引き寄せの法則と宇宙の関係は?正しい働きについて詳しく解説
引き寄せの法則を学んでいると宇宙とつながる、宇宙からインスピレーションを受け取るといった表現が登場します。
これはスピリチュアルな比喩なのか、本当に科学と関係があるのかと戸惑う方も多いでしょう。
大切なのは物理学で扱う宇宙と、自己啓発やスピリチュアルで使われる宇宙という言葉を混同しないことです。
この記事では引き寄せの法則で語られる宇宙の意味、ディーパック・チョプラなどの思想との関係、量子力学やエネルギー保存則との違い、インスピレーションを実際の行動へ活かす方法まで整理します。
私は自己啓発、ナポレオン・ヒルの成功哲学、引き寄せ、マーフィーの法則に20年以上携わり、営業・経営・コンサルティングの現場でも実践してきました。
結論として、宇宙とつながれば願いが自動的に叶うと考える必要はありません。
宇宙という表現を自分の執着や固定観念から少し離れ、新しい発想や行動へ意識を開くための考え方として活用する方が実践的です。
こちらの内容に関しては、私達リアライズのYouTubeチャンネルでも聴く動画として上げています。
記事を読むよりも動画で聴いて学びたい方は、下部のリンクから動画を活用してみて下さい。
引き寄せの法則と宇宙の関係は?

引き寄せの法則と宇宙が関係あるとされているものには、引き寄せの法則が宇宙の法則の一つと考えられている点が挙げられます。
その原因としては引き寄せの法則におけるポジティブな思考がポジティブな結果を引き寄せ、ネガティブな思考がネガティブな結果を引き寄せるためです。
ここで最初に分けておきたいのが、物理学でいう宇宙と引き寄せの法則で使われる宇宙は同じ意味ではないということです。
引き寄せの法則では自分より大きな存在、自然全体、まだ自分が認識していない可能性などを象徴する言葉として宇宙が使われることがあります。
一方で物理学は、観測可能な自然現象を数理モデルと実験によって扱う学問です。
そのため量子力学に観測という言葉が登場することだけを根拠として、人間が望んだ現実を意識で作り出せると結論づけることはできません。
実際、量子力学には人間の意識を基本要素として置かずに測定を記述する研究や解釈も存在します。
カメラで例えるなら観測するという同じ日本語を使っていても、写真家が風景を見ることと、物理実験で測定装置が粒子と相互作用することは同じ意味ではありません。

この記事では物理学の宇宙を引き寄せの証明として使うのではなく、自己啓発で使われる宇宙という表現が実践上で何を意味しているのかに焦点を当てます。
ちなみに宇宙の法則に関しては、私達が取り扱うプログラムの一つにディーパック・チョプラというスピリチュアルの博識の人が解説しているものがあります。
蛇足になりますが、ディーパック・チョプラが語るスピリチュアルの分野における宇宙の法則について少しだけ解説していきます。
宇宙との関係を理解する前に、引き寄せの本当の意味と基本手順を確認しておきましょう。
宇宙の法則や引き寄せの基本的な考え方が理解できたら、次はそれが現実にどのようにサインとして現れるのかを知ることが大切です。
宇宙と自分の意識が繋がり、願いが叶う直前に起こる不思議なシンクロニシティやタイムラグを見逃さないためのポイントは以下の記事で詳しく解説しています。
スピリチュアルの分野から見る宇宙の法則
ここで米国におけるスピリチュアルリーダーとして名高いディーパック・チョプラは、著書『The Seven Spiritual Laws of Success』で人生や成功を考えるための7つの原則を体系化しています。
現在のチョプラ公式プログラムでも純粋潜在力、与えること、カルマ、最小努力、意図と願望、執着を手放すこと、ダルマという7つのテーマをもとに学ぶ構成になっています。

ここで重要なのは、これらを物理学の宇宙法則として証明されたものと混同しないことです。
例えば執着を手放すという考え方なら、結果をどうしても自分の思い通りにしなければならないという状態から一度離れ、現在できることへ集中する実践として取り入れることができます。
弓矢で例えるなら、矢を放った後まで弦を握り続けることはできません。
狙いを定め、必要な準備をし、矢を放った後は結果を見ながら次の一射を修正します。
引き寄せで語られる宇宙との調和も、何もしないで宇宙へ任せるという意味ではなく、自分がコントロールできる部分とできない部分を分ける考え方として使うと理解しやすくなります。
スピリチュアルの分野としてはこうした形で宇宙とのつながりを持つことで、自分の人生を変えることが出来るとされています。
確かにこうした宇宙の法則の考え方が、引き寄せの法則に似ていると感じる人もいるのは理解できなくもないですよね。
執着を手放して宇宙と繋がる重要性がわかったら、次はその状態を保つために普段から使う言葉を意識的に変えていく必要があります。
ネガティブなエネルギーを断ち切り、宇宙と調和するような良い気分と感謝の波動を生み出すアファメーションの実践法は以下の記事で解説しています。
引き寄せの法則と宇宙の法則が関係あるとされる理由は?
引き寄せの法則と宇宙の法則が関係あるとされる理由は、スピリチュアルの分野以外においては次に挙げていく三つの考え方に基づいているものがあります。
1,エネルギー保存の法則
引き寄せの法則と宇宙の法則が関係あるとされる一つ目の考え方は、エネルギー保存の法則によるものです。
エネルギー保存の法則とは、孤立系のエネルギーの総量は変化しないという物理学における保存則の一つです。
このエネルギー保存の法則が宇宙の法則の一部として扱われており、引き寄せの法則も思考や感情がエネルギーを発するという考え方に基づいています。
引き寄せの法則におけるこれらのエネルギーが宇宙のエネルギーと相互作用し、望む結果を引き寄せているのであるという考えから関係性を主張しています。
2,量子物理学の視点
引き寄せの法則と宇宙の法則が関係あるとされる二つ目の考え方は、量子物理学の視点によるものです。
量子物理学の理論では、観察者の意識が物質や現象に影響を与える可能性があるとされています。
引き寄せの法則も自分の意識や思考が現実に影響を与えているという点で、量子物理学の視点と関連があるとされています。
3,類似性の法則
引き寄せの法則と宇宙の法則が関係あるとされる三つ目の考え方は、類似性の法則によるものです。
類似性の法則とは心理学において自分の思考や感情が周囲の状況や出来事と共鳴し、類似したものを引き寄せるという考え方です。
宇宙の法則の一部として類似性の法則が存在すると考えられ、それが引き寄せの法則とも関連があるとされています。
これら三つの考え方から、引き寄せの法則と宇宙の法則には関係があるとされています。

スピリチュアルの分野以外でも、さまざまな面から「引き寄せの法則と宇宙の法則には関係がある」と提唱されると「そうなのかも?」と思うのは人の心理ですね。
それでは続いて世間一般で語られている、宇宙と繋がると願いを引き寄せられるのか?という疑問について詳しく解説していきます。
量子物理学や科学的根拠との関係は、マーフィーやエイブラハムとの違いでも整理できます。
エネルギーや量子力学といった科学的な視点から引き寄せの法則に納得できたら、他の有名な引き寄せ理論とはどう違うのだろう?と深く知りたくなるはずです。
マーフィーやエイブラハムなど、代表的な引き寄せの法則の違いとそれぞれの科学的根拠については以下の記事で分かりやすく解説しています。
宇宙と繋がると、願いを引き寄せられる?

宇宙と繋がるという考え方は、引き寄せの法則の一部として取り入れられることがあります。
なぜなら宇宙や自然とのつながりを感じることで内なる平静や安定感を得ることができ、この状態へと変わることで願いを引き寄せる力が高まるからです。
こちらの内容については、あながち間違ってはいません。
宇宙とつながったような感覚を自然の中で心が静まり、普段の思考から少し距離を置けた状態として考えるなら参考になる研究があります。
スタンフォード大学のグレゴリー・ブラットマン博士らは2015年、健康な成人を自然環境と都市環境で90分間歩くグループに分けて比較しました。
その結果として自然の中を歩いたグループでは、自分の失敗や問題について繰り返し考え続ける反芻が減少し、それに関連する脳領域である膝下前頭前野の活動にも低下が確認されました。
これは日常の悩みから一度離れ、自然の中で思考を静めることが同じ問題を繰り返し考え続ける状態から抜け出す助けになる可能性を示しています。
濁った水の入ったコップを何度もかき混ぜればいつまでも底は見えませんが、しばらく置いておけば濁りが沈み、それまで見えなかったものが見えてきます。
引き寄せでいう宇宙とつながる時間も、何か超常的な電波を受信する時間と考えるより、思考のノイズを減らして自分の本音や選択肢を見つける時間として活用すると実践的です。

本来の引き寄せの法則ではフォーカスの当たる部分が異なっており、繋がるから安定して高まるのではなく、繋がれていない状態に着目しています。
つまり宇宙とのつながりを感じることでといった抽象的な形ではなく、宇宙とのつながりを妨げる原因について言及し、その改善法を説いています。
宇宙と繋がることで内なる平静や安定感を得る必要性が理解できたら、次はそれを毎日の習慣としてどう実践するかがカギになります。
顕在意識のブロックが外れ、宇宙のエネルギーと最も深く繋がることができる就寝前の時間を活用した瞑想とイメージングのやり方は以下の記事で解説しています。
実際の引き寄せの法則で語られている宇宙の働きとは
引き寄せの法則における宇宙の働きとは、あなたが一番下にいて宇宙はてっぺんに在り、いつもあなたに愛のエネルギーを送っているとされています。
宇宙の働きはインスピレーションやアイデアを送っており、同時に下にいるあなたは宇宙に対して願いや感謝、愛のメッセージを送っています。
そして祈りは頂点の宇宙へと伝わっていきますが、その間にはフィルターがあるとされています。
このフィルターこそがマイナスの信念であり、これがあることによって宇宙から与えられているエネルギーを妨げていると語られています。

実際の引き寄せの法則では、次のような内容が語られています。
「聖なる存在は、あなたに耳を傾けようとしている。しかし宇宙とあなたの中間領域には障害が存在しており、この障害を消し去ることこそが引き寄せの本質である」
こうすることであなたはゼロ地点に立つことができ、宇宙と繋がることで啓示を受け、インスピレーションを受けて行動に移せるようになるということです。
望まない未来を知り、無意識の層にあるマイナスの信念を取り払い、宇宙の働きを味方につけて、引き寄せの法則を使いこなせるようになりましょう。
私自身も営業や経営の現場で「何とか答えを出さなければ」と一つの問題へ集中しすぎて、かえって視野が狭くなっていた時期がありました。
特に大きな商談がうまく進まないと同じ提案資料を何度も見直し、もっと良い言い方があるはずだと夜まで考え続けていました。
しかし焦るほど発想は同じ場所を回り、翌日の商談でも以前と似た説明しかできませんでした。
そこで引き寄せや成功哲学のプログラムから学んだ創造的ビジョンと集中力の統御を使い「考える時間」と「いったん離れる時間」を分けるようにしました。
まず顧客の課題と自分が提供できることを紙に書き出し、一定時間考えて答えが出なければその日はそこで作業を止めました。
その後は散歩をしたり別の仕事をしたりして、思いついたことがあれば短くメモするだけにしました。
最初は考えるのをやめたら、仕事を放棄しているのではないかと不安でした。
しかし続けていると、移動中や翌朝に「そもそも説明する順番を変えればいい」「この商品ではなく別の提案の方が合う」と机の前では思いつかなかった選択肢が浮かぶことが増えていきました。
もちろん、浮かんだアイデアがすべて正しかったわけではありません。
そこで実際の商談で試し、顧客の反応を見て修正することを繰り返しました。
その結果としてひらめきを待つだけではなく「考える→離れる→思いつく→検証する」という自分なりの仕事の流れを作れるようになりました。

私にとって「宇宙から答えを受け取る」という表現を実生活へ落とし込むなら、思考を止めることではなく、考えすぎによる執着を緩め、新しい可能性へ注意を開くことです。

宇宙との繋がりを妨げる原因は、マイナスの信念をクリアにする手順で深く学べます。
宇宙からのエネルギーを遮断してしまうマイナスの信念や障害の存在に気づけたら、最後はそのネガティブな不安をどうやって消し去るかが重要になります。
無意識のうちに引き寄せを妨げている心のブロックを取り払い、嫌な出来事すらもプラスに転換していくための具体的な解釈と手順は以下の記事で解説しています。
引き寄せの法則と宇宙に関するよくある質問(Q&A)
引き寄せの法則は量子力学で証明されているのでしょうか?
量子力学に観測という概念があることだけを根拠として、人間の思考が望んだ出来事を宇宙から引き寄せると結論づけることはできません。
量子力学の測定問題には複数の解釈があり、人間の意識を基本的な測定要素として必要としない記述も研究されています。
引き寄せを実践する際は量子力学による証明を求めるより、自分の思考、注意、判断、行動がどう変わったかを確認する方が現実的です。
宇宙からのサインやインスピレーションは信じてもいいですか?
自分にとって意味を感じる出来事を、考えるきっかけとして利用することはできます。
ただし「この数字を見たから必ず成功する」「この偶然が起きたからこの人と結婚するべき」と重要な判断をサインだけに任せないことが大切です。
浮かんだアイデアや偶然の気づきは一つの候補として受け取り、現実の情報や行動によって確かめてください。
宇宙とつながるためには何をすればいいですか?
特別な儀式を行わなければならないわけではありません。
自然の中を歩く、スマートフォンから離れる、静かに考える時間を作る、問題について十分考えた後に一度休むなど普段の思考から距離を取る方法があります。
自然環境を90分歩いた参加者で反芻の減少が確認された研究や、単純な作業中のマインドワンダリングが創造的課題の改善につながった研究もあります。
何かを受信しなければと力むのではなく、思考に余白を作り、浮かんだ考えを現実で試すところまでを一つの実践にしてください。
- 引き寄せで使われる宇宙は、物理学の宇宙と同じ意味として扱う必要はない
- 宇宙とつながるを執着や反芻から少し離れ、自分の思考へ余白を作る時間として活用する
- インスピレーションは待つだけでなく「考える→離れる→アイデアを試す」行動までセットにする
- 宇宙のサインに判断を任せるのではなく、自分の価値観と現実の情報を確認しながら選択する
行動が続かない・習慣化できない悩みを解決する
自己啓発に取り組んでも行動が続かない、モチベーションが落ちて疲れてしまうという悩みを解決するための学習ポータルです。三日坊主を抜け出す習慣化のコツやマインドセットを体系的にまとめています。
行動・習慣化の解決ポータルを見る >
