自己啓発が無駄と思われる3つの理由と7つの原因に8つ改善ポイント
自己啓発が無駄に終わってしまう人と、成果へと繋げることが出来る人には明確な違いがあります。
自己啓発を無駄だと感じた人の共通点として「必ず一度は自己啓発に取り組んでみた経験がある」という点があります。
なぜならそうでないとただの偏見であり、その主張に根拠が無くなってしまうからです。
・自己啓発してみたけど無駄に終わった
・自己啓発は時間の無駄
このような世間で「自己啓発をしてみたけど無駄だった」という人たちは、一体何が問題だったのでしょうか?
この原因をきちんと理解することができれば、自己啓発を役立つものに変えることができます。
・せっかく自己啓発するなら無駄にしたくない
・自己啓発をしても、無駄で終わるのはどんな人?
こうした興味を持っている人には、この記事で解説していく内容に注意しながら取り組んでみて下さい。
・自己啓発が無駄だと思われている三つの理由
・自己啓発が無駄に終わる人の七つの原因
・自己啓発を無駄にしないための八つのポイント
これらについて、自己啓発の業界に20年従事している専門家がひとつひとつ詳しく解説していきます。
自己啓発は無駄?
自己啓発は無駄ではありません。
なぜなら、正しい自己啓発であれば「自身で教えや導きなどから自分自身を見つめ直し、物事を明らかにするために心構えを整えること」を行うからです。
あなたの心構えを整え形成することは、あなたの人としての在り方を変えるものであり、人生の質を向上させることができます。
自己啓発を行うことによってあなたのプライベートや仕事など、どのようなことにでもプラスの効果を生み出すことができます。
自己啓発が生み出す10の効果については、以下の記事で詳しく解説しています。
もちろん、正しい自己啓発でないと無駄に終わることもあります。
ですが、ほとんどの場面では有益になることが多いのです。
なのにも関わらず、自己啓発が無駄に終わってしまう人がこんなにも多いのはなぜなのか?と疑問が湧く人も多いことでしょう。
そこで、自己啓発が無駄だと思われている理由について詳しく解説していきます。
自己啓発が無駄だと思われている三つの理由
自己啓発が無駄だと思われている理由は、大きく分けて三つの理由があります。
1,自己啓発は成果が見えにくいから無駄
自己啓発が無駄だと思われている理由の一つ目は、成果が見えにくいと思われていることです。
なぜなら、自己啓発というものが人によってさまざまですが、効果が現れるまでに時間を要するものだからです。
しかし、自己啓発アンチの人からすると残念なお知らせかもしれませんが、自己啓発ほど成果が分かりやすいものはありません。
なぜなら、本人が目的を持って取り組む自己啓発というものは、周囲の人の目にも明らかに変化が生まれるからです。例えばですが
・消極的な人が積極的に変わる
・稼げなかった人が稼げるように変わる
・散漫な人が、集中力を身につける
・無計画な人が計画的に変わる
など心構えを変えることによって、周囲からしたら「どうして変わることができたの?」と疑問を抱くレベルだからです。
もちろん、このように変わるためには一朝一夕ではいきませんので、本人の状況次第ですが時間は要します。
自己啓発で成果を得る前に疲れてしまう人の原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
つまり「自己啓発は成果が見えにくいから無駄」という意見の人たちの本心は「すぐに変わりたいけどダメだった」という緊急に追われていた人なのです。
2,自己啓発は自分に合っていないから無駄
自己啓発が無駄だと思われている二つ目の理由は、自分に合っていないと思われている点です。
こちらに関しては「本当に興味がない場合」と「勘違いしている場合」の二つのケースが存在します。
まず一つ目の「本当に興味がない場合」に関しては、本人にとって自己啓発が無駄なのは間違いありません。
本当に興味がないのであれば本来は自己啓発を取り組んでいないはずですので、その人は何か道を誤ってしまったのかもしれません。
二つ目の「勘違いしている場合」に関しては、もったいないので考えを改めた方が良いかもしれません。
なぜなら「人としての在り方」のために、身につける心構えというものに「合う、合わない」という判断基準は無いためです。
例えばですが自己啓発が無駄だと思った人でも
・人として尊敬できる人はどのような人か?
・魅力的な人とはどのような人か?
・自分がついて行きたくなる人はどのような人か?
このような質問を投げかければ、必ず「こういう人」という人としての中身を答えにしたものが返ってくることでしょう。
この時、スキルやノウハウといったものが答えとして帰ってくるのであれば、それは自己啓発ではなく能力開発と勘違いしている可能性があります。
自己啓発と能力開発の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
この「こういう人」という答えの部分になるものは、心構えという「在り方」が語られているはずです。
つまり「合う、合わない」ではなく、人によって求める理想像は異なりますがその理想像へと自分を近づけるために、心構えを形成することが自己啓発なのです。
3,自己啓発は自分には無駄
自己啓発が無駄だと思われている三つ目の原因は、他の人にはできても自分には無駄だったと思われている点です。
これは他者との比較による劣った点や、周囲からの期待に答えられないことによる敗北感が起因しています。
しかし本来の自己啓発というものは、人それぞれにペースというものがあります。
また自己啓発というものは、周囲から勧められて行うものでもありません。
ですので自ら進んで自己啓発に取り組みたいと思ったのであれば、無駄になることはありませんので継続してみるべきです。
自己啓発に取り組んでもやんでしまう人の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
もしかしたら他の人が一ヶ月で出来たことでも、あなたの場合は三カ月掛かるかもしれません。
しかし出来なかったことが出来るように変わることは、間違いなくあなたにとって「成長した」という事実ですので決して無駄ではありません。
続いて、自己啓発が無駄に終わる人の特徴について詳しく解説していきます。
自己啓発が無駄に終わる人の七つの原因
自己啓発が無駄に終わってしまう人には、大きく分けて七つの原因があります。
人によって当てはまるものが一つだけの場合もあれば、複数当てはまっているケースもあります。
現在自己啓発に取り組んでも無駄に終わってしまっている人は、これから挙げる内容に該当するものがないか客観的に自分を見つめ直してみましょう。
なぜなら、こういった事を行うことが正しい自己啓発だからです。
それでは、具体的に七つの原因について解説していきます。
1,目標設定が自己啓発だと勘違いしている
自己啓発が無駄に終わる人の一つ目の原因は、目標設定が自己啓発だと勘違いしている点です。
なぜなら、自己啓発とはあなたの心構えを形成したり整えたりすることであって、目標を設定することではないためです。
例えば「目標設定できる自分に変わること」は自己啓発ですが「目標設定すること」は自己啓発ではありません。
つまり、この症状に当てはまっている人はあなた自身を変えるのではなく、あなたの「やっていること」を変えようとしているから無駄に終わるのです。
自己啓発のための目標設定しても無駄に終わってしまうことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
2,計画や戦略の不足
自己啓発が無駄に終わる人の二つ目の原因は、計画や戦略の不足している点です。
なぜなら、自分の心構えを変えることは一朝一夕で行えるものではありませんので、きちんとした計画が必要になるからです。
無計画で自己啓発に取り組んでも効果的な進歩が見込めませんので、無駄に終わる可能性が高くなります。
例えば日々の栄養バランスを考えた食事というものは、きちんと考えられているからこそ成り立つものです。
その場の勢いで自己啓発を取り入れても無駄に終わってしまいます。
3,継続的な努力の不足
自己啓発が無駄に終わる人の三つ目の原因は、継続的な努力が不足している点です。
なぜなら先程も申し上げたように、自己啓発とは一朝一夕で行えるものではないからです。
一過性の取り組みでは、その時は「なんか良くなった気がする!」と思っても、実際のところは何も変化していないので無駄に感じてしまうのです。
正しい自己啓発というものは「継続して」「努力できる」自分を心構えから構築することにあります。
例えば、一日だけダイエットに取り組んでも全く意味はありませんよね。
ダイエットでもきちんと効果が現れるのは、毎日継続して取り組んでいても一ヶ月後などです。
自己啓発を無駄にしたくないのであればきちんと計画を立てて、継続性を持たせられる自分へと変わらないと無駄に終わってしまいます。
自己啓発が続かずに辞めてしまう人の原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
4,自己制御の不足
自己啓発が無駄に終わる人の四つ目の原因は、自己制御できる自分へと変わっていない点です。
なぜなら、自制心や忍耐力が身についていないと誘惑に負けてしまったり、簡単に挫折してしまうからです。
正しく自己啓発を行えば困難に対する精神的な強さが身につきますので、無駄に終わることがありません。
これらを身につけていない状態で何かに取り組もうとしても、簡単に諦めてしまったり三日坊主で終わってしまい無駄に感じてしまうのです。
「何かをすること」が自己啓発ではなく「心構えを形成すること」が自己啓発であることを理解し、あなたを変えることに取り組めば無駄になることはないのです。
5,フィードバックを受け入れられない
自己啓発が無駄に終わる人の五つ目の原因は、フィードバックを受け入れられないことです。
なぜなら、専門家や周囲のフィードバックを受け入れられない人は改善の機会を逃してしまうからです。
例えば、せっかくパーソナルトレーナーと契約しても、そのトレーナーの意見を全く聞かなければその契約は無駄に終わってしまいますよね。
自己啓発の専門家をサポートに置くのであれば、まずはその人の意見に素直に耳を傾けてみましょう。
あなたが自己啓発に取り組んでも全く成果に繋がらず、無駄に終わってしまうのには必ず原因が存在します。
「周囲の意見を素直に聞いて取り入れられる自分」へと変わることは、あなたの心構えを変えることでありそれこそが正しい自己啓発なのです。
6,適切なリソースの不足
自己啓発が無駄に終わる人の六つ目の原因は、適切なリソースが不足している点です。
なぜなら自己啓発には時間と資源が必ず必要であり、手持ちの現状で何とかできるものではないからです。
自己啓発を無駄にせずきちんとやりたいのであれば
・自己啓発の素材となる教えや導き
・適切にサポートしてくれる専門家やチーム
・自身の現状に応じた、適切な費用と時間
これらが必ず必要になります。
分かりやすく例えるなら、病気に罹った人が治療をするのと同じです。
自身の病気の進行状況とその内容によって、専門の医者にかかり通院したり、入院したりしますよね。
この時に我流で治療したり、お金がないから入院はしないけど治すといったことはしないはずです。
自己啓発が無駄に終わる人のほとんどは、我流と独学で何とかして病気を治そうとしているのと同じなのです。
自己啓発が役に立たない人の6つの特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
7,メンタルブロックの放置
自己啓発が無駄に終わる人の七つ目の原因は、メンタルブロックを放置している点です。
なぜなら、あなたのメンタルブロックが現状のままでは、新しい考え方も手法も全く意味を為さないからです。
正しい自己啓発というものはあなたのメンタルブロックを外すことで、これまでにできなかったことやアイデアを生み出したりするものです。
メンタルブロックというものは、あなたの心構えに依存しています。
つまり、自己啓発が無駄だと主張している人たちは、心構えではなく手法ややり方を変えれば何とかなると思っている人たちなのです。
続いて、自己啓発を無駄にしないために必要なことについて詳しく解説していきます。
自己啓発を無駄にしない八つのポイント
自己啓発を無駄にしないためには、これから挙げていく内容についてしっかりと考えるようにしましょう。
1,自己啓発の目的を持つ
自己啓発を無駄にしないための一つ目のポイントは、目的を持つことです。
なぜなら「どう変わりたいのか」「どのような心構えを身につけたいのか」をきちんと決めることは、あなたの取り組みを前向きに、そして効果的にするからです。
自己啓発を目的を持たずに始めることは、目的地を決めずに旅に出るのと同じです。
これでは旅ではなくて放浪になってしまいますよね。
マラソンと同じで、ゴールがなければ人は辟易としてしまいます。
2,自己啓発の具体的な計画を立てる
自己啓発を無駄にしないための二つ目のポイントは、具体的な計画を立てることです。
なぜなら、あなたが身につけたい心構えをどのようにして身につけていくのかの計画がなければ、修正ができないためです。
計画があれば進捗が把握でき、行動をモニタリングして方針を見直す機会が生まれます。
「できるまでやる!」という精神は素晴らしいですが、無計画ではただの無謀になってしまいます。
3,継続的な努力を続ける
自己啓発を無駄にしないための三つ目のポイントは、継続的な努力を続けることです。
なぜなら、あなたの心構えや習慣を変えるためには一朝一夕ではいかないためです。
あなたの習慣やメンタルブロックも、これまでの人生の積み上げによるものです。
それを変えるためには、それ相応の時間を要することを認めましょう。
4,自己評価を行う
自己啓発を無駄にしないための四つ目のポイントは、定期的に自己評価を行うことです。
なぜなら、定期的に自分の進捗を評価することは課題や改善点を見つけることにも繋がり、フィードバックにもなるからです。
これまでの過程を無駄にすることなく、反省に活かすことは成功における重要な要素です。
また、自己評価により加点できる部分に関しては、自信に繋げることも可能になります。
5,柔軟性を持つ
自己啓発を無駄にしないための五つ目のポイントは、柔軟性を持つことです。
なぜなら、当初の目標や目的というものでは見えなかった部分を発見することにより、変化や変更を加えることが必要になる事態が発生するからです。
最初に決めた目的というものが、多少変わることはよくあることです。
自分の心構えを形成することも、現在の自分からの変化です。
目的や計画が変化することも、柔軟に受け入れるようにしましょう。
6,サポートチームを活用する
自己啓発を無駄にしないための六つ目のポイントは、サポートチームを活用することです。
なぜなら、専門家やサポートチームといったあなたを支援する外部の力は、あなたの目的を達成させるための支えとなるからです。
その際には怪しいものに騙されないよう、世界的に見て歴史と権威と実績があるものを選ぶようにしましょう。
世の中の大企業の社長には必ず専属のコンサルが付き、プロスポーツ選手にも必ず各専門家がサポートしている事実がこの重要性を物語っています。
7,興味や情熱を持つことについて啓発する
自己啓発を無駄にしないための七つ目のポイントは、自分の興味や情熱を持つことに対して啓発を行うことです。
なぜなら、自分が興味を持ち情熱を燃やせる内容であればモチベーションが下がることもなく、楽しみながら自己啓発を出来るので無駄にならないからです。
例えば勉強でもそうですが、楽しみながら学ぶことは成果を高めることが実証されています。
自分が身につけたい心構えは何なのか、興味を持っていることはどんなことなのかを追究してみましょう。
8,失敗を学ぶ機会と捉える
自己啓発を無駄にしないための八つ目のポイントは、失敗を学ぶ機会と捉えることです。
なぜなら失敗や挫折は成長の一環であり、それと同等かそれ以上の利益をもたらすものだからです。
失敗から学び改善点を見出すことは、次のステップでより効果的なアイデアを閃くきっかけとなります。
自己啓発を無駄にせず成果へ変えるために
自己啓発を無駄にしないためには自己啓発を成果へと繋げる人の特徴を理解し、自分に足りないものを知り身につけることです。
それこそが自己啓発です。
ダイヤモンドも扱う人によって、石ころにも宝石にも変わります。
自分自身をダイヤモンドとして宝石に変えることが出来るのか、それともただの石ころで終えてしまうのかということです。
例えば心構えを形成することで
・人付き合いが上手くなる
・コミュニケーションが円滑になる
・集中力が身につく
・きちんと計画を立てられるようになる
・健康に気を遣えるようになる
・相手を思いやることができる
このような、人として尊敬に値する人間へと変わることができます。
自己啓発に使った時間を無駄にしないよう、きちんとした自己啓発を選択して正しい自己啓発を行い、成果へと繋げられるようにしましょう。