マーフィーやエイブラハムの引き寄せの法則の違いと科学的根拠
引き寄せの法則を学んでいるとマーフィー、エイブラハム、『ザ・シークレット』などさまざまな考え方が登場します。
それにより「結局どれを実践すればいいの?」「科学的にはどこまで説明できるの?」と迷うことがあります。
それぞれ重視するポイントは異なりますが、思考や感情を整え、それによって日常の選択や行動を変えていくという部分には共通点があります。
この記事では潜在意識を重視するマーフィー、感情の状態を重視するエイブラハム、『ザ・シークレット』で広まった引き寄せの考え方を比較していきます。
私は自己啓発、ナポレオン・ヒルの成功哲学、引き寄せ、マーフィーの法則に20年以上携わり、営業・経営・コンサルティングの現場でも実践してきました。
結論として大切なのはそれぞれの特徴を理解し、自分の内面を整えたうえで、現実の選択と行動まで変えられる方法を取り入れることです。
この記事を最後まで読むと、あなたに最適な引き寄せの法則と具体的な実践方法が分かります。
それでは引き寄せの法則の代表的な考え方と、科学的根拠について一緒に学んでいきましょう。
引き寄せの法則の代表格!マーフィーとエイブラハムの違い

潜在意識の書き換えを重視するマーフィーの法則
引き寄せの法則を熱心に学ぶと様々な提唱者が存在しており、その本質的な違いに戸惑うかもしれません。
その代表格として知られるジョセフ・マーフィー博士は、潜在意識の強力な力を活用する方法を説いています。
彼の法則が持つ核心的な部分は、潜在意識への刷り込みによる思考の現実化という非常に論理的なものです。
私たちの意識の大部分を占めている潜在意識は、自分自身の現実を創り出す驚くべき強力な力を持っています。
しかし多くの人は自分でも無意識のうちに、ネガティブな情報を潜在意識に深く刷り込んでしまっています。
そこで理屈や自己暗示のテクニックを活用して、自分の潜在意識をポジティブなものへと書き換えていくのです。
夜に眠りにつく前のリラックスした心地よい状態で、自分の理想の姿をありありと思い描くことが効果的です。
これにより潜在意識があなたが掲げた目標に向かって、自動的に働き始めるようになって現実が動き出します。
マーフィーの法則は非常に論理的なアプローチであり、理屈による自己暗示を好む人にとても適した手法です。
マーフィーの法則が提唱する潜在意識の書き換えというアプローチに魅力を感じた方は、まずはその土台となる基本原則をしっかりと理解することが成功への近道です。
理屈で納得して無理なく実践できる、マーフィーの成功の仕組みと具体的なやり方については以下の記事でわかりやすく要約しています。
宇宙のエネルギーと同調することを説く、エイブラハムの教え
エイブラハムの教えは、宇宙とのエネルギーの同調という概念を最も重要視していることが大きな特徴です。
エイブラハムとは宇宙の集合意識のことであり、スピリチュアルな視点から引き寄せの法則を詳しく解説しています。
彼らのアプローチの核心は、日々の生活の中で常にいい気分でいることを自ら選択するという点にあります。
マーフィー博士が潜在意識への刷り込みを重視するのに対し、エイブラハムは自分の感情の波長に注目します。
今この瞬間に喜びや感謝の気持ちを感じて、自分の波動を宇宙の豊かな波動とぴったりと合わせるのです。
自分の感情の波長が目に見えないエネルギーの場を形成し、それに同調する現実が次々と引き寄せられます。
これは論理的な理屈よりも、感覚や見えないエネルギーの力を素直に信じる人に適した教えと言えるでしょう。
マーフィーとエイブラハムの違いを例えるなら、車を運転するときの目的地の設定と現在の運転状態の違いに近いものです。
マーフィーの教えでは、潜在意識へどのような信念やイメージを定着させるかという内面的な設定に重点が置かれます。
エイブラハムの教えでは、今この瞬間にどのような感情でいるのかという現在の状態を確認することが重視されます。
カーナビに目的地を入れても、運転手が焦って周囲を見られなければ安全には進めません。
反対に気分よく運転していても、目的地が決まっていなければどこへ向かうのか分かりません。
そのため両者を学ぶときは自分はどのような未来を望んでいるのかと、今どのような心の状態で行動しているのかという二つの視点で整理すると理解しやすくなります。

もっと深く両者の違いを知り自分に合った法則を見つけたい方は、マーフィーの法則と引き寄せの違いをお読みください。
映画『ザ・シークレット』が明かした引き寄せの法則の真実

思考が現実になるという引き寄せの基本メカニズム
引き寄せの法則の存在を世界中に広く知らしめたのは、大ヒットした映画ザ・シークレットの存在があります。
この素晴らしい映画の中では、似たものは似たものを引き寄せるという法則の基本的な原理が解説されています。
自分が日常生活の中で常に考えていることや抱いている感情が、そのまま現実の出来事として目の前に現れます。
豊かな思考を持ち続ければ豊かさが引き寄せられ、不足を思えば不足の現実がいつまでも続くことになります。
これは私たちが生きる地球上の重力の法則と同じように、誰にでも平等に働いている普遍的なメカニズムです。
内面がそっくりそのまま外側の世界に投影されるこの仕組みは、心理学や引き寄せにおける鏡の法則とも本質的に同じものです。
映画の中では様々な分野の多くの成功者がこの法則を利用して、富や健康を手に入れたと熱く語っています。
私たちが常に持っている思考は強力な磁石のようなものであり、広大な宇宙のエネルギーと常に呼応しています。
だからこそ自分が本当に心から望むものに意識を集中させることが、成功を掴み取るための第一歩となります。

似たものが似たものを引き寄せるという宇宙の普遍的なルールが理解できたら、次はその力を自分自身の人生にどう活用していくかが重要になります。
映画でも語られている基本的なメカニズムを日常に落とし込み、確実に願いを現実化させるための具体的なやり方については以下の記事で初心者向けに詳しく解説しています。
願うだけでは叶わないミッシング・シークレットの秘密
しかし映画を熱心に観て法則を実践してみても現実が全く変わらず、成功しないという人が世の中にはたくさんいます。
その理由はただ表面的に願うだけでは、決して夢は叶わないという隠された真実がそこに存在しているからです。
ミッシング・シークレットでは、ジョー・ヴィターレ博士がその願いが叶わない理由と秘密を詳しく解説しています。
多くの人の無意識下には自分が成功したり、幸せになったりすることを強く否定するマイナスの信念があります。
これをメンタルブロックと呼びますが、これが心の奥底にある限りどれだけ強く願っても現実は全く変わりません。
表面的な意識で豊かさを求めても、潜在意識が変化を拒否していれば引き寄せの法則は確実に失敗してしまいます。
表層的なエゴ(自我)がどれだけ富や成功を求めても、潜在意識が変化を拒否していれば引き寄せの法則は確実に失敗してしまいます。
だからこそ無意識下にあるブロックを解除して、心の中を綺麗に掃除してあげるという作業が必要になるのです。
願望実現のためにはただ願うだけでなく、自分自身の内面の浄化というプロセスが不可欠であることを理解してください。

ザ・シークレットの背景を深く知るなら、映画制作から得られる教訓も参考になります。
願いを妨げる内面の原因は、マイナスの信念をクリアにする手順で深く学べます。
スピリチュアルだけじゃない!引き寄せの法則の「科学的根拠」

脳科学の視点から見るRAS(毛様体賦活系)の働き
引き寄せの法則は単なるスピリチュアルな魔法などではなく、しっかりと論理的な科学的根拠が存在しています。
脳科学の視点から人間の機能を詳しく見ていくと、RASと呼ばれる毛様体賦活系の働きが深く関わっています。
RASは脳に入ってくる膨大な情報の中から、自分に必要な情報だけを的確にフィルタリングする優れた機能です。
自分が何へ意識を向けているかによって、同じ環境の中でも気づく情報が変わることは次の研究から理解できます。
ハーバード大学心理学部のダニエル・シモンズ博士とクリストファー・チャブリス博士が1999年に発表した見えないゴリラの研究です。
参加者は映像の中でバスケットボールをパスする人たちを見ながら、特定のチームのパス回数を数えるよう求められました。
その途中でゴリラの着ぐるみを着た人物が画面内を横切りますが、パスを数えることへ注意を集中していた参加者の多くはその予想外の出来事を見落としました。
この現象は非注意性盲目と呼ばれ、私たちが目の前にあるすべての情報を同じように認識しているわけではないことを示しています。
これを引き寄せの実践へ置き換えるなら、成功を考えれば成功が自動的に出現すると捉えるより、自分が何へ注意を向けているかによって、見つける情報や選択肢が変わると考えると分かりやすくなります。
分かりやすくするなら、懐中電灯で暗い部屋を照らす場面と同じです。
部屋の中には最初から多くの物がありますが、光を向けた場所ほど見つけやすくなります。
転職したいと具体的に考え始めると求人や資格の情報へ目が向き、新規顧客を増やしたいと決めるとそれまで流していた紹介や営業の機会へ気づきやすくなる。
引き寄せを科学的な視点から活用するなら、こうした注意と行動の変化まで含めて考えることが重要です。

量子力学やエネルギーの法則が示す、思考が現実化する理屈
引き寄せの法則では「波動」「エネルギー」「周波数」といった言葉がよく使われます。
これらは自分の感情や心の状態を説明する表現として捉えると、日常の実践へ落とし込みやすくなります。
物理学の量子力学では原子や素粒子などの物理系を数理的に扱い、測定や波動関数などについて研究します。
一方で引き寄せの放送でいう前向きな波動や感謝の周波数は、心の状態を説明する文脈で使われています。
実際に量子力学には、意識を基本要素としなくても測定を記述する理論的研究が存在しています。
人間の思考が直接、望む出来事を選び取るという説明とは分けて考えることで、それぞれの意味が明確になります。
引き寄せの実践を科学へつなげるなら、量子の世界よりも思考や感情が注意、判断、行動へどのような影響を与えるかを見る方が直接的です。
例えば自分には無理だと考えている人と、できる方法を一つ探してみようと考えている人では、同じ状況でも次に探す情報や選ぶ行動が変わります。
これはラジオの周波数を変えるというより、カメラの向きを変えるイメージに近いでしょう。
風景そのものを念力で変えるのではなく、カメラをどこへ向けるかによって写るものが変わります。
自分の思考を整える価値は外部の現実を直接操作することだけに求めるのではなく、これまで気づかなかった機会を発見し、異なる選択や行動を取れる自分を作るところにもあります。

自分の「波動」を整えて宇宙から理想の現実を引き寄せる
ネガティブな感情を手放し、高い周波数に切り替える
科学的根拠をしっかりと理解した上で、最も重要になるのが自分の感情の波動を適切にコントロールすることです。
私たちは慌ただしい日常生活の中で、怒りや恐怖や嫉妬などの強いネガティブな感情を抱くことがよくあります。
しかしこうした感情は非常に低い周波数のエネルギーを発しており、望まない現実を引き寄せる大きな原因になります。
私のクライアントにも真面目で努力家でありながら、引き寄せを実践するなら常に良い気分でいなければならないと考え、自分の不満を抑え続けていた30代の会社員がいました。
本人は職場の人間関係や仕事内容に不満を感じても、ネガティブになったら悪い現実を引き寄せると考え、怒りや疲れを感じるたびに無理に前向きな言葉へ置き換えていました。
しかし数か月続けるうちに仕事へ行くこと自体が重く感じられるようになり、周囲との会話にも余裕がなくなっていました。
そこで私はまず良い気分を作ろうとする前に「今何が嫌なのか」「何を変えたいのか」をノートへそのまま書き出すよう伝えました。
最初に出てきたのは、上司が嫌いという感情でした。
さらに理由を整理すると、自分の得意分野とは違う仕事が増えていること、希望していた業務へ挑戦する機会が少ないこと、周囲へ自分の希望を一度も伝えていないことが分かりました。
そこで感情を無理に変えることより、週に一度は自分ができたことを振り返りながら、希望する業務に必要なスキルを学び、上司との面談では担当したい仕事を具体的に伝えるようにしました。
最初のうちは状況に大きな変化はありませんでしたが、自分ができることへ意識を向けるようになると、以前より周囲への苛立ちが減っていきました。
それから小さな関連業務を任されるようになり、その仕事で実績を積んだことで最終的には本人が希望していた部署への異動につながりました。
この事例で大きかったのは、ネガティブな感情を急いでポジティブへ変えたことではありません。
感情を今の自分が何を望んでいるかを知る情報として使い、そこから現実の行動を変えていったことです。
このようにネガティブな感情は無理に押し殺すのではなく、一度しっかりと受け止めてから手放すことが大切です。
そうすることで無意識のブロックが外れて心をクリアな状態に戻し、高い周波数へと切り替えることができるのです。

ネガティブな感情が低い周波数を放ち、望まない現実を引き寄せる原因になるとわかっても、日常で嫌なことが起きれば誰でも不安になるものです。
無意識に湧き上がるネガティブな感情を無理に抑え込まず、正しく解釈して綺麗に消し去るための具体的な方法については以下の記事で詳しく解説しています。
波動を整えて宇宙の法則と調和するための実践ステップ
自分の波動を常に高く保つことができれば、宇宙の壮大な法則と調和して理想の現実がスムーズに現れやすくなります。
自分自身の波動が綺麗に整うことで、宇宙からのインスピレーションを鋭い直感として受け取れるようになります。
良い気分でいることを心理学の側面から考えるうえで参考になるのが、ノースカロライナ大学の心理学教授バーバラ・フレドリクソン博士が提唱した拡張形成理論です。
フレドリクソン教授は喜び、興味、満足などのポジティブ感情には、その瞬間の思考や行動の選択肢を広げる働きがあると提唱しています。
さらに104人の大学生を対象にした実験では、楽しさや満足感を誘発する映像を見た参加者で、注意や思考の範囲が広がることが確認されました。
これはエイブラハムが説く良い気分という考え方を、実生活へ落とし込む際にも参考になります。
例えば仕事で失敗した直後に「もう終わりだ」と一つの考えだけに固まってしまうと、次の選択肢は見えにくくなります。
そこで散歩をする、人と話す、好きな音楽を聴くなどして少し気持ちを整えると「別の方法を試そう」「この人に相談してみよう」と他の選択肢を考えやすくなることがあります。
カメラで例えるなら、強い不安にとらわれている状態はズームを最大まで寄せた状態です。
少し気持ちが落ち着けばレンズを引くことができ、周囲にあった別の道も画面へ入ってきます。
そのため波動を整えるという実践では無理に幸せな気分を作ることより、自分の視野を広げ、次の良い行動を選びやすい心の状態へ戻すことを意識してみてください。

人間の理屈を超えた大いなる力と深く繋がることで、あなたの引き寄せのプロセスは一気に加速していくはずです。
宇宙の法則とより深く繋がり現実を加速させたい方は、引き寄せの法則と宇宙という記事もぜひ合わせてお読みください。
自分の波動を美しく整える日々の実践を積み重ねて、あなたも理想の未来を自らの手でしっかりと創り出してください。
自分の波動を高く保ち、宇宙の豊かなエネルギーと同調するためには、日々の生活の中で良い気分を選択し続ける習慣が不可欠です。
無理なく自分の内面を心地よい状態に保ち、自然と理想の現実を引き寄せるための効果的な言葉と感謝のアファメーションについては以下の記事で詳しく解説しています。
また、日中のポジティブな波動をより強固に定着させるためには、一日の終わりである寝る前の時間をどう過ごすかが非常に重要になります。
執着を手放して宇宙に身を委ね、睡眠中の潜在意識に理想の未来を効率よく届けるための具体的な実践手順についてはこちらの記事も参考にしてください。
マーフィー・エイブラハム・引き寄せの科学に関するよくある質問(Q&A)
Q. マーフィーとエイブラハムはどちらを実践するのがおすすめですか?
自分が理解しやすく、日常で続けやすい方から始めて構いません。
目標や信念を整理し、自己暗示やイメージを活用したい人はマーフィーの考え方を取り入れやすいでしょう。
自分の感情を確認し、まず心の状態を整えることから始めたい人はエイブラハムの考え方を理解しやすい傾向があります。
最終的には「何を望むか」「現在どのような状態か」「今日は何をするか」という三つまで落とし込むことをおすすめします。
Q. 引き寄せの法則は科学的に説明できますか?
引き寄せで語られるすべての仕組みを一つの科学理論として説明するより、実践の中にある個々の心理作用を見ると理解しやすくなります。
例えばシモンズ博士とチャブリス博士の研究からは、注意を向ける対象によって見落とす情報が生じることが分かっています。
またフレドリクソン教授の研究では、ポジティブ感情が注意や思考の範囲を広げることが示されています。
こうした研究を参考に「思考を変える→気づく情報や選択肢が変わる→行動が変わる」という部分から実践すると、科学と引き寄せの関係を整理しやすくなります。
Q. ネガティブな感情が出たら引き寄せに失敗しますか?
ネガティブな感情が出たときは、今の自分は何を不安に感じているのかを知る機会として活用してください。
例えば仕事への不安なら「失敗が怖い」のか「準備不足が不安」なのかによって次に必要な行動は変わります。
感情を確認した後に休む、準備する、相談する、行動計画を修正するという形で望む方向へ戻していくことが大切です。
- マーフィーは潜在意識や自己暗示、エイブラハムは現在の感情状態を重視するという特徴がある
- 『ザ・シークレット』を含め、各理論の違いを知ったうえで自分が実践しやすい方法を選ぼう
- 注意の対象で気づく情報が変わり、ポジティブな感情は思考や行動の選択肢を広げる可能性がある
- 引き寄せでいう波動やエネルギーは現在の在り方を確認し、より良い選択のために活用しよう
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