モチベーションの上下が激しくて悩んでいる人必見!維持するコツとは?
ものすごくモチベーションが上がりやすいんだけど、その反動でものすごく下がりやすい…
このような症状は誰もが一度は悩む問題です。
モチベーション管理が上手な人と、そうではない人との差は一体どこにあるのでしょうか?
・モチベーションがすぐに下がってしまい、やる気が出ない
・モチベーションの管理方法に悩んでいる
・部下のモチベーションを上げることができない
モチベーションに関するこのような悩みは、プロの選手や大企業であっても解決できずに私達のところへ相談に訪れるケースが非常に多いものです。
そこでこの記事では、自己啓発の業界に20年従事している専門家が、モチベーションを高く維持し続ける人とそうでない人との決定的な違いとその本質について詳しく解説していきます。
モチベーションを維持するコツは火山になること
初めて見た時の山は、実に印象的な眺めです。
しかし、たくさんの山を一種単調な頻繁さで見てしまうと、風景の一部と同化してしまい「山は山だ」となってしまいます。
山はただそこにあるだけで、何をしているわけでもありません。
しかし、火山は違います。
山が火山になると輝きを持ち、熱を持ち、辺りを揺らします。
風景の一部、群衆の中の一つの顔、グループの中の一人になってはただの山と同じです。
火山を止められる人はいません。
熱を放ち、周囲の注目を集めます。
火山になりましょう。
人は、火山に注意を払います。
目を見張らせる山です。
火山のように動き、生きてください。
マグマのように外に光を放てるように、内なる輝きを灯し、外に熱を与えてください。
火山を止めようとする人はいません。
邪魔をする勇気のある人もいません。
突進してくる、止めようのない、常に広がっていく、全てを飲み込む熱の力に誰も逆らおうとはしません。
あなたは、自分ですら驚くほどの止めようのない存在になりたいですか?
火山の源は熱です。
内なる灼熱です。
それならばただの山にはならず、人間火山になることです。
ジム・ローン
モチベーションを維持できる人と上下する人の違い
モチベーションの維持に関して、「上下」と表現すると、よく勘違いされがちなのは「噴火しよう」とはどこにも書いていないのに、噴火を目指す人が多いということです。
火山であることとは「消えることのない、岩石をも溶融することが出来る、内なる熱源を持つこと」であって、決して「噴火(目立つ)すること」ではないのです。
熱源を持つことは、自分のために有効に使うことで真価を発揮します。
モチベーションを維持する熱源は、自分しか高めることはできない
モチベーションや熱意といったものは、他人がどうにかして引き出してくれるものではありません。
なぜなら、本人以外はモチベーションの鍵になる熱源が、どこにあるのか探ることの手助けをする事はできても、他人が増長させたりできるものではないからです。
例えば、他人に無理やりモチベーションを上げられたことを、よく「瞬間湯沸かし器」などと表現されたりします。
これはその名の通りで、瞬間的に沸騰することはあっても早ければ翌日、大体は1週間、ほとんどは1ヶ月もたてばすぐに元の状態に戻ってしまいます。
例えば、今までにこのような経験ありませんか?
・本を読んで内容に感化される
・セミナーに参加して、会場の空気感に盛り上がる
・誰かに会って、話の内容で気分が高揚する
こういった例の状況で一時的に、普段感じない程にやる気が高揚した経験はありますよね?
ところが、気分が高揚しても早ければ翌日、大体は1週間、ほとんどは1ヶ月もたてばすぐに元の状態に戻ってしまう。
このように、気分が高揚しては落ち込んで…の繰り返しの反動はとても危険です。
なぜなら、この繰り返しは非常にエネルギーを使うものだからです。
これを数回も繰り返せば、すぐに本人は疲弊してやる気が無くなってしまうというデメリットがあります。
この状況を分かりやすく例えるなら、馬に全力で鞭を打って、速度が落ちたらまたすぐにニンジンを目の前にぶら下げて鞭を打ち続けているようなものです。
これでは馬はすぐに疲弊して、すぐに足を止めてしまうのはご理解頂けるでしょう。
自己啓発しているのに全く成果に繋がらず悩んでいる人は、以下の記事が参考になります。
また、よく見かける失敗例ですと
・周りの注意を引きつけるために、やる気の小噴火を頻繁に起こしカラ元気で盛り上がる人
・自分を焚きつけるために、やる気の噴火と鎮火を繰り返す活火山のような忙しい人
このような人をよく見かけます。
これらは、どちらも絶対的な存在の「内なる熱源」が無いので、一見目立っているようにも見えますが、瞬間的であるため気分が上がっては動き、気分が下がったら意気消沈して引きこもるの繰り返しをしています。
気分の上下は自分にも周囲にも影響を及ぼします。
いつもこのような状態だと自分の信用を落とし続けてしまうばかりで、なかなか自分の周りに人が集まってくることはありません。
それどころか「なんかこの火山は挙動がおかしいな、ちょいちょい噴火しているから危ないし」と感じて、どんどん自分の周りから人が離れていく原因になってしまいます。
モチベーションの要になる熱源は、周りにアピールするものではなく自分で活用するもの
第一に頻繁に気分が高揚しているような噴火アピールをしていないと、周りに気付かれないような熱源では意味がありません。
では、モチベーションの正しい使い方をしていて、参考にするべき人とはどのような人でしょうか?
・身の周りにいる、常に正しいエネルギーに溢れている人
・内なる熱源を感じる人
こういった人を見かけたら、何がその人の熱源なのかを聞いてみましょう。
何より重要なことは、内なる熱源を持つことは周囲の人へどれだけ自分の熱量があるのかを見せつけるためにあるわけではありません。
内なる熱源を持つことは、自分自身の行動を成果に繋げるために必要なエネルギーであり、その行動を継続させるために必要な動力源なのです。
大切なのは、冷めない、そして消えることのない熱源を自分自身の内側に保ち続けることです。
そうすることで、気分を上下させずに常に高く維持することが出来ます。
純金はキラキラしているものだが、金メッキはギラギラしている
人間もこのように例えられるように、熱があるようでも意味が違う別物では、成果に繋げるまでのモチベーション維持はできなくなってしまいます。
つまり、参考対象や参考内容を間違えていたら、いつまでも状況は変わることはないのです。
例えば、自分が行動や考え方を参考にしている人も、蓋を開けたら実はただの金メッキだった…という場合にも、気分の上下運動は改善することなく繰り返されます。
モチベーション維持に必要な熱源を持てない人の特徴
自身の内側に熱源を持てない人は、そもそも岩石を溶融するほどの熱量を持っていないということです。
熱源と熱量は全くの別物です。
熱源とは熱を供給する源であり、熱量とはエネルギーとしての量です。
例えば、マグマというものは岩石が溶けることで発生します。
あの硬い石がマグマに変わるレベルまで、溶融するほどの高い熱源が必要なのです。
この熱源は地下深いマグマ溜まりというところで生成されます。
あなたの内側の奥底にも、マグマ溜まりと同じレベルのものが存在していますか?
これが、例えば生半可な程度の熱源では石が温まるか、もしくは少し温度が高い程度の熱源では「熱っ!」といったレベルで終わってしまいます。
人間も同じで、モチベーションの要になる熱源は内側の深い部分で作られるものです。
自分の内側に、消えることのない熱源を持つためには?
先程のマグマ溜まりのように、岩石が溶けるほどの熱源が自分の内側の深い部分にないといけません。
目標や目的を持つことの大切さについては、以下の記事が参考になります。
マグマのように、いつまでも内側の奥底から湧き出る熱源を見つけられるかどうかが、自分のモチベーションを常に高く維持できるかどうかの鍵になります。
あなたが自身の内側にマグマを持つことができた時、モチベーションの維持に悩む必要はなくなります。
ここまでこの記事をお読みの方であれば、きっと「では一体、その熱源とは?」となっていることでしょう。
熱源とは非常に単純です。それは、あなたにとって何としてでも達成したい願望や明確な目標です。
「目標や願望は持っている。でもモチベーションが上がり下がりしているから困っている」という声が聞こえてきそうですね。
なぜ、マグマレベルの熱源になっていないのかも合わせてお答えしておきます。
それは、あなたにとって願望や明確な目標というものが「それほど熱を持つ対象」になっていないからです。
もしくは、あなた自身は目標だと思っていても、実際は「希望」レベルのものにしかなっていないからかもしれません。
いずれにしても、正しく「何としてでも達成したい願望や明確な目標」になっているのであれば、自然とマグマ溜まりになります。
例えばですが、あなたが現在いる地点から1キロ先に1億円が置いてありますので、誰よりも早くその1億円に触れればあなたに差し上げます、と言われれば自然とあなたの内側にはマグマが発生するでしょう。
あるいは、面識がない相手でも結構ですので、あなたの大好きな人へあなたのSNSアカウントで好意を公表すれば、必ず相手も好意を持って連絡してきます、と言われればマグマがグツグツと煮えたぎり、1秒でも早く行動するでしょう。
目標や願望といったものはただ設定すれば良いわけではなく、あなたの熱源とならなくては意味がないのです。
あなたにとって何が一番の熱源になるのか?
これを探し求め見つけることができれば、あなたを成功へと突き動かすマグマ溜まりとなります。
- 火山であることと噴火することは全く意味が異なる
- 火山で在り続けることは周りに人が集まってくる要因になる
- 自分の内側、奥底に岩石をも溶融するほどのマグマ溜まりと同等の熱源を持つ