売上を劇的に上げる接客術!富裕層を動かしたプラスアルファ
今回は、売上が伸び悩んでいる状況を打破するプラスアルファの接客術について解説します。
・一所懸命に接客しているのに売り上げが上がらない
・どうすれば質の高い顧客から信頼され、選ばれるのか
こうした悩みや疑問をお持ちの人はたくさんいます。
売上を劇的に上げる鍵は、目の前の利益をあえて無視し、報酬以上の奉仕を自発的に行うプラスアルファの魔法にあります。
ナポレオン・ヒルの成功哲学の中でも特に有名なテレビ店店主メクセリーの実話があります。
彼は低所得者への無償奉仕を通じて、結果的に地域一番の成功を収めました。
しかし多くの人は売るためのテクニックばかりを追い求め、顧客の心に深く刺さる真心を忘れてしまっています。
そこで今回は富裕層の心をも動かしたメクセリーの実話を基に、売上を劇的に上げる接客の本質について詳しく解説します。
この記事を読むと、選ばれるビジネスパーソンになるための具体的な心構えが分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速、めくせりーが起こした接客の奇跡について見ていきましょう。
テレビ店店主メクセリーが起こした「接客の奇跡」
まずはナポレオン・ヒルの成功哲学で語られている、テレビ販売店を営んでいたメクセリー氏の実話をご紹介します。
この物語には、ビジネスにおける評価と信頼のメカニズムが凝縮されています。
利益を度外視した「一マイル余分に進む」接客
メクセリーはある日、貧しい家庭のテレビが故障していることを知り、その修理を依頼されました。
その家庭は経済的に非常に苦しく、修理代金を支払う余裕がほとんどないことは明白でした。
しかしメクセリーは、嫌な顔一つしませんでした。
それどころか自発的に、依頼されていない箇所まで徹底的に点検し、最高の状態でテレビを返却しました。
さらに代金を受け取るどころか、子供たちが喜びそうなちょっとしたサービスまで付け加えたのです。
これがナポレオン・ヒルの説くプラスアルファの魔法(N+a)の実践です。
彼は報酬をもらえるから働くのではなく、奉仕をする機会を与えられたことに感謝して動きました。
この一マイル余分に進む(求められた以上のことをする)姿勢が、後に想像を絶する利益を彼にもたらすことになります。
口コミが富裕層を引き寄せるメカニズム
無償で奉仕を受けた貧しい家族は、そのメクセリーの親切に深く感動しました。
そして、会う人会う人に彼の素晴らしさを語り歩いたのです。
やがてその噂は、地域社会の影響力を持つ人々や富裕層の耳にまで届きました。
富裕層はお金で買える技術よりも、信頼できる人格を重視します。
困っている人にここまで尽くせる店主なら、自分の家の高価な設備も安心して任せられると判断したのです。
こうしてメクセリーは広告費を一切かけることなく、最も質の高い顧客層を自動的に引き寄せました。
彼が行った低所得者への小さな奉仕は、利益増加の法則によって何百倍もの大きな売上となって返ってきたのです。
売上を上げるために必要な「奉仕」の再定義
メクセリーのエピソードから学べるのは、接客の本質は商品を売ることではなく相手に奉仕することにあるという点です。
売上が伸び悩む人が見落としがちな視点を整理します。
返報性の原理と利益増加の法則
人間には他人から何かをしてもらったときに、お返しをしなければならないと感じる強い心理が備わっています。
これが返報性の原理です。
しかし、単にお返しを期待して何かをするのは、プラスアルファの魔法ではありません。
メクセリーが成功したのは、彼が純粋な奉仕の精神で動き、見返りを全く期待していなかったからです。
大自然の法則において、種を蒔く者は収穫を保証されます。
あなたが顧客に対して、期待を1ミリでも超える真心を提供し続ければ、それは必ず評判という名の資産に変わります。
売上を上げたいなら、まずはどうすれば相手の期待を裏切るほど喜ばせることができるかという奉仕の質にのみ集中すべきなのです。
ほんの少しのプラスアルファが売上を変える心理学研究
求められた以上のちょっとした奉仕が、実際に利益を大きく押し上げることは心理学の研究でも証明されています。
応用心理学者のデビッド・ストロメッツ博士らの研究チームが次の内容について研究しました。
・レストランのウェイターが客に渡す「食後のキャンディ」が、チップ(売上)にどう影響するか
結果キャンディを何も渡さない場合と比べ、1つ渡すとチップは3%増加し、2つ渡すと14%増加しました。
さらに1つ渡して立ち去りかけた後、振り返って「あなたのために特別にもう1つ」と渡したグループでは、なんとチップが21%も跳ね上がったのです。
この研究は「自分のために余分に気遣いをしてくれた」と感じると、相手への評価や対価を上げることを科学的に示しています。
接客で売上を上げるヒントは、まさにこのちょっとした余分な真心にあるのです。
富裕層が最も嫌うのは「下欲な下心」である
質の高い顧客や富裕層は、接客担当者の下心を驚くほど敏感に察知します。
「高い商品を売りつけてやろう」「今のうちに恩を売っておこう」
こうした消極的な心構え(NMA)は言葉の端々や態度に現れ、相手を警戒させてしまいます。
メクセリーのように、誰に対しても分け隔てなく最高のサービスを提供する姿勢が大切です。
これこそが、最高ランクの顧客を動かす最強の武器になります。
信頼は一朝一夕には築けません。
ですが、この人は自分の利益よりも私の幸せを優先してくれると認識されれば、あなたは価格競争から完全に解放されます。
売上を上げる秘訣は接客のテクニックを磨く前に、自分自身の奉仕の定義を相手の人生を豊かにすることへ書き換えることです。
明日から実践できる「プラスアルファ」の具体策
では、具体的にどのような行動がプラスアルファの魔法となるのでしょうか。
現場で即座に活用できる接客のヒントを提案します。
顧客の「潜在的な悩み」を先回りして解決する
プラスアルファとは、言われたことをこなすことではありません。
顧客自身も気づいていないような不便や不安を察知し、自発的に手を差し伸べることです。
・資料を渡す際に関連する有益なニュース記事を一枚添える
・他社の製品であっても使い方のコツをアドバイスする
こういった小さなことで構いません。
メクセリーが故障箇所以外も点検したように、そこまでやってくれるの?という驚きを提供することが重要です。
この自発性(パースナル・イニシアティヴ)こそが、その他大勢の凡庸な販売員からあなたを際立たせ、評価を確固たるものにします。
利益度外視の提案で富裕層の心を掴んだクライアントの実話
私のクライアントに、高級車のディーラーで働く男性がいました。
彼は接客業で売上を上げることに必死でしたが、富裕層の顧客に上手く入り込めず悩んでいました。
私は彼に「車を売るのをやめて、相手の悩みを解決する奉仕に徹してみてください」とアドバイスしました。
ある日、彼は来店した富裕層の顧客が世間話の中で「自宅の庭の木が枯れて困っている」とこぼしたのを逃しませんでした。
彼は翌日、自分が知っている腕の良い造園業者の連絡先と、手書きのメッセージカードを顧客のポストに投函しました。
すると数週間後、その顧客は再び来店してくれました。
そして「君から買いたい」と最高級のモデルを即金で購入しただけでなく、友人の経営者まで紹介してくれたのです。
これが商品を売り込むのではなく、相手の人生に奉仕するという一マイル余分に進む行動です。
これが富裕層の警戒心を解き、絶大な信頼と売上をもたらした最高の実例です。
成功哲学「チームワーク」との連動
メクセリーの成功は、彼一人の力だけではなく、感動した顧客たちの「協力(口コミ)」によって支えられました。
これはナポレオン・ヒルの17の成功法則の一つでもある、チームワークの原理にも通じます。
あなたが一人で自分を売り込む努力には限界があります。
ですが、あなたのファンとなった顧客たちがあなたを売り込んでくれるようになれば、売上は複利で増えていきます。
良質な接客は、強力なマスターマインドのような協力関係を顧客との間に生み出します。
まずは目の前の一人に、見返りを求めない最高の奉仕を届けてください。
その小さな一歩が大自然の法則に従って、あなたの十年後の富と地位を決定づけることになるのです。
編集後記
私のクライアントで、今回のエピソードに雷に打たれたような衝撃を受けたという人は多いです。
多くの人が「一円でも多く稼ぐこと」しか頭になく、成果が出ないことを環境のせいにしていました。
しかしこのプラスアルファの魔法を愚直に実践するのが、一番の近道であり王道なのです。
例えば契約に関係のない相談にも親身に乗ることを習慣にした結果、不思議なことに紹介が絶えない状態になります。
メクセリーのテレビ店が繁盛した理由は、技術力以上に彼が放っていた「PMA(積極的心構え)」にあります。
人は、光り輝く個性と奉仕の心を持つ人のところに集まります。
もしあなたが売上の壁にぶつかっているなら、一度立ち止まってみて下さい。
そして、自分は相手に何を余分に与えられるかを問いかけてみてください。
答えは必ず、その問いの中にあります。
- 利益を度外視した自発的な無償奉仕が最強の信頼と評価を生む
- 誠実な奉仕は口コミとなり、質の高い富裕層の顧客を自動的に引き寄せる
- 相手の期待を1ミリでも超えるプラスアルファを毎日の接客で習慣化しよう
