自己啓発で話し方を変えるために知っておくべき3つのポイントを解説
自己啓発を行えば、現在悩んでいる話し方の問題や、コミュニケーションの取り方の問題を解決することも可能です。
ただし、なぜ自己啓発を行うと、話し方やコミュニケーションの取り方の問題を解決することができるのかを、正しく理解する必要があります。
なぜなら、自己啓発というものは、あなたの根本となる心構えを変えるものであり、スキルやテクニックを学ぶものではないからです。
自己啓発とはどういうものなのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
・口下手で人との会話が苦手
・コミュニケーション力が弱く、人付き合いができずに悩んでいる
このような悩みを抱えている人が、コミュニケーション力がある人の会話術を身に付けても、相手の印象は変わりませんので、この動画では
・なぜ自己啓発を取り入れると話し方が身につくのか
・話し下手の人やコミュ力が弱い人の問題点
自己啓発が、あなたの話し方を変えるロジックについて、自己啓発の業界に20年従事している専門家が一つ一つ解説していきます。
自己啓発で話し方は変わる?
自己啓発で話し方を変えることは可能ですが、世間の自己啓発ですと、ほとんどの場合で話し方が改善されることはありません。
なぜなら、自己啓発と言いながら、話し方のスキルやテクニックを教えているだけだからです。
世間の自己啓発のほとんどが役に立たない原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
物は試しに、あなたがこれまでに自己啓発で、話し方を変えるために必要なこととして学んだことを列挙してみて下さい。
・主張と理由は必ずセットで!
・話をするのではなく、話を聞こう
・声の大きさや振る舞いを変えよう
このようなものが多いのではないでしょうか。しかし、これらは自己啓発ではなく、ただの話し方のテクニックになります。
もちろん、これらもテクニックとしては有効なものですが、そのデメリットは「使える人」が使わないと全く意味がない点です。
つまり、現在コミュニケーション能力に問題があって悩んでいる人が使えるかと言われたら、土台無理な話なのです。
しかし、自己啓発で話し方を変えることは、冒頭に述べた通りで可能です。
そのためには、正しい自己啓発で話し方を変えるというのは「話し方」を変えるのではなく「あなた自身」を変えることに在ることを認識する必要があります。
自己啓発で話し方が変わるのはなぜ?
自己啓発をすると、話し方を変えることができます。それは、あなたの内面から変わることができるからです。
分かりやすく例えるなら、これまで自信を持つことができなかった自分が、自信を持つことができれば、顔の表情や話す際の言葉の抑揚なども変わるからです。
正しい自己啓発なら、刺激的なセミナーを受けることで、瞬間湯沸かし器のような一時的な状態変化ではなく、内面を変えることで永続的に変化する効果があります。
怪しい自己啓発セミナーに騙されないために必要なことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
あるいは、人と話すのが苦手な人の原因が恐怖する心に在る場合、恐怖の原因を理解することで、話すことを恐れなくなり、楽しんで会話ができるように変わります。
これが、本来在るべき自己啓発で、話し方が変わるというものです。
変化や克服の方法が強制であったり強引であるものには注意
自己啓発による話し方の内容を記載すると、よくあるのが
・「自己啓発っぽい何か」に引き寄せられてしまったり
・勘違いを起こして誤ったものに参加してしまう
このようなケースがあるので、併せて注意喚起も行っておきます。それは皆さんのイメージにもよくあるような、自己啓発セミナーと称して
・これまでの自分と決別したり
・自分が変わるためという名目で大声でアファーメーションを行ったりする
このようなものでは意味がないということです。なぜなら、心構えを変えるということは、強制したり強引に変えるものではないからです。
自己啓発セミナーで洗脳の被害に合わないために必要なことについては、以下の記事で詳しく解説しています。
自己啓発で話し方を身につけるために、自分の消極的な心構えと決別する、ならまだ分かりますが、過去の自分と決別したら、もはや自分ではなくなってしまいます。
心構えというものは、これまでの反復によって培われたものですから、習慣を変えるように、心構えもじっくりと時間をかけて継続させないと変化は訪れません。
ですので、自己啓発と称してよくあるケースの
・潜在意識をすぐに書き換える
・たった一回であなたを変える
このような謳い文句は、自己啓発ではありませんので注意するようにしましょう。なぜなら、これは脳科学の面から見ても本来あり得ないことだからです。
潜在意識というものは、習慣を蓄積したものですので、即席でどうこうすることが、潜在意識についての根本部分の理解から間違ってしまっています。
よくある自己啓発や成功哲学、哲学の違いについては以下の記事で詳しく解説しています。
これを、日常生活で分かりやすく例えるなら、喫煙習慣や飲酒習慣、浪費癖がある人がパッと断つことで、いきなり辞めることができないのと同じです。
自己啓発で話し方を変えるための3つのポイント
これまでお話した内容も踏まえて、自己啓発で話し方を変えるために、覚えておくべき三つのポイントは以下の通りです。
ポイント1:話し方の問題となっている原因を知る
自己啓発で話し方について調べているということは、現在の話し方に何かしらの問題を抱えている、ということの証明でもあります。
それであれば、話し方の解決法ではなく、話し方の問題となっている原因を探ることに、注力してみるようにしましょう。
そうすれば、問題を一時的ではなく、永続的に解決することができます。問題が発覚したら、治療方法として自己啓発を活用すれば、現状を改善することができます。
ポイント2:スキルやテクニックではなく内面を変える
スキルやテクニックでは、話し方の問題を根本から解決することはできません。
話し方の問題を解決したいのであれば、必ずあなたの内面を変えるものを選ぶようにして下さい。本当にそれだけで、周囲のあなたを見る目も変わっていきます。
よくある間違った例で「怪しい自己啓発セミナーへ行ってから、人が変わったようにおかしくなった」というケースを耳にしたことがあるでしょう。
これは、学ぶものを間違えてしまい、エネルギーのベクトルも間違ってしまっている悪い典型ですが、周囲へ明らかに変化したことは伝わっています。
要はこれが正しい形で、かつベクトルが間違っていない状態になるのが、正しい自己啓発ということです。
このように、正しい形で変化を迎えることができるようになると、周囲からは
「◯◯さん、最近明るくなってイメージがすごい良くなったよね!一体何をしたの?私も◯◯さんみたいになりたいから教えて!」と言われるように変わるのです。
ポイント3:時間が掛かることを覚悟する
あなたが、自己啓発を通じて話し方を根本から改善するためには、時間が掛かることを覚悟して下さい。
あなたの心構えを変えるのに、どれだけの時間が掛かるかは、あなたの現在の心構えの状態に依りますので、一概に「これくらい」と安易に表現することはできません。
しかし、正しい自己啓発を継続することで、確実に話し方を変えるための変化を迎えることは可能です。
心構えというものは、いきなりパッと変わるわけではありませんので、当の本人も変化にはすぐに気づかないものですが、ある日、ふとしたきっかけで気付くものです。
例えば、ネガティブな心構えを持っている人が、ポジティブに変わろうと日々努力していると
「あれ?昔なら何かあると、すぐにネガティブな一面が顔を覗かせていたのに、そういえば最近、ネガティブなことを考えることがなくなってる!」と言った具合です。
ここまでくれば、周囲も当然あなたの変化には気づきますので、自然と対応も変わってくるのです。
自己啓発で話し方を変えれば人生も変わる
自己啓発で話し方を変えることの最大のメリットは、人生そのものも変える力を持っているということです。
話し方のスキルや、テクニックを学ぶのもその場凌ぎにはなりますが、時代や流行りに応じて内容のアップデートが必須になります。
あなたの心の内面となる、心構えや習慣を変えるということは、自転車の乗り方と同じで、身につけてしまえば忘れることもなく、永続させることができるものです。
しかし、そのためにはどのような自己啓発でも良いわけではなく、かつ自己啓発の周囲に蔓延る罠を避けなければいけません。
これらに気をつけて、正しい自己啓発を選択し、自分が望むレベルの話し方を身に付けて、人生を楽しんでいきましょう。
- 自己啓発で話し方が変わる理由は、あなたの心構えを変えることで人が変わるから
- スキルやテクニックは、土台となる心構えが構築されていないと無意味になる
- 話し方が変われば周囲も変わる。ただしそれには時間が掛ることを覚悟しよう