自己啓発をアドラー心理学で深める7つの実践ステップと活用法

今回は自己啓発をアドラー心理学で深める方法について解説します。

・自分を変えようと本を読んでも自分を責めてしまい苦しい
・他人の評価を気にせず誰かの役に立つ喜びを感じながら成長したい

こうした悩みや思いをお持ちの人はたくさんいます。

アドラー心理学で目的を整える人は、無理なく行動が続く状態になります。

しかし、過去の原因探しに執着することで損をしている人も多いです。

そこで今回は、自己啓発をアドラー心理学で深める方法について解説します。

この記事を最後まで読むと、ムダな頑張りを手放すステップが分かります。

それでは早速、自己啓発をアドラー心理学で深める方法について学んでいきましょう。

自己啓発とアドラー心理学が抜群に相性が良い理由

自分を責める努力から、誰かの役に立つための努力へ変える

アドラー心理学は自己啓発と相性が良く、自分も他者も大切に生きる方法を見つけることができます。

自分を責めるのではなく、誰かの役に立てる自分を育てようとする前向きな視点が持てるからです。

ペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン博士による、ポジティブ心理学に関する研究があります。

この研究では他者への貢献が、個人の幸福度に与える影響について調査が行われました。

その結果として他者のために行動する群の方が、長期的な幸福感と自己肯定感が高いという成果が分かったのです。

このように他者への貢献を意識することで、自己啓発の努力が自己肯定感を育てるものに変わります。

自己啓発の哲学を先に知ると、アドラー心理学の価値観がぶれず行動の迷いも減ります。

共同体感覚を育てて合否や結果に関わらず行動する

自己啓発にアドラー心理学を取り入れると共同体感覚が育ち、結果に関わらず行動できるようになります。

共同体感覚とは自分は誰かの役に立てる存在だと感じられる感覚であり、これが心の土台になるからです。

資格勉強で落ちたら恥ずかしいという動機だと、結果が出なかった瞬間にすべてが無駄に感じてしまいます。

しかしこの資格で同僚の負担を減らせると考えれば、合否に関わらず学んだ知識を周りのために使おうとする目線が生まれます。

自己啓発がアメリカで広がった背景を知ると、成功観のズレを早めに修正しやすくなります。

共同体感覚を育てることで、自己否定の努力から他者を大切にする努力へと軸足を移せます。

自己啓発の目的をアドラー心理学の目的論と課題の分離で整理する

過去の原因探しをやめて、目的論で誰の役に立ちたいかを決める

自己啓発の目的を整理するには過去の原因探しをやめて、目的論で誰の役に立ちたいかを決めるべきです。

目的論とは過去に何があったかではなく、何のためにそうしたいのかという未来に注目する考え方だからです。

なぜ自分はダメなのかという原因探しにエネルギーを使うと、過去の失敗ばかりが頭に浮かび前に進む力が残りません。

人前で話せるようになったら誰が助かるだろうと考え直すことで、そのために今できる小さな一歩が自然と見えやすくなります。

対人の課題に悩むならカーネギーの自己啓発の基本を整理すれば会話の型として使えます。

目的論でゴールを整理すると、ダメな自分から誰かのために成長するという視点に変わります。

課題の分離で他人の評価を気にしたり、頑張りすぎる学びを手放す

他人の評価を気にして頑張りすぎる自己啓発を手放すには、課題の分離を使うことが非常に効果的です。

課題の分離とは誰の課題かを見極め、自分がコントロールできない他人の課題からは一歩引くという考え方だからです。

上司に嫌われたくないという気持ちは自然ですが、好かれるかどうかは最終的に相手の判断でありコントロールできません。

相手がどう評価するかは相手の課題であり、自分は役に立つ行動を選ぶことに集中すると線を引けば方向性がシンプルになります。

他人の評価のための自己啓発をやめて、自分の選んだ生き方のための自己啓発に集中しましょう。

自己啓発をアドラー心理学で深める7つの実践ステップ

自己受容と共同体感覚から始まり、勇気づけを日常に落とし込む

アドラー心理学を日常に落とし込むには、自己受容や共同体感覚から始まるステップを具体化することが大切です。

抽象的な考え方を脳が処理しやすい小さな行動に落とし込むことで、忙しい日でも迷わず実践できるからです。

私のクライアントに高い学習意欲を持つも、他人の評価を気にする間違った行動をしていた30代の管理職がいました。

『もっと成果を出さないと自分には価値がない』と考えて自己否定の課題に陥っていました。

そこでアドラー心理学の実践ステップを伝え、こうアドバイスしました。

『一日一回、今の自分でも役に立てることを一行だけノートに書いてください』

それから3日目から部下への声かけが増え、2週間で面談準備が早く終わるようになりました。

自己受容から始まる小さなステップを踏むことで、自分に優しい自己啓発を自然と日常に落とし込めます。

協力と貢献を通して、ライフスタイルを振り返り一歩ずつ進む

実践ステップの後半は協力と貢献を通してライフスタイルを振り返り、一歩ずつ進むことを目指します。

一度にすべてをやろうとするのではなく、一週間に一つずつ広げていくことで無理なく習慣として定着するからです。

一日一回誰かの作業を手伝い、週末に一週間を振り返って少しでも勇気を出せた場面を三つだけ書き出してみます。

自己啓発の7つの習慣も内面から積み上げる設計なので、アドラー心理学と比べると理解がさらに深まります。

完璧さよりも昨日より一歩前に進めたかを基準にして、アドラー心理学を自己啓発の行動として深めていきましょう。

編集後記

20年間の経験の中で、自己啓発に励む多くの人には共通点があることに気付きました。

それは『もっと成果を出さないと自分には価値がないと焦っている』ということです。

しかし自己啓発は、自分も他者も大切にする目的論と課題の分離から生まれます。

私自身も過去は結果だけを追って自己否定する時期がありました。

そこでアドラー心理学の法則を取り入れることで、誰かの役に立つ行動に集中できるようになりました。

今日から一日一回、今の自分でも役に立てることを書く最初のステップを踏み出してみてください。

その変化があなたを心穏やかに自己成長を続ける習慣を作ってくれます。

まとめ
  • 自己啓発をアドラー心理学で深め他者貢献の意識を持とう
  • 目的論と課題の分離で他人の評価を手放して行動しよう
  • 自己受容から始まる七つの実践ステップで日常を変えよう