潜在意識でアイデアを生み出す!無限の発想を得る脳の使い方

今回は潜在意識を活用してアイデアを生み出す方法について解説します。

・新しいビジネスのアイデアが全く浮かばない
・現状打破の解決策が見つからず、ネガティブになってしまう

こうした悩みをお持ちの人はたくさんいます。

画期的なアイデアや閃きは机で唸っているときではなく、リラックスしているときや寝ている間に突然降ってくるものです。

しかし多くの人が、自分の意識(顕在意識)の力だけで問題を解決しようと焦ります。

そして脳の持つ本当のパワーの数パーセントしか使えず、疲弊してしまっています。

そこで今回はナポレオン・ヒルの成功哲学に基づく、無限の発想を得るための脳の使い方について解説します。

この記事を読むと意識と潜在意識を使いこなし、寝ている間にも自動的に解決策を引き出す具体的なメカニズムが分かります。

それでは早速、潜在意識の驚くべき力について学んでいきましょう。

意識と潜在意識の決定的な違いと役割分担

私たちが普段、自分で考えていると思っている領域は脳全体のほんの氷山の一角に過ぎません。

枯渇することのないアイデアの泉にアクセスするためには、意識と潜在意識の役割分担を正しく理解する必要があります。

意識は「運転手」潜在意識は「強大なエンジン」

ナポレオン・ヒルの成功哲学では、人間の意識と潜在意識の関係を自動車に例えて分かりやすく説明しています。

私たちの意識は、五感を通して得た情報を推論し、分析し、事実を比較検討する場所です。

自動車で言えば行き先を決め、ハンドルを握る運転手の役割を果たします。

一方、潜在意識は推論や論理的な思考は行いません。

ですが感情に応じて強大に働き、人間が持つすべての知識や経験が蓄積された広大なデータベースです。

自動車で言えば、実際に車を前進させる強大なエンジンの役割を果たします。

どんなに運転手(意識)が優秀でも、エンジン(潜在意識)に火が入らなければ車は1ミリも進みません。

逆に行き先(明確な目標)さえしっかりと潜在意識に伝えれば、あとはエンジンが自動的に私たちを目的地へと運んでくれるのです。

デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の科学的根拠

リラックスしている時や潜在意識に委ねている時に、優れたアイデアが浮かぶ現象は現代の脳科学でも明確に証明されています。

ワシントン大学のマーカス・レイクル教授が提唱した「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」という脳に関する研究があります。

人間がぼんやりしている時や、睡眠中などの意識的な思考をしていない時に、脳内ではこのDMNが活発に働き始めます。

DMNは脳内に蓄積された過去の膨大な記憶や情報を無意識のうちに結びつけ、整理する役割を担っています。

このDMNのエネルギー消費量は、私たちが意識的に集中して考えている時の約15倍にも上ることが分かっています。

つまり「寝ている間にアイデアが出る」「シャワーを浴びている時に閃く」というのはオカルトでも何でもないのです。

潜在意識(DMN)がバックグラウンドで高速処理を行い、点と点を結びつけてくれた科学的な結果なのです。

ネガティブ思考を断ち切る「心の工場」のライン変更

潜在意識は非常に強力ですが、大きな弱点が一つあります。

それは、善悪の判断ができないということです。

潜在意識を正しく機能させるための重要な心の使い方について解説します。

【実話】ヴァシュ・ヤングの劇的な大逆転

ナポレオン・ヒルの成功哲学に、自らの在り方を変えて人生のどん底から這い上がった、ヴァシュ・ヤングという人物の話があります。

貧しい環境で育ったヤングは、生命保険の外交員になりましたが、仕事は全くうまくいきませんでした。

誰一人として彼から保険を買わず、ついには人生を終えることを考えるほど事態は悪化していました。

しかし、どん底の中で彼はふと「自分の心はまるで工場のようなものだ」ということに気がついたのです。

彼は自分の内面をじっくり観察しました。

すると自分の心の工場が恐怖、不安、苛立ち、怒り、疑いなどネガティブな製品ばかりを大量生産していることに気づきました。

そんな暗いオーラを放つ人間から、誰も保険を買いたいと思うはずがありません。

そこで彼は、この心の工場のラインを一新することを決意しました。

今日から「愛、勇気、快活さ、行動力、友好、寛大」といったポジティブな製品だけを生産すると決めたのです。

これらの前向きな思考を潜在意識に送り込み続けた結果、彼の人柄は一変し、たちまちトップセールスマンへと上り詰めました。

潜在意識は善悪を判断せず「与えられた種」を育てる

ヴァシュ・ヤングのエピソードは非常に大切なことを教えてくれます。

潜在意識という肥沃な庭は、蒔かれた種が美しい花でも毒を持つ雑草でも、区別せずに全力で育てるという恐ろしい事実です。

「どうせ失敗する」
「良いアイデアなんて浮かばない」

こうしたネガティブな思考(種)を意識が送り続ければどうなるでしょうか。

潜在意識はその通りに「失敗するための理由」や「アイデアが出ない現実」を忠実に創り出します。

だから意識という名の監視員は、常にポジティブで明確な願望だけを潜在意識の庭に通すよう、厳しく門番を果たす必要があるのです。

寝ている間に解決策を引き出す「睡眠中の閃き」

意識と潜在意識の役割分担ができたら、次はその力を最大限に引き出すための究極のアプローチを紹介します。

それは、潜在意識が無限の叡知(宇宙の普遍的な知恵)に繋がっているという性質を利用した方法です。

【実話】ロバート・ルトルノウの奇跡的な問題解決

大型土木機械の製造業で大成功を収め、同時に熱心な伝道活動も行っていたロバート・ルトルノウという人物の実話があります。

彼の特技は、眠っている間に問題が解決されるように潜在意識を活用することでした。

ある晩、彼は飛行機に乗るとすぐ、シートにもたれて眠りにつきました。

しかし20分も経たないうちに、彼はスッと片腕を上げました。

そして内ポケットからノートと鉛筆を取り出して何かを書き込み、またすぐに眠り込んでしまいました。

彼は飛行中にこの動作を何度も繰り返しました。

目を覚ました後、同乗していた人が「ノートに何か書いていましたよ」と伝えました。

しかし、ルトルノウ自身はメモを取った記憶が全くありませんでした。

そこでノートを開いてみると、驚くべきことに気付きました。

会社の同僚たちが考えても解けなかった、特殊な機械の製作上の難問を解決する設計アイデアが克明に記されていたのです。

トーマス・エジソンも実践した「交互の働き」

ルトルノウがなぜこのような奇跡を起こせたのでしょうか。

それは、彼は眠る直前まで自分の持つすべての知識と意識をその問題に極限まで集中させたからです。

その上で「あとは頼む」とばかりに問題を潜在意識へと委ねたのです。

意識のスイッチが切れた睡眠中、彼の潜在意識はバックグラウンドで猛烈に働きます。

そして、無限の叡知から解決策を引き出して彼の手を動かしました。

実は、あの天才発明家トーマス・エジソンも全く同じ方法を使っていました。

エジソンは研究室にベッドを持ち込み、極限まで意識を集中させて考え抜いた後、短い睡眠(仮眠)を取りました。

こうすることで潜在意識を解放し、目覚めた瞬間に数々の偉大な発明のインスピレーションを得ていたのです。

意識と潜在意識を交互に働かせることこそが、天才と呼ばれる人たちの共通の脳の使い方でした。

潜在意識からアイデアを引き出す3つの実践ステップ

ここからは潜在意識を味方につけ、枯渇することのないアイデアの泉を手に入れるための具体的な実践ステップを解説します。

アイデア枯渇で苦しんでいたクリエイターの実例

私のクライアントに、締め切りに追われてアイデアが浮かばず、精神的に追い詰められていた30代のクリエイターがいました。

彼は徹夜でパソコンの前に座り続けました。

そしてエナジードリンクを飲みながら、無理やりアイデアを出そうとしていましたが、過去の焼き直しばかりでした。

そこで私はヒルの教えを次のように伝えました。

「今日の夜は、解決したいデザインの課題だけを紙に明確に書き出し、それを見つめてから、一切の作業をやめてたっぷり寝てください」

もちろん 彼は半信半疑でしたが、言われた通りにパソコンを閉じ、課題を潜在意識に委ねて眠りにつきました。

すると翌朝、シャワーを浴びている最中に突然、斬新なデザインの構成がパズルのピースが揃うように閃いたのです。

そのアイデアでコンペに勝利した彼は、頑張って考える時間と潜在意識に任せて休む時間を明確に分けるようになりました。

問題を極限まで明確にし、あとは完全に手放す

潜在意識からアイデアを引き出す第一歩は、このクリエイターのように意識を使って問題を極限まで明確に言語化することです。

「なんかいいアイデアないかな」といった曖昧な問いかけには、潜在意識は反応できません。

「〇〇の売上を2倍にするための、コストのかからない集客方法は何か?」といった具体的な問いを立ててください。

そして、今の自分にある知識を総動員して限界まで考え抜きます。

ここで限界が来たら、スパッと考えるのをやめてください。

散歩に行く、お風呂に入る、あるいはルトルノウのように眠りにつくなど気分転換をします。

こうして意識のスイッチを完全にオフにし、潜在意識へとバトンを渡すのです。

閃きを逃さないための「枕元のメモ帳」

潜在意識からの答え(直感やひらめき)は、雷のように一瞬で現れ、そしてすぐに消え去ってしまいます。

そのため優れたアイデアを生み出す人は、必ず枕元や脱衣所、カバンの中に小さなメモ帳を持ち歩いています。

ふとした瞬間に閃いたアイデアは、後で覚えおこうと思っても5分後には絶対に忘れてしまいます。

閃きが訪れたら、どんな状況であってもその場で即座にメモをとる習慣をつけてください。

潜在意識という世界最強のスーパーコンピューターが出してくれた答えを逃さずキャッチし、現実世界で行動に移すこと。

それこそが、無限の発想を結果へと変える最大の秘訣なのです。

編集後記

これまで20年間、数多くの起業家やクリエイターの相談に乗ってきました。

「良いアイデアが出ない」と悩む人は非常に多いものです。

そのの大半は、真面目すぎるあまり「自分の顕在意識(顕在能力)」だけで全てを解決しようと無理をしています。

私たちの意識は、あくまで「行き先」を入力するためのキーボードに過ぎません。

本当に膨大な処理を行い、奇跡的な閃きをもたらしてくれるのは、リラックスしている時にだけ扉が開く潜在意識の領域です。

もし行き詰まっている問題があるのなら、まずはその問いを紙に書き出し、温かいお茶でも飲んでゆっくり眠ってみてください。

明日の朝、あなたの潜在意識が素晴らしい答えをプレゼントしてくれるはずです。

まとめ
  • 意識は目標を定める運転手であり潜在意識は問題を解決するエンジン
  • ネガティブな感情を断ち切り、潜在意識の工場でポジティブな種を育てよう
  • 問題を考え抜いた後はリラックスして潜在意識からの閃きを待とう

\ 潜在意識の閃きを「結果」に変える /

アイデアを放置せず、行動へ移す「習慣化」の極意

潜在意識から素晴らしいアイデアを受け取ったら、次はその閃きを現実のビジネスや生活に落とし込む「行動力」が必要です。
モチベーションの波に振り回されず、自然とアイデアを形にし続けるための習慣化のノウハウを、以下のページで体系的にまとめています。

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