬間、 彼の表情から悲壮感が消えました。
そして無理に気合いを入れなくても、自然と新しいアイデアに取り組み続けることができるようになったのです。
死海ではなくガリラヤ湖のように与える側になる
モチベーションを無限に湧き上がらせるためには、自己表現の欲求を使って他者に価値を与えることが重要です。
ナポレオン・ヒルの教えには、パレスチナにある2つの湖の比喩が登場します。
「清らかな水をたたえ、生命に溢れるガリラヤ湖は、 川から水を受け取ると同時に、惜しみなく外へと水を与えています。
一方、生命が一切住めない死海は、川からの水を受け取るだけで、外に向かって一滴の水も与えようとしません。
人間も全く同じです。
成功するためには、 知識や富を自分の中だけに堰き止める(死海になる)のではなく、 他人に与え、分かち合う(ガリラヤ湖になる)姿勢が不可欠です。
誰かの役に立っているという確かな実感こそが、最強のモチベーションとなります」
自分にとって最強の動機を明確な目標と結びつける
モチベーションを継続させる最終ステップは、 あなた自身の明確な目標と先ほどの10の動機を強く結びつけることです。
あなたが達成したい目標の裏に、どの動機が隠されているのかを分析してください。
愛する家族を守るため(愛)なのか、誰にも縛られない人生を送るため(自由)なのか。
世間体を気にする必要は一切ありません。
自分の心に嘘をつかず、最も純粋で強い欲求を見つけ出し、それを目標に掛け合わせて紙に書き出します。
複数の肯定的な動機が組み合わさったとき、 あなたのモチベーションは決して枯渇することのない永久機関へと変わるのです。
編集後記
モチベーションが続かないと悩む方の多くは、自分の意志の弱さを責めがちです。
しかし20年間のコンサルティングで何百人もの起業家を見てきて確信していることがあります。
それは、人間の意志の力には明確な限界があるという絶対的な事実です。
まずは、自分自身の心の奥底にある本当の欲求に気づきましょう。
そしてそれを明確な目標と結びつけた瞬間に、内側から湧き上がるような無限のエネルギーを自動的に手に入れます。
気合いや根性で自分を無理やり動かす苦しい日々は、今日で完全に終わりにしましょう。
あなたが本当に求めているものは何なのか、ご自身の心と静かに向き合ってみて下さい。
そして10のモティベーションの中から、あなただけの最強のエンジンを見つけ出してください。
- モチベーションが続かないのは一時的な気合いに頼っているから
- ナポレオン・ヒルの教えにある10の動機から自分の欲求を見つけよう
- 最強の動機と明確な目標を結びつけて無限のエネルギーを得よう
\ 燃え上がった情熱を成果へ繋げる /
気合いに頼らない「行動・習慣化」の極意
あなただけの最強の動機(エンジン)を見つけたら、次はそのエネルギーを無駄なく具体的な行動へと変換する仕組みが必要です。
モチベーションの波に振り回されず、自然と成功へのステップを歩み続けるための習慣化のノウハウを、以下のページで体系的にまとめています。
